地方共同法人日本下水道事業団Japan Sewage Works Agency

サイト内検索

ホーム > 技術情報・研究 > メールマガジン > メルマガバックナンバー > JS技術開発情報メールNo.139

技術開発

JS技術開発情報メールNo.139

 

日本下水道事業団(JS)

◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

               JS技術開発情報メール

       2013・6・13 No.139

━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◆JS技術戦略部

こんにちは。

梅雨に入り、紫陽花が雨に映える季節になりました。

さて、みなさま、いかがお過ごしですか。

いつも「JS技術開発情報メール」を、お読みいただきありがとうございます。

今月号も最後までおつきあいくださいませ。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ もくじ ■

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

【1】はじめに

  ◆含水率 (技術戦略部長)

【2】トピックス

  ◇茨城県霞ケ浦浄化センターにおける「高速吸着脱リン法」の適用についての評価が完了しました    

                        (水処理技術開発課)

  ◆B−DASHの事業実施者としてJSを選定していただきました

                          (新技術推進課)

【3】技術情報

  ◇共同研究 (資源技術開発課)

  ◆よくみかける下水道用語  (水処理技術開発課)

 

【4】「福島からはじめよう。」             

            (福島再生プロジェクト推進室長 野村 充伸)

 

【5】研修センターからのお知らせ

   ◇JS地方研修「下水道事業における放射性物質対策」応募受付中!

                           (研修企画課)

【6】下水道よもやま話

   ◆アジア太平洋水サミットテクニカルワークショップに参加

                  (研修センター所長 藤本 裕之)

 

【7】国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(5月分)

                             (国際室)

【8】編集後記

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 1 はじめに ■

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

◆◇含水率◇◆

 

今年の関東の入梅は、平年より10日も早く、統計開始以来3番目の早さだそうです。梅雨は、夏場の渇水防止や農作物の育成のために、恵みの雨をもたらす季節ですが、湿度が高く、雨具の用意や服装に気の掛かる日々でもあります。

 

さて、湿度は大気中の水分含有率ですが、下水道でも水分含有率がメルクマールとなる処理があります。下水処理過程で発生する汚泥の減容化処理は含有する水分を何らかの形で汚泥から取り除くことであり、含水率(水分含有率)が処理のメルクマールとなります。処理法としては脱水機などにより水分を汚泥から絞り出す方法や焼却炉などにより水分を蒸発させるなどの方法があります。ちなみに、含水率98%の濃縮汚泥を脱水機等により脱水して含水率を80%にすると、容積は10分の1になります。

 

ではどんな脱水機が使われているかというと、少しデータは古いですが、全国には脱水機が約3千4百台(2009年度末)、あり、このうち39%がベルトプレス脱水機、27%が遠心脱水機、スクリュープレス脱水機15%となっています。また、脱水後の含水率の状況は82%以上が45%、78〜82%は31%、74〜78%は19%、74%以下が5%となっています。脱水後の含水率は概ね80%となります。この汚泥の含水率(平均80%と仮定)を70%まで

減少させることができると容積は3分の2になります。濃縮汚泥に比べると約7%まで容積が減少します。含水率の低減化は、二つの面で効果があり、容積が減じることにより処分経費が低減すること、その後の処理過程である焼却炉等での投入エネルギーの抑制が想定されています。

 

JSでは、平成22年度より企業と共同で開発し、含水率70%を可能とした低含水率脱水機(機内二液調質型遠心脱水機)を実現しました。これは、従来からあった二液調質法の遠心脱水機を改良発展させてもので、有機と無機の凝集剤を其々異なる箇所より注入し、脱水性能を従来型より7%以上も向上させることができました。

低含水率脱水機の期待できる効果としては、@汚泥の減量化等に伴う、処理・処分経費の軽減化、A焼却工程などにおける省エネ・創エネ的なシステム構築の容易化などがあげられます。汚泥処理処分にお困りで、ご興味のある方はお近くの総合事務所までお尋ねください。

                                    (技術戦略部長 佐藤 泰治)

