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技術開発

JS技術開発情報メールNo.150

 

                            日本下水道事業団(JS)

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              JS技術開発情報メール
               2014.05.15 No.150
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆JS技術戦略部◇◆

 

いつも「JS技術開発情報メール」をお読み頂き、ありがとうございます。

今月号は回を重ねること、記念すべき150号になります。

2月の147号で実施しましたアンケート結果を踏まえ、ささやかですが、

当メルマガの内容をリニューアルいたしました。

今後も、皆様にとって有益な情報が発信できるよう試行錯誤、努めて参ります

ので、最後までおつきあいくださいませ。

 

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≪ もくじ ≫

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『1』 はじめに

◆「管きょの最小土かぶり」 (宇田川理事)

 

『2』トピックス

◇国交省B-DASHプロジェクトに3事業が採択されました(水処理技術開発課)

◆「下水道バイオマスからの電力創造システムに関する技術実証研究」
(H25年度採択B-DASH事業)実証試験の初年度成果について (資源技術開発課 島田)

 

『3』 技術情報

◇共同研究                   (水処理技術開発課)

◆よく見かける下水道用語             (新技術推進課)

◇長寿命化に関する情報      (アセットマネジメント推進課)

                          

『4』 「ふくしまからはじめよう。」             

               (福島再生プロジェクト推進室長 野村 充伸)

 

『5』ソリューション推進室からのお知らせ

◆「初めましてソリューション推進室です」  (ソリューション推進室長 佐藤泰治)

 

『6』 下水道よもやま話

◇タイ料理は好きですか(その2)  (技術戦略部長 藤本 裕之)

 

『7』 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(4月分)  (国際室)

 

『8』 編集後記

 

 

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≪ 1 はじめに ≫

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◆◇「管きょの最小土かぶり」◇◆

 

 管きょ(下水道)の最小土かぶりは下水道施設設計指針によると1m、都市によって多少の違いはあるが概ねこれに沿って敷設されている。この土被りはどのように定まったのであろうか。

 

 管きょの最小土かぶりについては、明治41年に策定された「東京市下水道設計」に記述がある。この計画は、東京における現在の下水道計画の基礎となるもので、合流式下水道を採用する一方で、特に、衛生的な見地から下町低地における雨水排除計画を定めている。 

 

 この計画では地下水位が高く、じめじめした下町低地の生活環境(衛生状態)を改善するためには、雨水を速やかに排除するとともに管きょを通して地下水を排除することが必要で、これを考慮して下水道管の最小土被りを3尺(1尺≒0.303m)と定めている。「衛生的な家屋を建てるためには地下水位よりも3〜4尺以上高い地面で行わなければならない」として、地盤の低い土地でも土被りを3尺確保することで下水道への地下水の排除を促し、良好な衛生状態を確保しようとした。

 

 この思想は、平成6年に東京都の史跡に指定された神田下水から引き継がれているようである。今なお、レンガ積みの当時の姿のまま現役の下水道管として使われている神田下水は、人家が密集し、水はけが悪く土地が湿潤で、悪疫(コレラ)が続発していた神田周辺の地域を対象に敷設された。事業は明治17年に始まり財政上の制約からわずか2年で4qほど敷設したところで中断されたが、この地域では「土地が乾燥してコレラの患者数が著しく減少しただけではなく、地価も上昇した」と、明治21年に公布された市区改正条例の編成趣意書に記されている。このことから、管きょの最小土被りは神田下水による衛生環境の改善の実績を踏まえて定められたのではないかと思われるのである。

 

 不明水対策に苦労している昨今の事情からすれば、地下水を積極的に下水道に排除することは、にわかに信じがたいことだが、伝染病が蔓延しやすい劣悪な衛生状態を改善しようという当時の社会的な要請を背景としたものであり、道路構造や車両の活荷重など道路の事情を考慮して土かぶりが定められている現在とは時代の違いを感じるところである。

                 

                                            (宇田川理事)

 

 

 

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≪ 2 トピックス ≫

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◆◇ 国交省B-DASHプロジェクトに3事業が採択されました ◇◆

 

 国土交通省が実施する「下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)」において、JSが地方公共団体、大学、民間企業等と共同で提案していた以下の3事業が採択されました。

 

・無曝気循環式水処理技術実証事業(高知市、高知大学、JS、メタウォーター)

・高効率固液分離技術と二点DO制御技術を用いた省エネ型水処理技術の技術実証事業(前澤工業、石垣、JS、埼玉県)

・ICTを活用したプロセス制御とリモート診断による効率的水処理運転管理技術実証事業(東芝、JS、福岡県、福岡県下水道管理センター)

 

▼詳細は記者発表資料を↓

/kisya/h25pdf/0331kisya.pdf

 

