地方共同法人日本下水道事業団Japan Sewage Works Agency

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技術開発

JS技術開発情報メールNo.136

 

日本下水道事業団(JS)

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               JS技術開発情報メール

       2013・3・14 No.136

━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◆JS技術戦略部

 

こんにちは。

暖かくなってきましたね。でも花粉症には辛い季節。

寒いだの暑いだの鼻水だのって一年中、文句言ってる感じな自分。

だから・・・無理矢理、思い込みます。季節を感じられるって素敵。(棒読み)

さて、みなさま、いかがお過ごしですか。

 

いつも「JS技術開発情報メール」を、お読みいただきありがとうございます。

今月号も最後までおつきあいくださいませ。

 

 

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■ もくじ ■

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【1】はじめに

◇下水道漫筆 (技術戦略部長)

 

【2】トピックス

◇第4回膜分離活性汚泥法専門委員会(水処理技術開発課)

 

【3】技術情報

◆シリーズ---下水道で活躍する微生物たち

今回は、今後の活躍が期待されるニューフェイス、「アナモックス細菌」です。(水処理技術開発課)

 

【4】JS他部署から

◇研修情報

◇海外向け技術確認業務の開始

 

【5】下水道よもやま話

◇山々の眺望と花粉症(技術基準課 鈴木 和美)

 

【6】イリノイ通信Vol.4

 

【7】国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(2月分)(国際室)

 

【8】編集後記

 

【9】皆様へのお願い

 

 

 

 

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■ 1 はじめに ■

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◆◇ 「下水道漫筆」 ◇◆

 

東日本大震災から2年が経ちました。この震災では15,880人の方がお亡くなりになり、未だ2,694人の方が行方不明のままです。(警察庁調べ:平成25年2月27日現在)お亡くなりになった方のご冥福と行方不明の方には一日も早く家族の元へお帰りになれるようお祈りするばかりです。

 

一方、地震、津波被害の復興についてはJSが支援している団体に限っても、この3月末までに復旧が完了する処理場、ポンプ場は、全体37施設の内17に留まっています。しかし、被災地において人材、資材などが逼迫している状況が影響していることも否めません。様々な要因が絡みあって、完全な復興には時間が必要となるようです。

 

震災被害は、地震、津波によるものだけではなく、福島第一原子力発電所の事故による放射性物質の放出の影響も依然大きく尾を引いています。下水道では、放射性物質が下水汚泥中に混入するという事態になっています。JS技術戦略部では、この問題に対して環境省から委託を受けて、2つのプロジェクトを進めており、それらが本格化にむけて動き始めました。

 

一つは、「放射性物質を含む下水汚泥減容化等調査業務(福島市堀河町終末処理場において汚泥を乾燥するプロジェクト)」で、この4月からいよいよ運転が開始されます。はじめは乾燥装置の処理能力を徐々に立ち上げて、来年の3月末までには、保管されている約8,000トンの脱水汚泥を乾燥するものです。もう一つは、「長期保管された放射性物質含有下水汚泥の焼却実証実験に係る調査業務(福島県阿武隈川上流流域下水道県中浄化センターにおいて長期保管された脱水汚泥を焼却により減容化するプロジェクト)で、今年の秋までに焼却炉を建設して、来年3月末までに約13,000トンの汚泥を焼却するものです。

いずれも放射性物質を含む下水汚泥を乾燥、焼却する世界で初めてのプロジェクトとなります。もちろん、事前には様々な実験、検証、類似事例の研究など万全の準備をしていますが、難易度の高いプロジェクトになるかもしれません。しかし、福島県の方々の安心、安全を取り戻すためには、不可欠な仕事であり、JSでしかできないものと考えています。JS全体で万全の体制を敷いて、取り組むつもりですので、皆様のご理解、ご協力を賜れば幸甚です。

 