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 2 トピックス ■

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

◆◇茨城県霞ケ浦浄化センターにおける「高速吸着脱リン法」の適用についての評価が完了しました◇◆

 

茨城県霞ケ浦湖北流域下水道霞ケ浦浄化センターにおける「高速吸着脱リン法」(以下、本法)の計画放流水質の適用に係る評価(以下、本評価)について、平成25年6月4日、国土交通省より茨城県知事に対して、本法が計画放流水質に適合した処理方法である旨が通知されました。

 

JS技術評価委員会(会長:津野洋大阪産業大学教授)では、茨城県からの国土交通省への本評価の実施の申請を受けて、平成23年度より本評価の審議を行ってきました。また、JSでは、本評価に必要な実証実験の実施等に関する調査を茨城県より受託し、平成24年3月から約1年間、霞ケ浦浄化センター内での実証実験を実施しました。

 

▼記者発表資料はこちら

/kisya/h25pdf/0611kisya.pdf

                                       (水処理技術開発課)

 

 

 

◆◇ B−DASHの事業実施者の選定 ◇◆ 

 

国土交通省下水道部が行っている下水道革新的技術実証事業(B−DASHプロジェクト)の平成25年度の新規事業者に、JSが参画している、共同研究体も選定されました。

 

○下水汚泥バイオマス発電システム技術に係る革新的技術

・下水道バイオマスからの電力創造システム (和歌山市、JS、京都大学、西原環境、タクマ)

 

○管渠マネジメントシステム技術に係る革新的技術

・高度な画像認識技術を活用した効率的な管路マネジメント技術 (船橋市、JS、日本電気)

 

▼記者発表資料はこちら

/kisya/h25pdf/0521kisya.pdf

                                          (新技術推進課)

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 3 技術情報 ■

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

◆◇共同研究◇◆

 

【研究名称】 「温室効果ガス排出削減を目的とした循環型多層燃焼炉の開発」

 

【研究相手】 メタウォーター株式会社

 

【実施期間】 平成21〜25年度

 

【研究内容】

本研究は、循環型流動焼却炉において、N2O排出量を高温焼却(850℃焼却)技術と比較し8割以上削減する循環型多層燃焼技術の検証・評価を目的としています。多層燃焼技術とは、燃焼用空気を3箇所から分割供給し、燃焼抑制する汚泥熱分解ゾーン、900℃前後の高温場ゾーン、完全燃焼ゾーンを形成させ効率良く燃焼させます。

 

パイロット実験炉(2.4t/d)及び実機(110t/d)での実験・検証を完了し、H24.7.20にJS内の新技術T類に選定しました。

今年度は、循環型多層燃焼炉で機内二液調質遠心脱水汚泥(含水率70%前後の脱水汚泥)の焼却実験を行い、各種データを収集しています。

 

▼詳細はこちらから

○リーフレットはHPへ(H24年度版) /g/g2/pdf/137.pdf

 

○新技術T類登録 /g/g3/g3d.html

                  

                                        (資源技術開発課)

 

 

 

◆◇よく見かける下水道用語◇◆

 

今回は水処理に関連して、「高度処理」を取り上げます。

 

「高度処理」という用語はよく見かけるものの、「一次処理」や「二次処理」と比べると、曖昧だと思われているかもしれません。

そもそも、下水処理における「高度処理」は、通常の二次処理で得られる処理水よりも高度な処理水質を得ることを目的とした処理とされており、定義が幅広いのです。・・・・・・

                                   

▼続きはHPで↓

/g/g5/g5m/mb/pdf/139-1.pdf

                                   (水処理技術開発課)

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 4 ふくしまからはじめよう。 ■

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

◇◆ふくしまからはじめよう。◆◇

                     (福島再生プロジェクト推進室長 野村 充伸) 

 

一昨年の東京電力福島第一原子力発電所の事故以来、『安全』という言葉がさまざまな意味と背景を持って使われています。Wikipediaを見ると『安全(あんぜん)は、危険がないこと、被害(有形・無形を問わず)を受ける可能性がないことである。』と定義されています。

 

