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技術開発

JS技術開発情報メールNo.133

 

日本下水道事業団(JS)

◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

               JS技術開発情報メール

       2012・12・13 No.133

━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◆JS技術戦略部

こんにちは。

クリスマスのイルミネーション綺麗ですね〜

ニュースで見るだけですが・・・

さて、みなさま、いかがお過ごしですか。

忘年会シーズンです。胃腸&肝臓お大事に♪

いつも「JS技術開発情報メール」を、お読みいただきありがとうございます。

今月号も最後までおつきあいください。

 

 

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■ もくじ ■

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【1】はじめに

◇下水道漫筆                     (技術戦略部長)

 

【2】トピックス

◆第一回膜分離活性汚泥法標準化検討委員会を開催しました (水処理技術開発課)

◇B-DASH実証設備にアナモックス細菌投入、本格稼動を開始しました

 

【3】技術情報

◆[新シリーズ 技術紹介]

・機内二液調質型遠心脱水機−低水分汚泥の生産技術の実用化・汎用化− (技術基準課)

◇シリーズ---下水道で活躍する微生物たち

今回は、水処理の窒素除去で活躍する「脱窒細菌」です。  (水処理技術開発課)

 

【4】JS他部署から

◆「下水道事業と地球温暖化防止」ただいま応募受付中− (研修センター)

 

【5】下水道よもやま話

◇タブレット端末                   (技術戦略部次長)

 

【6】国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(11月分)   (国際室)

 

【7】編集後記

 

 

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■ 1 はじめに ■

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◆◇ 「下水道漫筆」 ◇◆

今朝は、銀杏の落ち葉でやまぶき色で一面に染まっている神宮外苑の歩道を歩いてきました。

まっすぐに伸びた円錐形の銀杏が、青い空に突き刺さっているかのようで、冬の寒さがいっそう身体に凍みてきました。大阪の御堂筋とは趣の異なる洗練された銀杏の姿にしばし見とれてしまいました。

 

さて、師走も中旬に入り、慌しい季節になり、技術戦略部の業務も総仕上げに入りつつあります。

今年は、復旧・復興に関する調査業務が本格化する一方で、国土交通省B−DASHプロジェクトも大阪市、熊本市の2ヶ所で順調に進み始めました。

 

復旧・復興に関する調査業務は、福島市堀河町終末処理場と福島県阿武隈川流域下水道県中浄化センターのいずれも放射性物質を含む脱水汚泥の減容化、安定化です。

 

堀河町終末処理場では、脱水汚泥を「造粒乾燥」して、別の密閉できる容器に収納することとしており、現地では乾燥設備の設置に入りました。来年3月末までには完成し、総合試運転を終え、稼動できる状態にする予定です。

一方、県中浄化センターでは保管されている脱水汚泥の性状、正確な数量と放射能濃度を調査し、現地では脱水汚泥の掘削場所を覆う仮設テントの基礎工事を始めています。ここでは焼却システムを採用し、大幅な減容化を狙っています。いずれの業務も、福島県復興のための重要なプロジェクトとして万全の態勢を取り、JSの全力を挙げていくつもりです。

 

B−DASHの詳細は、来年号に譲りますが、2つのプロジェクトは有意義なデータが集積しつつあります。

 

最後に、今年一年間、私の雑駁な冒頭の文章をお読み頂き感謝しております。読者の皆様の来年のご多幸、ご健康とともに、被災地における一日も早い復興を祈念して、12月号の「下水道漫筆」といたします。

では、良いお年をお迎えください。

 

                                            (技術戦略部長 野村充伸)

 

 

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■ 2 トッピクス ■

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◆◇第一回膜分離活性汚泥法標準化検討委員会を開催しました◇◆ 

 

去る12月10日(月)、「第1回 膜分離活性汚泥法標準化検討委員会」(委員長:山本和夫 東京大学教授)が開催されました。なお、JSは、国土交通省からの委託を受けて、国土交通省下水道部とともに本委員会の事務局を担当しています。

 

膜分離活性汚泥法(MBR)は、従来の技術と比べてコンパクトで、高度な処理水を得ることができる下水処理技術です。日本は世界トップレベル水準のMBR技術を有しており、今後も日本企業による一層の海外展開が期待されています。そこでBRの標準化を進めることによって、MBRの技術水準を確保し、MBR技術の適正で、公正な評価を可能とするとともに、国内外のMBR市場の更なる拡大を図っていく必要があります。

 

また、EUや中韓などの海外では、MBRの標準化の検討が進められており、日本でも早急な検討が求められています。

以上の背景から、MBRの標準化を行う対象やその内容、標準化のロードマップを検討することを目的として、本委員会が設置されました。

 

第1回委員会では、MBRの標準化の検討対象とすべき範囲を整理し、今後の標準化検討方針等について活発な議論が行われました。

次回の委員会は、来年3月12日に開催の予定です。

 

