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技術開発

JS技術開発情報メールNo.142

 

日本下水道事業団(JS)

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               JS技術開発情報メール

       2013・9・13 No.142

━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◆JS技術戦略部

 

こんにちは。

人気ドラマの中での「やられたら倍返し」のセリフが話題になっていますが

私などは幼稚園児の頃から座右の銘は「目には目を」です。

さて、みなさま、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。

大雨、竜巻と異常気象が多くありますが、御身大事になさってくださいね。

いつも「JS技術開発情報メール」を、お読みいただきありがとうございます。

今月号も最後までおつきあいくださいませ。

 

 

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■ もくじ ■

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【1】はじめに

◆「広域的なバイオマス処理はいかがですか」  (技術戦略部長)

【2】トピックス

◇「第7回 IWA膜技術専門会議(IWA-MTC 2013)」が開催されました  (水処理技術開発課)

◆RADIEX2013(環境放射能除染・廃棄物処理国際展)に出展  (資源技術開発課)

【3】技術情報

◆共同研究 (水処理技術開発課)

◇よく見かける下水道用語 (技術基準課)

【4】「ふくしまからはじめよう。」 (福島再生プロジェクト推進室長 野村 充伸)

【5】研修センターからのお知らせ

【6】イリノイ通信Vol.7

【7】下水道よもやま話

◇意外と身近な下水処理場 (調査役(建築)柴田 翼)

【8】国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(8月分) 国際室)

【9】編集後記

 

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■ 1 はじめに ■

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◆◇広域的なバイオマス処理はいかがですか◇◆

 

9月に入り、鈴虫など秋の声を聞かせてくれるようになりましたが、まだ、暑い日も続いています。今年の夏は、高温が続き、しかも少雨で渇水が心配される反面、各地で記録的な豪雨による被害も発生しました。漁業にも影響の出ている黒潮の蛇行とあわせ、地球規模の異常気象地球の温暖化現象を強く感じる季節でした。

地球温暖化対策のひとつとして再生可能エネルギーの促進があり、エネルギーの96%を輸入している、わが国にとってはエネルギーの自立の観点からも重要な政策ですが、コスト面なのでなかなか進んでおらず、電気量のうち水力を除く再生可能エネルギーは1.6%(2012年)にすぎません。

 

下水道分野では消化ガス発電などが再生可能エネルギーですが、利用はまだわずかで、消化槽を持っている処理施設も全国の15%、 ¥約三百箇所しかありませんし、その消化槽も改築更新時期を迎えようとしています。固定価格買取制度(2012年7月)などの促進制度は出来ましたが、今後、下水道でバイオマス発電など再生可能エネルギーの利活用を拡大していくためには、コスト縮減の観点から消化槽の効率化が必要です。

このためJSではこれらを解決する技術として「熱改質高効率嫌気性消化システム」や「担体充填型高速メタン発酵システム」などを開発してまいりました。

 

他方、人口減少化時代を迎えるわが国では、下水道事業のみならず、し尿処理・ゴミ処理などバイオマスを扱う分野で施設の統廃合が必要となっています。バイオマス利活用の観点からも、バイオマスという共通資源を持つこれらの事業をまとめて、メタン発酵などによるエネルギーの利活用が求められ、既にいくつかの事業が進んでいます。

 

この際、解決しなければならない技術的課題のひとつに増加する窒素成分の除去があります。脱水ろ液などの形で、水処理施設に帰される窒素量が大きくなり、施設の増設や高度処理化など、建設費・維持管理費の面でコスト増を招いてしまいます。今後、し尿や浄化槽汚泥などを含む広域的なバイオマス処理が進むと考えられますが、窒素負荷の高い返流水を効率的に処理する切り札的な技術がJSで開発した「アナモックス反応を利用した窒素除去技術」と考えています。

 

この技術は、新たに発見されたアナモックス細菌を利用した窒素変換反応であるアナモックス反応(嫌気性アンモニア酸化反応)を活用して省エネルギー・低コストで窒素を除去する技術です。アナモックス細菌が有機物を必要としない独立栄養細菌であるという点に特徴があり、必要酸素量や発生汚泥量が少ない等のメリットがある技術です。従来型の硝化・脱窒プロセスと比較してユーティリティー費や温室効果ガス排出量で2割以上の削減可能と期待されています。

 

JSでは平成17年から調査に着手し、平成24年度より熊本市でB-DASH事業として実証実験を行っています。し尿や浄化槽汚泥などを含む広域的なバイオマス処理を検討したいと考えておられる公共団体の皆様も多いと思います。高濃度窒素の対策にご関心のある自治体の皆様には私どもの総合事務所にぜひご相談いただければ幸いです。

