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技術開発

JS技術開発情報メールNo.131

 

日本下水道事業団(JS)

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               JS技術開発情報メール

       2012・10・15 No.131

━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◆JS技術戦略部

こんにちは。

急に季節が変化したようで・・・

朝晩の肌寒さが、身に沁みる今日この頃・・・

さて、みなさま、いかがお過ごしですか。

風邪などに、お気をつけて、お過ごしください。

いつも「JS技術開発情報メール」を、お読みいただきありがとうございます。

今月号も最後までおつきあいください。

 

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■ もくじ ■

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【1】はじめに

◆下水道漫筆                     (技術戦略部)

 

【2】トピックス

◆JS技術報告会の開催 (JS)

◇第2回 膜分離活性汚泥法専門委員会     (水処理技術開発課)

 

【3】技術情報

◆[新シリーズ 技術紹介]

「津波対策を提案」                (技術基準課)
「エネルギー回収型嫌気性消化システム」 (資源技術開発課)

◇シリーズ---下水道で活躍する微生物たち

汚泥処理で活躍する「メタン菌」            (水処理技術開発課)

 

【4】JS他部署から

◆IWA World Congress & Exhibitionに参加しました  (国際室)

 

【5】 下水道よもやま話

◇ホンオフェ体験記   理事   村上 孝雄

 

【6】国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(9月分) (国際室)

 

【7】編集後記

 

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■ 1 はじめに ■

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◆◇ 「下水道漫筆」 ◇◆

暑さも一段落すると、台風が頻繁に日本列島を襲うようになりました。

前回の台風17号は、愛知県に上陸し、東海、関東、東北地方を縦断することになりました。ちょうど、その週末は名古屋でシンポジウムに出席しており、ゆっくり市内を散策するつもりが、台風の影響を避けて逃げるように早い時間の新幹線で東京に帰ることになりました。

 

9月中旬の台風16号は、最低気圧900hPaの猛烈な台風になり、本土への直撃はまぬかれたものの、韓国の慶尚南道から朝鮮半島に上陸し、半島を北上して日本海へ抜けました。上陸した9月17日は、ちょうど釜山で私の参加したIWA(International Water Association)のWorld Water Congress & Exhibitionの初日で、李明博韓国大統領が総会で挨拶する予定でした。この後、大統領は隣接する国際展示場で サムスンのブースを訪れ、韓国企業のMBRの国際進出を華々しく演出する予定と聞いていました。しかし、この日本から来た台風16号のおかげで、すべてがキャンセルされ、総会挨拶はビデオレターに代わりました。

 

サムスンにしてみれば、日本から来た台風のおかげで少し出鼻をくじかれた感があったのではないでしょうか。しかし、展示会でのサムスンのブースは、多くの学者、マスコミなどから注目され、日本からの取材も入っていました。そのサムスンは、膜本体の高強度、軽量、形状・ヘッダーを工夫したモジュールなどの最新技術とコストパフォーマンスをセールスポイントとして宣伝していました。

 

強く感じたのは、韓国政府と企業のスピードです。サムスンは、膜の製品化をわずか3年のうちに達成しました。2010年の「低炭素・グリーン成長基本法」を期に、国が「水産業育成戦略」を打ち出し、2020年までに韓国を世界的な水ビジネス大国にすべく、日本円にしておよそ2400億円を、官民挙げて投資することとしました。さらに、世界に通用する水企業を8社育成し、3万7千人の雇用を生み出す方針を打ち出しました。まさに、官民あげての取り組みになっています。

 

果たして、日本で同じスピードで事業が進められるのでしょうか。また、このスピードを達成するためには、何が必要なのでしょうか。

本当に、考えさせられる出張でした。

 

                                                                                      (技術戦略部長 野村充伸)

 

 

 

 

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■ 2 トピックス ■

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◆◇ JS技術報告会の開催 ◇◆

恒例となりましたJSの技術報告会ですが、平成24年度技術報告会(10月18日:東京、11月7日:大阪)を開催します。

この技術報告会は、JSがこれまで取り組んできた調査研究・業務の内容を地方公共団体をはじめ下水道関係者に幅広くご紹介する「外部向け情報発信の場」として開催しているものです。

 

▼詳細はこちら↓

/houkokukai/index.html

 

 

 

