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技術開発

JS技術開発情報メールNo.135

 

日本下水道事業団(JS)

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               JS技術開発情報メール

       2013・2・15 No.135

━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◆JS技術戦略部


こんにちは。
節分も過ぎ、暦の上では春のはず(ですよね?)・・・が。
まだまだ寒さ真っ盛り。みなさま風邪などに、お気をつけくださいませ。
私、いつのまにか節分の豆を歳の数だけ食べきれなくなりました(悲)
さて、みなさま、いかがお過ごしですか。
いつも「JS技術開発情報メール」を、お読みいただきありがとうございます。
今月号も最後までおつきあいくださいませ。
 


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■ もくじ ■
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【1】はじめに
◇下水道漫筆                     (技術戦略部長)
 
【2】トピックス
◆JS記者クラブ現地視察会を開催しました   (新技術推進課)
 
◇放射性物質を含む下水汚泥減容化等調査の取組み  (資源技術開発課)
(福島市堀河町終末処理場 汚泥乾燥調査)
 
【3】技術情報
◇[新シリーズ 技術紹介]
・下水道における放射性物質対策   (資源技術開発課)

◆シリーズ---下水道で活躍する微生物たち
今回は、水処理の有機物除去で活躍するけどリン除去に 悪さをする「グリコーゲン蓄積細菌」です。 (水処理技術開発課)
 
【4】下水道よもやま話
◇雷と電気設備  (技術基準課 金子 均)
 
【5】第27回下水道健康駅伝

 
【6】国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(1月分)  (国際室)
 
【7】編集後記

 


 

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■ 1 はじめに ■
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◆◇ 「下水道漫筆」 ◇◆
 
2月9日土曜日には、第27回の下水道職員健康駅伝が出場319チームで横浜市の三ツ沢公園陸上競技場で開催されました。気温は低めながらも、風もなく駅伝日和の良い天気で、熱い戦いが繰り広げられました。
JS本社5階チーム(事業統括部&技術戦略部)は、計画課長の素晴らしいマネジメントで目標タイムをクリアーし、順位は二桁と大変善戦しました。本当にメンバーは、日頃の運動不足も顧みず、怪我もなく、よく頑張ったものと感心しています。
 
さて、駅伝のようにルールが決まっていて、単純にタイム(所要時間)だけで優劣を争うのはスポーツの魅力のようです。しかし、実際のビジネスの競争では業界で一番になることだけが勝利することではないようです。著名な経営学者のマイケル・ポーター教授(ハーバード大学)は、「競争」に勝つための正しい戦略の一つは「最高を目指すべきではない。」と言っています。その業界で最高なるものは存在しないとも言っています。
 
良い例が、ウォール・ストリート・ジャーナルの2010年5月17日の記事に掲載されています。空港の待合エリアの座席という一般的な製品を考えると、これなら機能性・耐久性の高い標準的な、最高の製品がありそうだと誰でも考えます。
しかし実際は、空港によってニーズが大きく異なります。搭乗待ちの乗客に買い物をさせたい空港は、居心地の良い座席は不都合だし、飛行機便の変更の多い空港は、レイアウト変更の容易な自由度の高い座席を求めます。また中東の空港では、金に糸目を付けず、贅沢なデザインの座席を欲しがる一方で、アフリカなどの難民の強制送還に追われる空港では、手荒な扱いにも耐える座席が喜ばれます。
 
最高が必ずしも求められている訳ではなく、ニーズによって市場が大きく変わり、それに対応した製品が成功することになります。ポーターによれば戦略的競争とは、他社と異なる道筋を選ぶことであり、企業は最高を目指して競争する代わりに、独自性を目指して競争すべきであるとされています。
 
下水道業界の企業の方々は、そんな基礎的なことは既によくご存じかと思いますが、筆者にとっては、企業の世界もまさに多様性をもった生物界のようだと感心しました。今回は、駅伝から始まり、脱線して最近読んだ本(「マイケル・ポーターの競争戦略」)のご報告となりました。
 
                                                 (技術戦略部長 野村充伸)
 
 
 
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■ 2 トッピクス ■
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◆◇ JS記者クラブ現地視察会を開催しました ◇◆
 