 

 (技術戦略部長 佐藤 泰治)

 

 

 

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■ 2 トピックス ■

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◆◇「第7回 IWA膜技術専門会議(IWA-MTC 2013)」が開催されました◇◆

 

<膜の国際会議(IWA-MTC2013)で口頭発表>

 

国際水協会(IWA)の膜技術専門家グループ(Membrane Technology Specialist Group)による「第7回 IWA膜技術専門会議(IWA-MTC 2013)」が8月25〜29日にカナダ・トロントで開催され、技術戦略部水処理技術開発課から以下の2件の口頭発表を行いました。

 

・ 糸川:Design and Operating Experiences of Full-Scale Municipal MBRs in Japan

(日本の下水道における実規模MBRの設計および運転管理の実態)

 

・ 辻:Operating Experience of MBR in Retrofitted Large Scale Wastewater Treatment Plant

(大規模下水処理場における既設改築型MBRの運転実績)

 

いずれも我が国の膜分離活性汚泥法(MBR)の実施設における実態を紹介したもので、我が国の中大規模型MBRが低い電力使用量で運転されている点が大きな注目を集め、ディスカッションは大いに盛り上がりました。

 

(水処理技術開発課)

 

 

 

 

◆◇RADIEX2013(環境放射能除染・廃棄物処理国際展)に出展◇◆

 

RADIEX2013(環境放射能除染・廃棄物処理国際展)が9月25日(水)〜27日(金)の3日間にわたり科学技術館・展示ホール(東京)で開催されます。

JSブースでは、東日本大震災復興支援の一環として行われた放射性物質を含む下水汚泥の減容化調査及び下水汚泥からの放射性セシウム分離回収実証実験の内容について紹介します。

(資源技術開発課)

 

詳しくはこちらから↓

日本下水道事業団HP

/radiex/r2013.html

 

RADIXE 2013公式HP

http://www.radiex.jp

 

 

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■ 3 技術情報 ■

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◆◇共同研究◇◆

 

【研究名称】 「管状UF膜を用いた槽外型MBRの開発」

【研究相手】 積水化学工業株式会社

【実施期間】 平成23〜25年度

【研究内容】

本研究では、従来の中空糸膜よりも大きな開口部(4mm)を持ちながら、単一素材(塩ビ系樹脂)製で耐圧強度の高い新規な管状限外ろ過(UF)膜を用いた槽外型膜分離活性汚泥法(MBR)の開発を目的としています。反応槽内に膜ユニットを設置する浸漬型MBRとは異なり、槽外型では膜ろ過プロセスへの汚泥供給動力が必要となります。

 

そこで、管状UF膜によるMBRでは膜内部に汚泥を流通させ、膜の外側から処理水を得る方法でろ過を行なうことを利用し、膜の内部に導入された洗浄用気泡によるエアリフト効果によって汚泥供給動力の削減を図ります。本研究ではこれまで小規模プラントでろ過方式などの運転条件検討を行なってきました。

今後は大規模プラントの連続運転を実施し、省エネルギー効果を検証します。

 

(水処理技術開発課)

リーフレットはHPへ

/g/g2/pdf/153.pdf

 

 

 

 

◆◇よく見かける下水道用語◇◆

 

4月から連載が始まりました「よく見かける下水道用語」ですが、今回は「コンクリートひび割れ」をご紹介します。

 

下水道施設には、最初沈殿池、反応槽、最終沈殿池等の施設に代表されますように水槽としての機能を有するコンクリート土木構造物が多くあります。

そのため、構造物の設計・施工に当たっては、強度や耐久性だけでなく、水密性の確保という品質管理も求められ、如何にしてコンクリートひび割れを抑制するのかが大きな課題になっています。

では、コンクリートひび割れには、どのような種類があるのでしょうか?・・・

(技術基準課)

 

▼続きはHPで↓

/g/g5/g5m/mb/pdf/142-1.pdf

 

 

 

 

 

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■ 4 ふくしまからはじめよう。 ■

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◆◇ふくしまからはじめよう。◆◇

(福島再生プロジェクト推進室長 野村充伸)

 

 

私ども、「福島再生プロジェクト推進室」が担当している事業のうち、福島市堀河町終末処理場の汚泥乾燥プロジェクトは、すでに4月6日に落成式を終えて順調に汚泥乾燥を進め、8月末には保管フレキシブルコンテナ数で30%以上の進捗が得られています。一方、郡山市の阿武隈川上流流域下水道県中浄化センターの汚泥焼却プロジェクトは、この8月30日に落成式を迎えました。・・・・