▼続きはHPで↓

/g/g5/g5m/mb/pdf/139-2.pdf

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 5 研修センターからのお知らせ ■

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

◆◇JS地方研修「下水道事業における放射性物質対策」応募受付中!◇◆

 

平成24年度に実施し、大変好評を頂きました「放射性物質対策」の研修を本年度も実施いたします。

 

今年度は2日間の時間を取り、放射性物質を含む下水汚泥の安全性について専門家をお招きすると同時に地方公共団体の事例紹介を行います。

放射性物質対策は、一過性のものでなく腰をすえた取り組みが必要となってきています。

 

皆様の奮ってのご参加をお待ちしております。

 

日時:平成25年8月22日(木)〜8月23日(金)

場所:LMJ東京研修センター会議室(東京都文京区本郷)

 

詳細はこちらから

http://www.jswa.go.jp/kensyu/goannai/iciran/chihou_pdf/2508tokyo.pdf

 

                           (研修企画課)

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 6 下水道よもやま話 ■

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

◆◇アジア太平洋水サミットテクニカルワークショップに参加◆◇

                         (研修センター所長 藤本 裕之)

 

1. アジア太平洋水サミット

タイ・チェンマイと聞いて、「ああ、あのタマモトさんの・・・」と思われる方は、かなりの年齢であろうかと推察します。タイの古都であり、第2の都市のチェンマイで、第2回アジア太平洋水サミット(APWS)が5月19日、20日の2日に渡り開催されました。・・・・

 

▼続きはHPで↓

/g/g5/g5m/y/pdf/y119.pdf

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 7 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(5月分) ■

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

日付 キーワード URL

5/16 北九州市 JICA カンボジア 意見交換会

http://www.jica.go.jp/kyushu/topics/2013/ku57pq00000avdkg.html

5/17 東京都水道局 東京水道サービス マレーシア

http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/press/h25/press130517-1.html

5/21 第7回Global Water Summit 2013

http://www.gii.co.jp/press/8011.shtml

5/22 北九州市 ベトナムハイフォン市 排水処理設備導入

http://haiphong.gov.vn/Portal/Detail.aspx?Organization=ubndtp_jp&MenuID=7959&ContentID=42005

5/30 第2回アジア・太平洋水サミット

http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201305141763/

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 8 編集後記 ■

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

今月号も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

先日、法要で田舎に行きました。参加者の平均年齢が高くそれゆえ、方言が飛び交います。いつの間にか自分も完璧に近く聞き分け使いこなしていました・・・

 

事件が起きたのは、東京に戻り、スーパーでの出来事・・・

レジのお姉さん「お品物、こちらで袋にお入れしてよろしいですか?」

私「おらほで、やるすけ・・・」まで言いかけました。

ええ、もちろん、レジのお姉さん棒立ち。

その後、ワタクシ何も言わなかったかのように言い直しました。

「ありがとう。自分でやりますから。結構よ」

お姉さんも何事も聞かなかったかのように「ありがとうございました」って。

いやぁ、びっくりしました。なんで方言が出たのか謎。

 

梅雨に入り(東京は空梅雨状態ですが)、これからは暑い夏だったりが、やってきます。

みなさま、どうぞ体調ご留意なさってくださいませ。

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 読者の皆様にお願い ■

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

送信不能で戻ってくる宛先が、ございますので、新年度を機にメルマガ配信先の確認作業をしています。

4月号(No137号)から、JS技術開発情報メールが届かなくなった、宛先が違うので変更をなどの、ご連絡は mailto:gikaiinfo@jswa.go.jpまでご連絡をいただくように、お願いいたします。

 

 

◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇このメルマガへの感想・お気づきの点は mailto:gikaiinfo@jswa.go.jp

◆このメルマガは、登録された国及び地方公共団体へ配信しています。

 新規登録、配信停止および登録情報の変更はmailto:gikaiinfo@jswa.go.jp

◆日本下水道事業団ホームページへは http://www.jswa.go.jp

  バックナンバーもご覧になれます。

 ◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

            JS技術開発情報メール

            発 行:JS技術戦略部 

         ◆Copyright (C) 2013日本下水道事業団

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◆