JSでは毎年、JS加盟の新聞社などを対象にJS記者クラブ現地視察会を開催しています。
今年度は、1月17日に大阪で、7社に参加いただき、堺市三宝下水処理場、大阪市中浜処理場を視察していただきました。
 
三宝下水処理場では、従来よりも狭い敷地への処理場移転とともに、水処理施設の高機能化として高度処理化が求められました。 限られた敷地で高度処理化を図るため、JSと日立プラントテクノロジーが共同開発した担体の添加による高度処理システム(ペガサス)の採用や、最終沈殿池の2階層化などにより対応しました。


また、施工中の対応としてわが国最大規模の60,000m3/日の能力のMBR(膜分離活性汚泥法)施設の設計、建設、運転管理をJSが受託しています。三宝処理場の例は、施工が困難であった都市部における処理場の改築更新や高度処理導入を可能にするものとして期待されています。
 
中浜下水処理場では、国土交通省のB−DASH(下水道革新的技術実証事業)に採用された「超高効率固液分離技術を用いたエネルギーマネジメントシステムに関する実証事業」(メタウォーター鰍ニ共同)を実施中です。

 

省エネ・創エネ両面から新たな下水処理フローを構築し、「エネルギー自給型下水処理場」を目指し、
@最初沈殿池に代えて高速ろ過システムによる超高効率固液分離、
A担体を充填した高効率高温消化システム、
Bハイブリッド燃料型燃料電池によるスマート発電技術を
組み合わせることにより、下水処理場全体のエネルギーマネジメントを図るものです。
 
                                               (新技術推進課)
 
 


 
◆◇ 放射性物質を含む下水汚泥減容化等調査の取組み (福島市堀河町終末処理場 汚泥乾燥調査) ◇◆ 
 
1.はじめに
東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故発生後、東日本を中心に多くの下水道施設では下水汚泥中から放射性物質が確認され、リサイクルが停滞する事態が続いています。
福島市堀河町終末処理場においても、下水汚泥から放射性セシウムが検出され、通常の処理が出来なくなったことから、やむを得ず場内に保管する状況が続いています。このような中、環境省は放射性物質を含む下水汚泥の問題を解決するため、・・・・・
 
▼続きはHPで↓
/company/shuupan/mizusumashi/pdf/No151.pdf#page=48
 

 

 

 

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■ 3 技術情報 ■
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131号から新シリーズとして、下水道展でパネル展示した技術の概要や特徴などを、紹介させていただいております。
引き続き、今月号では、パネル展示した技術のうち、「下水道における放射性物質対策」について紹介させていただきます。
 
さて、本シリーズは今号で終了いたします。
新シリーズは4月137号から開始する予定です。乞うご期待!!
 
◆◇ 下水道における放射性物質対策(回転式昇華装置を用いたセシウム除去対策)◆◇
1.背景
東京電力福島第一原発の事故発生以後、下水処理場から発生する脱水汚泥や焼却灰から放射性セシウム(以下、Cs という。)が検出されています。Cs を含む脱水汚泥や焼却灰は従来どおり処分することが困難で、場内に保管し続けている処理場が多くあり、保管量は増加の一途を辿っています。下水汚泥中のCs 濃度を低減するための方策は複数有り、ラボスケールでの基礎的知見があります。・・・・
 
▼原稿の続きはHPで↓
/g/g5/g5m/ms/135.pdf

 

▼2012下水道展でのパネルはHPで↓
/gesuidouten/2012/pdf/06housya.pdf
 
 
 

 

 

◆◇ シリーズ  下水道で活躍する微生物たち ◇◆
 
今回は、下水道維持管理で注目される「硫酸塩還元細菌」を紹介します。
 
【だれが?】
グリコーゲン蓄積細菌


【どこで?】
反応タンクの活性汚泥中(主として、嫌気タンク)


【何をする?】
グリコーゲンとは、動物などの体内でエネルギーを一時的に保存しておくための物質です。「グリコーゲン蓄積細菌」は、酸素が存在しない条件(このような条件を「嫌気条件」と言います。)で、細胞内に蓄積しているグリコーゲンを分解して獲得したエネルギーを用いて、有機物を摂取・除去します。

 

