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技術開発

JS技術開発情報メールNo.114

 

日本下水道事業団(JS)

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JS技術開発情報メール

       2011・7・4 No.114

━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◆JS技術戦略部

 

このメールマガジンでは、日本下水道事業団の技術戦略部から、技術情報をお知らせするとともに、時節の話題などについてご紹介していきます

 

3ヶ月の休止から、やや趣を変えて、メルマガ復刊いたしました。

できるだけ有意義な情報をご提供していきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

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■ もくじ ■

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【1】トピックス

 ◇技術戦略部長 挨拶

 ◆技術戦略部の組織紹介

 ◇第48回下水道研究発表会で研究成果を発表

 ◆下水道展'11東京JSブースの紹介

 ◇日本下水道協会より優秀論文賞を受賞

 ◆放射性物質の分析をまもなく始めます

 ◇新規共同研究決定のお知らせ

 

【2】技術情報

「リン回収を目的とした安定的な生物学的リン除去法の技術開発」(水処理技術開発課)

 

【3】JS他部署から

 「国際室ができました」(国際室)

 「H23下水道技術検定・認定試験情報」(研修センター)

 「H23地方研修の開催」(研修センター)

 

【4】シリーズ---下水道関係者が持つ、ささやかなノウハウ

★第1回 強風のときでも飛んでいかないブルーシートの張り方

 

【5】編集後記

 

 

 

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■ 1 トピックス ■

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◆◇ 技術戦略部長 挨拶 ◇◆

 

このたび、JS技術戦略部長を拝命しました野村充伸です。技術戦略部は、この4月に技術開発部と品質管理センターを統合して、新たに創設された組織です。

 

今まで技術開発部は新技術等の開発部門であり、品質管理センターは実用化、標準化を担当する品質管理部門として、別々に、それも埼玉県と東京で別々に業務をしていました。しかし、本来は新技術を開発すれば、速やかに基準化、標準化して、市場にすなわち実施設の建設に結びつけることが、JSの業務の目的であり、ゴールのはずです。

 

そこで、今回の機構改革で、開発部門と品質管理部門を東京の本社で統合させました。このお陰で、新技術の開発と基準化・標準化がぐーんと近くなり、連携、意思決定が非常に早くなったのを実感します。

 

実際に、4月以降では、東日本震災の復旧の技術的な検討を行う際も、仙台の震災復興支援室から上がってくる質問、要望について、旧技術開発部門の開発担当課長や旧品質管理部門の基準担当課長が東京のオフィスの会議机に会して検討を行いました。このお陰で、応急復旧などの今までにない質問の回答は以前よりはるかに早いスピードで、適切に設計へ返すことができました。

 

このように、新たな組織に移行したことで、この震災復旧という危機的な状況のもとでも、すぐに機構改革の効果を発揮することができました。これは、「技術の善循環」がうまく廻っていることだと、私は考えています。この「技術の善循環」については、ちょっと長くなるので次回お話する予定としています。では、今後とも、技術情報満載のメルマガをよろしくお願い申し上げます。

 

(技術戦略部長 野村 充伸)

 

 

 

 

◆◇ 技術戦略部の組織紹介 ◇◆

野村部長の挨拶にありましたように、JSの開発部局と実用化・標準化の部署が統合されました。

 

(JSの組織改変)

 

(技術戦略部の実施体制)

 

(新技術推進課)

 

 

 

◆◇ 第48回下水道研究発表会で発表 ◇◆

 

本年度も(社)日本下水道協会の主催で第48回下水道研究発表会が、7月26日(火)〜28日(木)にわたって東京ビックサイトで開催されます。試験研究成果の普及の一環として、技術戦略部から7名が発表を行ないます。加えて、共同研究者等との連名発表が13件あります。

http://www.gesuikyou.jp/kenpatu/pdf/program.pdf

 

(水処理技術開発課・資源技術開発課)

 

 

◆◇ 下水道展'11東京JSブースの紹介 ◇◆

 

7月26日(火)〜29日(金)の4日間にわたり東京ビックサイト東展示棟1・2・3ホールで下水道展'11東京が開催されます。JSでもブースを設けホットな情報を提供します。今年は、「今こそ!JS!確かな技術と幅広い経験の蓄積」をテーマにJSの最新の取組みをパネル等で紹介します。平膜を用いた膜分離活性汚泥法(MBR)の模型も展示します。膜によるろ過の様子をご覧いただけます。下水道展ご来場の際には、ぜひJSブースにもお立ち寄りください。