 

▼続きはHPで↓

/g/g5/g5m/mb/pdf/142-2.pdf

 

 

 

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■ 5 研修センターからのお知らせ ■

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◆◇平成26年度研修計画素案を発表しました◇◆

平成26年度研修計画素案を当事業団ホームページ上にて発表いたしました。

本素案は、研修参加意向調査(アンケート)も兼ねております。アンケートの結果を基に、素案を見直すこととしておりますので、何卒ご協力をお願いいたします。

 

(研修企画課)

詳しくはこちらから↓

/kensyu/goannai/goannai.html

 

 

 

◆◇まだ参加できます!「膜分離活性汚泥法(MBR)の新たな設計・運転管理手法」研修◇◆

このたび「膜分離活性汚泥法の技術評価に関する第2次報告書−MBR の適用拡大へ向けて−」が取りまとめられ、多様な用途に対応するためのMBR の新たな設計・運転管理手法などが評価されたところです。

 

このため、第2次技術評価報告書の評価内容を解説し、今後のMBRの応用展開方法を習得する標記研修を開催します。まだ募集人数に若干の余裕がありますので、参加をご検討されておられましたらぜひご参加ください。

 

(研修企画課)

詳しくはこちらから↓

/kensyu/goannai/iciran/minkan_pdf/2509MBR.pdf

 

 

 

 

 

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■ 6 イリノイ通信Vol.7 ■

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日本下水道事業団技術戦略部の水田です。

日本はまだまだ残暑厳しい時期かと思います。

私が住んでいるChampaignは最高気温が25℃前後で推移しており、過ごしやすい季節が続いております。今年は例年以上に涼しいようで、先日は早朝の気温が10℃を記録していました。それでも大学の中は冷房がかなり効いており、上着を羽織らないと寒いくらいです。アメリカでも風力発電などのグリーンエネルギーが取沙汰されており、トウモロコシ畑の中に数多くの風力発電が設置されていますが・・・

 

 

▼続きはHPで↓

/g/g5/g5m/mb/pdf/142-3.pdf

 

 

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■ 7 下水道よもやま話 ■

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◆◇意外と身近な下水処理場◆◇

(調査役(建築)柴田 翼)

 

 

居住地において下水道が整備されているか否か、それを端的に実感できる場所はトイレではないでしょうか。

幼少の頃、「汲み取り式トイレ」を経験した私にとっては、特にそう思うところです。転居に伴い家のトイレが「汲み取り式」から「水洗式」に進化した衝撃は今でも記憶に残っています。「もう、夏場の日中でのトイレの利用の際、意を決して個室に入る必要性はなくなったのだ。」と。・・・

 

▼続きはHPで↓

/g/g5/g5m/y/y.html

 

 

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■ 8 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(8月分) ■

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日付 キーワード URL

8/3パナソニック 新興国 水処理事業

http://www.47news.jp/CN/201308/CN2013080301001905.html

8/4パレスチナ 下水処理施設 日本援助

http://mainichi.jp/select/news/20130804k0000e030125000c.html

8/13かわさき水ビジネスネットワーク2013総会 成功裏に閉会

http://news.livedoor.com/article/detail/7949829/

8/13ホーチミン 水門整備BT・PPP

http://www.hotnam.com/news/130813033333.html

8/16大手商社 水ビジネス 加速

http://j-net21.smrj.go.jp/watch/news_tyus/entry/20130816-15.html

8/19WES-Hub ADB 連携会議 開催結果

http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo13_hh_000208.html

 

 

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■ 9 編集後記 ■

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以前にも、書きましたが体を動かすことが趣味です。

とは言うものの運動する機会は、激減。

 

そんな中、最近はもっぱら草野球とゴルフで、気分よく体を動かしている状況です。

 

先週、土曜日に草野球、日曜日にゴルフをしたら、月曜日、動くたびに体からバキバキ音がしています。ぎこちない動きで、日常生活を送っています。昔はこんなはずではなかったと思いながら・・・

 

そろそろ、運動の秋です。

皆さんは、ふだん運動していますか?

(N)

 

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■ 読者の皆様にお願い ■

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送信不能で戻ってくる宛先が、ございますので、新年度を機にメルマガ配信先の確認作業をしています。

4月号(No137号)から、JS技術開発情報メールが届かなくなった、宛先が違うので変更をなどの、ご連絡は mailto:gikaiinfo@jswa.go.jpまでご連絡をいただくように、お願いいたします。

 

 

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