通常、有機物は、主として酸素が存在する条件(このような条件を「好気条件」と言います。)で従属栄養細菌(H24.7月号参照)によって除去されますが、これと比較すると、除去するスピードは劣ります。また、好気条件では、嫌気条件で摂取した有機物を分解して、増殖とグリコーゲンを蓄積します。グリコーゲン蓄積細菌と同様に、嫌気条件で有機物を摂取する微生物として、生物学的なリン除去を担っているリン蓄積細菌(H24.9月号参照)が存在します。そのため、生物学的リン除去が悪化したときには、活性汚泥中でグリコーゲン蓄積細菌が増えている可能があります。

 

下水処理場の活性汚泥中に、グリコーゲン蓄積細菌とリン蓄積細菌が共存していることも報告されています。ちなみに、有機物の種類やpHが両者の存在比率に影響することが実験的に明らかになっています。

 

                                          (水処理技術開発課)
 

 

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■ 4 下水道よもやま話 ■
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◆◇雷と電気設備◆◇        (技術基準課  金子  均) 
 
地震、雷、火事、○○と昔から恐れられていた自然災害ですが、これに津波や温暖化の影響による環境条件の変化など、設計上の環境条件の検討項目が多義に渡ることと成っています。この中で電気設備の設計に最も関係が深く国際規格が大きく改定されてきている「雷と電気設備」の関係について現状を紹介します。・・・
 
▼続きはHPで↓
/g/g5/g5m/y/pdf/y116.pdf

 


 


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■ 5 第27回下水道健康駅伝 ■
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2月9日(土)、第27回下水道職員健康駅伝大会が横浜市の三ツ沢公園陸上競技場にて開催され、北は札幌市から南は熊本市まで全国から319チームが参加しました。当日は天候にも恵まれ、ランナーは練習の成果とチームワークを発揮し、応援団も大変盛り上がっていました。
 
大会の結果、優勝は名古屋市の「金鯱」チームでした。

JSからは10チームが参加し、最上位は「JS久太郎町大漁チーム」の37位(速報版)でした。
 

 


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■ 6 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(1月分) ■
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日付 キーワード URL
1/7 来年度水ビジネス 14%増 富士経済調べ 
http://j-net21.smrj.go.jp/watch/news_tyus/entry/20130107-15.html


1/7 丸紅 マニラ首都圏 上下水道事業参加 
http://www.marubeni.co.jp/news/2012/121227a.html


1/17 前橋市 下水汚泥炭化 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20130117/CK2013011702000131.html


1/22 厚生労働省 水道分野 官民連携推進協議会
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/suido/shingi/2013/01/0122-01.html


1/31 神戸市 ベトナム 水ビジネス
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20130131ddlk28010324000c.html
 

 


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■ 7 編集後記 ■
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今月号も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 
あっという間に、気が付けば正月が過ぎ・・・節分が過ぎ・・・

デパートのショーウィンドウは少しずつパステルカラーの春物が並んでいます。
こちとらパステルカラーなんて、ぜ〜んぜん縁がないもので・・・
ええ。縁がないのはパステルカラーだけじゃ、ございませんけれど。
 
私、この年になりまして(どんな年だ?内緒ですよ)不惑の年は過ぎたのに(言っちゃった)悩みは多く、言いたい放題好き放題のようですが気持ちの落ち込むことも、あったりするのです。
そんな勝手な私を、アンタが間違っているけど、それで仕方ないと全身全霊で肯定して甘やかしてくれる古い友人が一人。
間違っているけど仕方ないのよね?でもこうしたら?と導いてくれる人が一人。
そして、間違っているから直せ!甘えるな!と、それはもう、心が折れるぐらいに駄目出ししてくれる人が一人。
「思っているから言う。誰からも何も言われなくなったらオシマイ」と。確かに私にアドバイスしてくれても何の特には、ならないのに。
三人ともそれぞれ、いつもありがとう。
自分では何も持ってないと思っていましたが・・・三人は大事な宝物です。
褒められても、怒られても伸びないタイプで、ごめんなさい。
今年こそは、何か(決まってない時点でダメ)頑張ることにします。
 
私的な文章になってしまいました、申し訳ありません。
みなさまにも、それぞれ宝物は、ありますよね。大事にしましょうね〜

 


 

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