/2011gesuido/2011gesuido.html

 

(新技術推進課)

 

 

◆◇ 日本下水道協会より優秀論文賞を受賞 ◇◆

 

6月30日に開催された日本下水道協会通常総会において、JSと日立プラントテクノロジーの共同研究成果について論文投稿したものについて、優秀論文賞が与えられました。

 

〔優秀論文賞〕(学術部門)

「包括固定化担体を用いた亜硝酸化硝化・アナモックスプロセスによる汚泥脱水ろ液中の窒素除去」(平成22年10月号掲載)

 

著者:木村裕哉 日立プラントテクノロジー

   井坂和一  日立プラントテクノロジー

   能登一彦  日立プラントテクノロジー

   生田創   日立プラントテクノロジー

   糸川浩紀 JS(現:東日本設計センター計画支援課課長代理)

   村上孝雄 JS(現:理事)

 

★この共同研究のリーフレットは

/g/g2/pdf/103.pdf

 

☆この研究の成果は技術評価書として発行されています

/g/g4/g4g/kgihyo.html

 

(水処理技術開発課)

 

 

 

◆◇ 放射性物質の分析をまもなく始めます ◇◆

 

原子力発電所被災の影響で、多くの下水汚泥から放射性物質が検出され、今後、モニタリングのため、継続して分析を行う必要が出てきています。しかし分析を出来る機関が限られており、多くの公共団体が困っている状況です。また、国土交通省下水道部よりJSへ分析に関する支援要請もありました。

そこでJSでは、放射性物質分析に向けて、分析器の購入、受け入れ体制の整備等、受け入れ環境の準備を開始しました。

分析が出来る準備が整い次第、再度お知らせをいたします。

 

(新技術推進課)

 

 

 

◆◇ 新規共同研究決定のお知らせ ◇◆

 

新たに下記3件の共同研究を開始します

 

★JS共同研究のご案内

/g/g2/g2a.html

 

------提案型 2件--------------------------------------

■テーマ1 (株)石垣

「圧入式スクリュー濃縮脱水機による脱水ケーキの低含水率化と汚泥性状の変動に対する処理安定化」

 

■テーマ2 メタウォーター(株)

「悪臭バリアフィルムによる下水汚泥の無臭燃料化技術の開発」

 

------簡易提案型 1件-----------------------------------

■テーマ 水道機工(株)

「回転ドラム式ろ過機の下水一次処理水への適用性に関する研究」

 

(新技術推進課)

 

 

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■ 2 技術情報 ■

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◆◇ 水処理技術開発課 ◇◆

 

「リン回収を目的とした安定的な生物学的リン除去法の技術開発」

 

平成22年度から効率的かつ安定的にリン除去・回収を行うことを目的として、JS独自で固定化担体を用いた生物学的リン除去・回収システムの技術開発を進めています。これまでに、生物学的リン除去に適した固定化材料(高分子ポリマーのゲル)の検討と、リン除去を担うリン蓄積細菌の集積を行いました。今年度は、リン蓄積細菌を集積した活性汚泥を複数の固定化材料に包括固定化し、リン除去性能の短期的・長期的な評価を行い、リン除去・回収システムの検討を実施する予定です。

 

☆概要・フロー図

/g/g4/g4t/pdf/rinkaishu.pdf

 

 

 

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■ 3 JS他部署から ■

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◆◇ 「国際室ができました」(国際室) ◇◆

H23年度からJS内組織改変に伴い、「国際室」ができました。

/company/gaiyou/pdf/H23sinsosikizu.pdf

 

よろしくお願いいたします。

JSホームページ(英語版)も随時リニューアル中です。

/english/index.html

 

地方公共団体様の英語ホームページの相互リンク情報などありましたら、

mailto:js-internationalinfo@jswa.go.jp

までご連絡ください。

 

 

 

◆◇ 「H23下水道技術検定・認定試験情報」(研修センター) ◇◆

 

平成23年度試験日程・実施要項をアップしました

/gijutsu_nintei/h23gijutsu_keintei.&nintei.html

 

 

◆◇ 「H23地方研修の開催」(研修センター) ◇◆

 