◆◇第2回膜分離活性汚泥法専門委員会◇◆

「第2回膜分離活性汚泥法専門委員会」(委員長:長岡裕 東京都市大学教授)が9月24日(月)にJS本社にて開催されました。

本専門委員会は、3月29日にJS理事長から技術評価委員会に諮問された「膜分離活性汚泥法の技術評価(第2次)」について

付託を受け、詳細な技術的検討を行なうものです。

 

本年度末の答申を目標に、

@膜分離活性汚泥法(MBR)技術の体系的整理、

AMBR固有の技術的特徴、

BMBRの改築更新への適用手法、

CMBRの運転管理手法

の4点について、取りまとめられる予定です。

 

第2回専門委員会では、

@MBR技術の体系的整理、

AMBR固有の技術的特徴

について、評価報告書の掲載内容に関する議論が行なわれました。

 

次回専門委員会は、12月下旬に開催される予定です。

 

                                            (水処理技術開発課)

 

 

 

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■ 3 技術情報 ■

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今年の8月号(2012.8.No.129)では、下水道展にご来場できなかった方々への情報発信として、会場で放映した「宮城県仙台市南蒲生浄化センターにおける東日本大震災の被災状況とその後の復旧・復興の取組み」の映像を紹介させていただきました。

 

今号から新シリーズとして、下水道展でパネル展示した技術の概要や特徴などを、紹介してまいります。

今号では、パネル展示した技術のうち、

@耐津波対策を提案、

Aエネルギー回収型嫌気性消化システム

を紹介させていただきます。

 

 

◆◇「津波対策を提案」 ◇◆

下水道施設は、東日本大震災における津波被害を踏まえ、最大クラスの津波が来襲した場合であっても、人命の安全確保、構造物の倒壊等を防ぐとともに、基本機能である揚水機能および消毒機能等を確保するための津波対策を総合的かつ効果的に推進する必要があります。

 

長期に停止した場合の影響が大きい処理場においては、沈殿機能や脱水機能についても、同様に、耐津波性能の向上を図ることが必要です。

耐津波対策を講じる処理場・ポンプ場は、津波より先の地震に対して耐震安全性を確保する必要があるため・・・・

 

▼続きはHPで↓

/g/g5/g5m/ms/ms.html

 

▼詳しくはHPで↓

/gesuidouten/2012/pdf/04tsunami.pdf

 

                                                   (技術基準課)

 

 

◆◇「エネルギー回収型嫌気性消化システム」 ◇◆

近年では、地球温暖化問題や東日本大震災後の電力を中心としたエネルギー問題を契機として、再生可能エネルギーの利用が求められるようになり、消化ガスとしてエネルギーを回収できる嫌気性消化プロセスが再度脚光を浴びるようになりました。

JSでは、民間企業と共同研究を実施した『担体充填型高速メタン発酵システム』、『熱改質高効率嫌気性消化システム』を対象とした技術評価を行いました(平成24年4月20日答申)。

特徴としては、『担体充填型高速メタン発酵システム』では、

 

@担体を充填し高速発酵を行うことで、消化日数5〜10日に短縮できる、

A消化タンクの容量を従来と比較して、1/3〜1/6に省スペースを図れる、

B生ごみとの混合消化が可能で、電力自給率100%も可能である、

 

などの利点が挙げられます。

 

一方、『熱改質高効率嫌気性消化システム』では、

@残渣汚泥の低減や、有機物の分解率を向上し、全体の消化率の向上が図れる、

A脱水性の改善、減量化を図ることで、脱水汚泥量が従来と比較して、1/2〜2/3に削減できる、

B消化日数15日程度短縮できる、

C再生エネルギーの回収効率が向上し、消化ガスの発生量が従来と比較して、10〜30%程度増加する、

などの利点が挙げられます。

 

今後、これらの技術の導入を積極的に図るとともに、下水道におけるエネルギー回収に関する支援を行っていく予定です。

なお、技術評価書では、嫌気性消化プロセスのエネルギー回収効果や特徴を明確にすると同時に、下水道事業へ適用する場合の設計や運転管理上の留意事項をまとめていますので、ご活用下さい。

                                                       

▼詳しくはHPで↓

/gesuidouten/2012/pdf/09gihyo.pdf

                                                                                (資源技術開発課)

 

 

 

◆◇ シリーズ  下水道で活躍する微生物たち ◇◆

今回は、汚泥処理で活躍する「メタン菌」を紹介します。

 