最後に、光輝く3月ですが、花粉の季節でもあり、25年来の花粉症のベテランの私としては憂鬱な季節でもあります。読者の皆様におかれましても、お身体ご自愛頂くようお願い申し上げて筆を置きます。

 

                                                    (技術戦略部長 野村充伸)

 

 

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■ 2 トッピクス ■

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◆◇第4回膜分離活性汚泥法専門委員会◇◆ 

 

「第4回 膜分離活性汚泥法専門委員会」(委員長:長岡裕 東京都市大学教授)が2月28日(木)にJS本社にて開催されました。本専門委員会は、平成24年3月29日にJS理事長から技術評価委員会に諮問された「膜分離活性汚泥法の技術評価(第2次)」について付託を受け、詳細な技術的検討を行なってきたもので、今回が専門委員会としての最終審議となりました。

 

当日の審議では、本技術評価の4つの評価内容(@MBR技術の体系的整理、AMBR固有の技術的特徴、BMBRの計画・設計手法、CMBRの運転管理手法)を中心に、技術評価報告書の内容全般について確認・議論が行なわれました。本報告書は、3月28日の第65回技術評価委員会での審議を経て、答申・公表される予定です。

  

                                                   (水処理技術開発課)

 

 

 

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■ 3 技術情報 ■

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◆◇ シリーズ  下水道で活躍する微生物たち ◇◆

 

今回は、今後の活躍が期待されるニューフェイス、「アナモックス細菌」です。

 

【だれが?】

アナモックス細菌

 

【どこで?】

アナモックスプロセスのアナモックス槽

 

【何をする?】

アナモックスとは嫌気性アンモニア酸化(Anaerobic Ammonium Oxidation)の頭文字を取ったもので、1990年代に発見された反応です。これは無酸素条件下でアンモニアと亜硝酸を窒素に変換する特殊な反応で、この反応を行うのがアナモックス細菌です。

従来の窒素除去プロセスである硝化脱窒法と比べ、アナモックス細菌を用いるプロセスでは、必要な酸素量が少なくメタノール等の有機物添加が不要で、余剰汚泥発生量も少ないという利点があります。

 

アナモックス細菌は、窒素濃度に比べて有機物濃度が低い、水温の高い(37〜40℃)環境を好みます。そこで、下水処理分野では嫌気性消化汚泥脱水ろ液からの窒素除去と返流水による窒素負荷削減が適用対象となります。このような下水処理へのアナモックスプロセスの導入は海外では事例がありますが、日本では熊本市東部浄化センターで実証事業が初めて進められているところです。

 

今後は、近年注目される嫌気性消化の導入促進と合わせ、アナモックスプロセスの普及が期待されています。

                   

                                                    (水処理技術開発課)

 

 

 

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■ 4 JS他部署から ■

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◆◇平成25年度研修の募集を開始いたしました。◇◆ 

 

この度、「平成25年度 下水道研修 参加募集案内」を当事業団ホームページに掲載し、募集を開始しました。

 

平成25年度の研修計画では、皆様からのアンケ−ト調査等を反映しながら、時代のニーズに沿った新規研修の開設(2専攻)やカリキュラム見直しによるリニューアル(5専攻)等の改善を図っております。

 

また、研修の地方開催を要望の高まりを受け新規研修の開設(4専攻)をしますので、戸田研修と併せてご活用ください。

/kensyu/goannai/goannai.html

 

                                                        (研修企画課)

 

 

 

 

 

◆◇海外向け技術確認業務の開始(ベトナムダナン市の実証実験施設を確認)◇◆

 

JSでは、国際室と技術戦略部水処理技術開発課が協力して、メタウォーター鰍ェ発展途上国向けに開発を進めている"先進的省エネ型下水処理システム"を、第一号として、海外向け技術確認を開始しました。

(詳細は/kisya/h24pdf/250218kisha.pdf

 