                                      (水処理技術開発課)

 

 

 

◆◇B-DASH実証設備にアナモックス細菌投入、本格稼動を開始しました◇◆ 

 

去る12月6日に、国土交通省のB-DASHプロジェクト「固定床型アナモックスプロセスによる高効率窒素除去技術に関する技術実証研究」の実証設備に工場で培養されたアナモックス細菌が投入され、本格稼動を開始しました。

 

当該実証研究は、JSが熊本市上下水道局・株式会社タクマとの共同研究体により国土交通省国土技術政策総合研究所の委託を受けて実施しているもので、熊本市東部浄化センター内に国内最大規模のアナモックスプロセスの実証設備を設置し、

同プロセスの技術的実証および評価を行なうものです。

 

▼詳細は記者発表資料をご覧下さい。

 /kisya/h24pdf/241213kisya.pdf

 

                                        (水処理技術開発課)

 

 

 

 

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■ 3 技術情報 ■

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131号から新シリーズとして、下水道展でパネル展示した技術の概要や特徴などを、紹介させていただいております。

引き続き、今月号では、パネル展示した技術のうち、機内二液調質型遠心脱水機−低水分汚泥の生産技術の実用化・汎用化−を紹介させていただきます。

 

◆◇機内二液調質型遠心脱水機 −低水分汚泥の生産技術の実用化・汎用化−◆◇

下水を処理することによって発生する汚泥は、有機物と無機物から成る固形物と水から構成されています。その構成割合は、水処理の方式や濃縮、消化、脱水等の工程を経ることによって異なりますが、脱水汚泥の形態でも概ね75〜84%程度の水分を含んでいます。汚泥の脱水に係わるコストは、脱水機の運転に関わる電力、高分子凝集剤、脱水汚泥処分の各費用ですが、それらの割合は、全国平均で見れば消費電力が1%程度、凝集剤の使用量が13%程度、運搬を含んだ処分費が86%程度です。・・・・・・

 

 

▼続きはHPで↓

/g/g5/g5m/ms/133-1.pdf

 

▼2012下水道展での説明パネルはHPで↓

/gesuidouten/2012/pdf/11dasui.pdf

 

 

 

(訂正)

先月号に掲載させていただいた膜分離活性汚泥法(Membrane BioReactor; MBR)の記事に訂正が、ございます。大変失礼いたしました。訂正箇所は、微細なろ過孔(孔径0.2誤→0.1が正)です。

今号で再度、訂正済の記事を掲載させていただきます。↓

 

◆◇膜分離活性汚泥法(Membrane BioReactor; MBR)◇◆ (訂正版)

 

膜分離活性汚泥法(Membrane BioReactor; MBR)は、従来の活性汚泥法において最終沈殿池で行われる固液分離を、膜ろ過によって行うものです。MBRで使用するろ過膜は微細なろ過孔(孔径0.1〜0.4マイクロメートル)を有しているので、SSや

大腸菌等が含まれない清澄かつ衛生学的安全性の高い処理水を得ることができます。

そのため、MBRでは沈殿池や砂ろ過施設、消毒施設が不要となります。また、活性汚泥濃度を高く(8,000〜12,000mg/L)して運転するため、反応タンク容量を小さくすることができるほか、汚泥濃縮施設も不要となります。・・・・

 

 

▼続きはHPで↓

/g/g5/g5m/ms/132-1.pdf

 

▼詳しくはHPで↓

/gesuidouten/2012/pdf/10MBR.pdf

 

                                            (水処理技術開発課)

 

 

 

◆◇シリーズ下水道で活躍する微生物たち◆◇

今回は、水処理の窒素除去で活躍する「脱窒細菌」です。

 

【だれが?】

脱窒細菌

 

【どこで?】

反応タンクの活性汚泥中(主として無酸素タンクで活躍)

 

【何をする?】

「脱窒」とは、硝酸性窒素(NO3-N)や亜硝酸性窒素(NO2-N)を窒素ガス(N2)へ変換する反応で、これを行なう能力を持つ細菌を「脱窒細菌」と呼びます。

 

下水処理における窒素除去方法として広く使われている「硝化脱窒法」では、硝化(H24.5月号参照)で生成する硝酸性窒素を、脱窒細菌の働きにより窒素ガスへと脱窒することで、窒素除去が完結します。すなわち脱窒細菌は、窒素除去プロセスにおける必須の細菌と言えます。

 

大半の脱窒細菌にとって、脱窒は酸素呼吸の代替手段です。彼らは、酸素が存在する条件では酸素呼吸を行ない、酸素濃度が低下して初めて硝酸呼吸を行なうようになります(この硝酸呼吸の結果が脱窒に他なりません)。

したがって、脱窒を行なうには、酸素が存在せず、且つ硝酸性窒素が存在する条件を作る必要があります(このような条件を「無酸素条件」、そのための反応タンクを「無酸素タンク」などと呼びます)。