【だれが?】

メタン菌

【どこで?】

汚泥処理施設の嫌気性消化タンク内

【何をする?】

下水処理過程で発生した汚泥を処理する際に、汚泥量の減少・安定化を目的として微生物による「嫌気性消化プロセス」が採用されることがあります。「メタン菌」は、このプロセスにおいて活躍する微生物です。

嫌気性消化では、酸生成菌によって、汚泥中に含まれる比較的高分子の有機物から酢酸などの有機酸が生成されます。次に、メタン菌が有機酸をメタンや二酸化炭素へと転換します。

最近では、下水汚泥の嫌気性消化プロセスで発生したガスから不純物を除去してメタンを精製し、消化ガス発電や自動車の燃料、都市ガスとして利用するシステムが実用化されています。

 

                                       (水処理技術開発課)

 

 

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■ 4 JS他部署から ■

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◆◇IWA World Congress & Exhibitionに参加しました◇◆

       技術戦略部技術開発審議役・国際室長  藤本 裕之

 

「お客様の搭乗予定の釜山行きの便は、台風の影響により運航中止となりました。」・・・ 9月17日(月)から韓国釜山で開催されたIWA World Congress & Exhibition(世界水大会・展示会) に参加するため、成田を前日夕方に出発することにしていましたが、・・・

 

▼続きはHPで↓

/g/g5/g5m/ms/131-2.pdf

 

 

 

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■ 5 下水道よもやま話 ■

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ホンオフェ体験記

                    理事    村上 孝雄

 

皆さんは、ホンオフェ(洪魚膾)をご存知でしょうか?これは、韓国南部の全羅南道の郷土料理で、ホンオ(ガンギエイ)の切り身を壷に入れて発酵させたものですが、強烈なアンモニア臭を放ち、臭い食べ物ランキングでは堂々の世界第2位にランクされる食品です。ちなみに・・・

 

▼続きはHPで↓

/g/g5/g5m/y/pdf/y113.pdf

 

 

 

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■ 6 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(9月分) ■

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 日付 キーワード URL

 

9/5 川崎水ビジネスネット 水需要調査

http://www.ssz.or.jp/nikkan/data/this-year/09/nikkan_2012-09-05.html

9/5 東かがわ市 水道料金値上げ

http://www.excite.co.jp/News/science/20120905/Fujiyama_water_3145.html

9/10 JBEC 大和リース 豊田通商 三井化学 バイオ水素

http://news.livedoor.com/article/detail/6936855/

9/13 サムスン 水ビジネス参入

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/131385.html

9/24 埼玉県 タイ下水道公社 研修 

http://www.saitama-swg.or.jp/thai-kensyuusei/2012.09.18thaikensyuusei.pdf

9/25 国土交通省 バイオマス発電 実証

http://www.nikkan.co.jp/dennavi/news/nkx0520120925qtkd.html

 9/25 大阪府 下水処理施設 メガソーラー事業

http://www.excite.co.jp/News/science/20120925/Fujiyama_water_3201.html

9/25 大阪市 ベトナム国 カウンターパート研修

http://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000184286.html

9/26 会計検査院 下水道余剰施設

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201209260067.html

9/26 韓国企業コンソーシアム タイ 水ビジネス

http://news.livedoor.com/article/detail/6987053/

9/26 堺市 PFI 発電事業

http://www.suido-gesuido.co.jp/blog/gesuido/2012/09/pfi_4.html

9/26 B-DASH 汚泥発電 普及促進

http://www.suido-gesuido.co.jp/blog/gesuido/2012/09/bdash_5.html

9/28 広島市 汚泥燃料化事業 国土交通大臣賞

http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1348200178208/index.html

 

 

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■ 7 編集後記 ■

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今月号も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

秋です。秋といえば「食欲の秋」。

読書?スポーツ?それがなにか?

ええ、秋じゃなくても食欲は、ございますけれども。

でも、度を越すのは「秋」だからなの。

だって・・・「食欲の秋」と言うわよね?

そんな言い訳ができる季節!ここを逃してなるものか!そんな勢いです。

はい。当然、食べたら増えるのが体重。代謝も悪くなっているので

増えたら、ちょっとやそっとじゃ減りません。

そして毎年、毎年、貯金は増えないのに(増えないどころか無いのに!)

体重だけは、増え続けるのです。悲劇でしょうか?いえ、喜劇です。

 

いつまでも暑い!と言っていたら「あっ」という間に季節が変わりました。

みなさま体調に、ご留意くださいまして、それぞれの秋を、おたのしみください。

 

 

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