この業務の一環で、3月15日〜3月17日に、ベトナムのダナン市内の下水処理場に赴きそこに設置されている実証実験施設の、稼動状況や処理状況を確認してきました。実証実験施設の管理や水質分析などは、現地のダナン工科大学が実施しており、ダナン工科大学のQuang教授との打合せも行いました。本業務は来年度も引き続き実施し、処理性能の確認や運転管理の留意事項の整理などを行う予定です。

  

                                                      (国際室・水処理技術開発課)

 

 

 

 

 

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■ 5 下水道よもやま話 ■

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◆◇山々の眺望と花粉症◆◇

                         (技術基準課  鈴木 和美)

新聞情報では、東京都内から富士山や筑波山を目視で観える日数は年々増え、10年前に比べ倍増しているとのことです。東京の空がどんどん綺麗になっている証で、環境事業に携わるものとして嬉しい限りです。私はさいたま市浦和区にあるマンションの5階に住んでいますが、・・・

 

▼続きはHPで↓

/g/g5/g5m/y/pdf/y117.pdf

 

 

 

 

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■ 6 イリノイ通信Vol.4 ■

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日本下水道事業団 技術戦略部の水田です。今冬の日本は例年以上に積雪が多かったようですが、そろそろ季節も春に移り変わりつつあるのではないかと思います。こちらは、最低気温−20℃の世界から、ようやく最高気温が0℃以上になり始めたものの、雪が降ったり晴れたりの繰り返しでまだまだ肌寒い日々が続いております。・・・・・

 

▼続きはHPで↓

/g/g5/g5m/ms/136.pdf

 

 

 

 

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■ 7 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(2月分) ■

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日付 キーワード URL

2/1 日・インドネシア道路・下水道セミナー

http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo07_hh_000233.html

 

2/1 東京都 国際水協会(IWA) 都市立候補

http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/02/20n21200.htm

 

2/4 神戸市 神鋼環境ソリューション ベトナム 

http://www.jica.go.jp/topics/news/2012/20130204_01.html

 

2/6 北九州市 JICA 包括連携協定締結

http://www.jica.go.jp/press/2012/20130206_01.html

 

2/6 第4回海外水インフラPPP協議会

http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo07_hh_000235.html

 

2/12 ヴェオリア カリフォルニアリアルト市 上下水道管理業務

http://www.veoliawater.jp/ja/news/2013-02-12,Rialto.htm

 

2/16 三菱レイヨン 水処理膜 中国清華大学

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO51776180V10C13A2TJ1000/

 

2/20 JS メタウォーター ベトナム 技術確認

http://www.decn.co.jp/decn/modules/dailynews/news.php/?storyid=201302200104001

 

 

 

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■ 8 編集後記 ■

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年が明けたかと思ったら、あっという間に新年度を迎える季節になりました。

やり残したことばかりで、困惑の日々です。

皆さんも、お忙しい時期ではないでしょうか?

東京では、寒暖の差が激しい上に、いろいろなものが浮遊しており、体調管理に苦労しております。

JS技術開発情報メールでは、下水道に関わる皆さんに、役立つ情報を発信しようと努力してまいりました。来年度もさまざまな情報を通じて、親しんでいただけるメルマガとしていきたいと考えております。

最後になりましたが、1年間お付き合いいただきまして、ありがとうございました。

来年度も引き続きよろしくお願いします。

 

 

 

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■ 9 読者の皆様にお願い ■

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送信不能で戻ってくる宛先が、ございますので、年度末を機にメルマガ配信先の確認作業をしています。

4月号(No137号)から、JS技術開発情報メールが届かなくなった、宛先が違うので変更をなどの、ご連絡は mailto:gikaiinfo@jswa.go.jpまでご連絡をいただくように、お願いいたします。

 

 

 

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◇このメルマガへの感想・お気づきの点は mailto:gikaiinfo@jswa.go.jp

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            JS技術開発情報メール

            発 行:JS技術戦略部 

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