 

また、下水処理で活躍する脱窒細菌の大半は従属栄養細菌(H24.7月号参照)ですので、有機物が必要です(というよりも、活性汚泥中で有機物の除去を行なっている従属栄養細菌の多くが脱窒能力を持つ、と考えても差支えありません)。

 

循環式硝化脱窒法を始め我が国で使用されている窒素除去方法の大半で、硝化→脱窒という反応の順番とは逆に、無酸素タンク→好気タンクという配置を行なう最大の理由は、下水中の有機物を脱窒に優先的に供給する点にあります。

 

 

                                            (水処理技術開発課)

 

 

 

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■ 4 JS他部署から ■

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◆◇ 「研修情報」(研修センター)◇◆

−「下水道事業と地球温暖化防止」ただいま応募受付中−

 

東日本大震災後の厳しい電力状況から一層の省エネルギー対策が求められる一方、バイオマスをはじめとする再生可能エネルギーに対する注目が高まるなど、下水道事業におけるエネルギー問題への対応が大いに課題となっております。

そこで、JS研修センターでは、「下水道事業と地球温暖化防止」と題し、東京都内において研修を実施することといたしました。

 

新エネルギーや省エネルギーに関する最新の動向、下水道事業とエネルギーに関して関心をお持ちの皆様のご参加をお待ちしています。

 

▼詳しい内容は、下記リンクをご覧ください。

/kensyu/goannai/iciran/chihou_pdf/ondanka.pdf

 

 

 

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■ 5 下水道よもやま話 ■

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◆◇タブレット端末◆◇

                            技術戦略部次長 川本 和昭

 

 

先日、パソコンのOS(基本ソフト)であるウィンドウズ8が発表された。

パソコンがスマートフォンやタブレット端末のように、画面に触れることで操作ができるという特徴がある。 このOSを搭載した機種には画面がとりはずせて、タブレット端末のように持ち出せるというものがあった。

なかなか便利そうだと思って値段をみたら、・・・・・・

 

▼続きはHPで↓

/g/g5/g5m/y/pdf/y133.pdf

 

 

 

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■ 6 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(11月分) ■

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日付 キーワード URL

11/1 ベトナム 第3回ベトナム国建設省 定期会議

http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo13_hh_000179.html

 

11/3 愛知県下水道科学館 世界の水と衛生展

http://www.pref.aichi.jp/0000055777.html

 

11/6 ベトナム VIETWATER2012

http://j-net21.smrj.go.jp/watch/news_tyus/entry/20121106-09.html

 

11/7 三菱レイヨン MBR 韓国京畿道華城市

http://www.mrc.co.jp/press/detail/20121107135046.html

 

11/12 ベトナム ワークショップ 定期会議

http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo13_hh_000180.html

 

11/13 日・南アフリカ水資源ワークショップ

http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo07_hh_000221.html

 

11/14 ヴェオリア ニューデリー 給水サービス

http://www.veoliawater.jp/ja/news/2012-11-27,NewDelhiNangloi.htm

 

11/18 北九州市 東京都 水ビジネス

http://news.biglobe.ne.jp/economy/1118/mnz_121118_7084193252.html

 

11/23 福井県公社 下水汚泥 プラ廃材

http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/economy/news/CK2012112302000235.html

 

11/27 BOP水ビジネスセミナー

http://www.waterforum.jp/jpn/2012/bop_business/top_main4.html

 

11/28 大阪水・環境ソリューション機構 タイ王国訪問 PPP

http://www.owesa.jp/topics/2012-11-26_thailand_ppp.html

 

11/30 三菱レイヨン・クリンスイ 備蓄用飲料水 

http://www.cleansui.com/shop_news/news/index201211.html

 

11/30 横浜水ビジネス協議会総会

http://news.livedoor.com/article/detail/7189324/

 

 

 

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■ 7 編集後記 ■

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今月号も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

とうとう「師走」です。

そんなに走っている師を見たことはございませんが・・・なんて。

え〜と。たまに一日は短いと感じることは、たま〜にありますよね。

(へっ?もう5時・・・みたいな。)

 

でも、なぜか一週間は長い。

(えええっっまだ水曜?金曜じゃなくて?みたいな。)

なのに・・・一ヶ月、一年って確実に「あっ」と言う間に過ぎ去りませんか?

(今年って、もう終わりなの?っていう感じ。)

 

そんな不毛なことを考えヤサグレる情けない年の瀬です。

来年こそ(鬼が笑うし・・・)有意義な一年を過ごしてみたいです。

 

みなさま、本年中は、お世話になりました。

来る年が、みなさまにとりまして、よい年でありますように。

 

どうぞ来年もメルマガを、ご愛読くださいますようによろしくお願いいたします。

 

 

 

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