7月、8月に実施する地方研修の日程・実施要綱をアップしました。

9月以降についても随時ホームページにアップします。

/kensyu/goannai/iciran/iciran.html

 

 

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■ 4 シリーズ---下水道関係者が持つ、ささやかなノウハウ ■

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★★下水道関係者が持つ、ささやかなノウハウ

論文発表するほどでもない、しかしこの知見を得るのには、ちょっと苦労したよというような情報は、個人ノウハウに埋没するか、飲み会の席での肴になるかくらいになってしまいます。せっかくのノウハウなのにもったいない。

 

このコーナーでは、そんな小さなノウハウをご紹介します。

 

★第1回 強風のときでも飛んでいかないブルーシートの張り方

 

重量が軽い土砂類や雨ざらしにしたくないものを、屋外にやむなく野積みをする場合があります。

その場合、その野積対象物の上に、土砂類の飛散防止のためにブルーシートを張り、さらにその上に土嚢や古タイヤを載せてブルーシートのあおりを防ぐ方法が普通です。

 

通常の場合はこれで十分なのですが、台風のような強風が吹く場合、土嚢の押さえの隙間からブルーシートの裏側に強風が吹き込み、あっという間にブルーシートが飛ばされてしまう場合があります。そもそもブルーシートは表面がツルツルなので、土嚢も滑り落ちやすくなっています。

 

とある現場。

台風襲来前にブルーシートの上に土嚢を乗せて、飛んでいかないように万全を期していたつもりだったのですが、台風一過の現場では、敷地を越えてブルーシートがあちこちに飛ばされていました。

 

そこから現場では、改善のためにメンテさんとしばらく模索が続きました。

 

(1)杭打ち作戦
覆ったブルーシートに、土嚢ではなく杭を打ち込んで、地面に固定した。
    ↓
固定した杭の部分が強風で破け、ブルーシートは飛んでいった。
下がコンクリート面の置場には対応できなかった。

 

 

(2)大量土嚢作戦
土嚢をブルーシートの周辺の線上に隙間無く並べ、強風がブルーシートの裏側に入り込まないようにした。
    ↓ 
土嚢すらズリ動く強風で隙間が発生し、飛散数は減ったが飛んでいくブルーシートがあった。
そして何よりまず多数の土嚢が必要で、事前準備が面倒であった。

 

 

(3)ガリバー作戦
ブルーシートの上に複数のロープを張り、そのロープの両端に土嚢を結びつけた
    ↓
通常の強風の際は大丈夫だったが、台風級の際にはやはりあおりを受けて、飛んでいくブルーシートがあった。

 

 

結局、問題点としては、ブルーシートのような面で広がっているものを、線や点で押さえるからダメなのであろうと、いうことになりました。

 

そこで出てきた改善案が、網のようなもので、面的に全体を押さえれば良いのでないかということでした。わざわざ何かを購入するのももったいないので、色々模索した結果、近くの漁協から使わなくなった重めの漁網を貰い受け、ブルーシートの上にその漁網を広げ、その上に土嚢を載せ、念を入れてその漁網を杭で固定するという手法をしてみました。

 

効果は絶大でした。台風前と変わらぬ状況が、そこに広がっていました。

 

今回の震災で崩れた家屋の屋根の上に、応急措置のブルーシートと土嚢が乗っている状態を見て、そんな昔の経験を思い出しました。

 

・・・・・論文発表するほどでもないような、小さなノウハウや情報をお持ちの方、情報をお寄せください。

この場でご紹介できればと思います。またご意見などはこちらへmailto:gikaiinfo@jswa.go.jp

 

 

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■ 5 編集後記 ■

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★★編集後記

今年の夏は、多くの人が弱々しい冷房環境で過ごさなければならなそうです。

完全密封の部屋で、冷房をキンキンにかけないとスヤスヤ寝られそうにない、典型的な現代っ子である私には、インターネットの電気予報を恨めしく見つめる日が続いています。

 

その暑さ対策として、私は先週から毎朝、生キュウリを1本食べることにしています。

一般的に、夏野菜(キュウリ、トマトなど)は体を冷やし、冬野菜は体を暖めると言われています。

 

インターネットの情報では、火照った体も、あら不思議、とても涼しくなるとのこと。思い込みもあるかもしれませんが、食べ始めてから、今までよりクールな自分になって来た気がします。

 

みなさんもクールにキュウリをきめてみませんか?

 

(K)

 

 

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