 

 

◆◇ 「下水道バイオマスからの電力創造システムに関する技術実証研究」
         (H25年度採択B-DASH事業)実証試験の初年度成果について ◆◇

 

 国土交通省国土技術政策総合研究所からの委託研究事業である「平成25年度下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)」において、和歌山市・日本下水道事業団・京都大学・叶シ原環境・潟^クマの共同研究体により実施してきました「下水道バイオマスからの電力創造システムに関する技術実証研究」が、良好な運転結果を得て初年度事業を修了しました。

 

 本実証研究は、下水道処理施設において「機内二液調質型遠心脱水機による脱水汚泥低含水率化技術」、「廃熱ボイラー付次世代型階段炉によるエネルギー回収技術」、「スクリュ式とバイナリ式を組合わせた高効率蒸気発電によるエネルギー変換技術」の3つの技術からなる“下水汚泥焼却廃熱発電システム”を実規模プラントにおいて実証するものです。昨年7月、和歌山市中央終末処理場内にて実証設備建設工事(焼却炉能力:35t-wet/日、発電能力:100kWh/h)に着手、2月10日(月)より焼却炉に火を入れ、実際の下水汚泥を対象とする実証研究を進めてきました。

 

 初年度の実証運転は3週間程度の短期間でしたが、低含水率化技術で含水率平均70%以下、エネルギー回収技術で発生蒸気量1.5t/h、エネルギー変換技術で発電量約120kWh/h、温室効果ガス削減効果としてN2O排出量が従来の概ね1/6(約300haの森林における年間CO2吸収量に相当)、焼却発電システム全体の消費電力の約6割を賄うなど、良好な実証運転結果が得られました。

 

 今後、季節変動や汚泥性状の変動に対し年間を通した長期スパンで安定した運転が可能であることを確認するとともに、他の下水処理場へ適用させるための各種データの取得を進める予定です。

 

 

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≪ 3 技術情報 ≫

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◆◇共同研究◇◆

 

【研究名称】 「膜分離活性汚泥法の導入促進に向けた技術開発

−セラミック平膜を用いた浸漬型MBRの省エネルギー化・合流対応の研究−」

 

【研究相手】 飯能市・株式会社明電舎

【実施期間】 平成24〜26年度

【研究内容】

 本研究では、セラミック平膜を用いた膜分離活性汚泥法(MBR)の合流式下水道施設への導入(合流対応)および省エネ化を目的としています。

 セラミック平膜は、物理的に堅牢で、従来の平膜では不可能だった逆洗が可能です。また、化学的耐久性も高く、膜の薬液洗浄を繰り返しても強度劣化が少ないことが特長です。

本研究では、膜ろ過流量を一時的に増大した運転を行うことで、セラミック平膜を用いたMBRシステムの合流式下水道への適用性を評価します。また、省エネ化については、膜洗浄風量の低減や逆洗流量の低減といった運転条件の最適化を行い、消費電力量0.4kWh/m3の達成を目指します。

【共同研究No.】162

 

リーフレットはHPへ

/g/g2/pdf/162.pdf

 

 

◇よく見かける下水道用語◇◆

 

 シリーズでお届けしております「よく見かける下水道用語」ですが、今回は「カーボン・ニュートラル」についてご紹介します。下水道特有の用語ではありませんが、汚泥の有効活用に関係する用語のため今回取り上げたいと思います。・・・・

 

続きはHPで↓

/g/g5/g5m/mb/pdf/150-1.pdf

 

 

 

◆◇長寿命化に関する情報◇◆

 

 皆様からの熱いご要望にお応えして(?)、今回からスタートすることになりました本シリーズ。執筆を担当しますのはJS事業統括部アセットマネジメント推進課及び東西設計センター計画支援課職員有志です。どうぞよろしくお願いいたします。・・・・・

 

続きはHPで↓

/g/g5/g5m/mb/pdf/150-2.pdf

 

 

 

 

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≪ 4 ふくしまからはじめよう。 ≫

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◆◇ふくしまからはじめよう。◆◇

                 (福島再生プロジェクト推進室長 野村充伸) 

 

 福島県でいつも不思議なのは、県庁所在地が県の北端部にあることと、もうひとつは郡山市に行くといまだに「県庁所在地を郡山市に」という立て看板を見ることです。確かに、郡山市は人口も県下最大で、県中央部に位置しています。規模、位置を考えると、他県人にすれば、郡山市が県庁所在地でもおかしくないと思う人は多いのではと感じます。・・・・・

 

▼続きはHPで↓

/g/g5/g5m/mb/pdf/150-3.pdf

 

 

 

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≪ 5 ソリューション推進室からのお知らせ ≫

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◇◆「初めましてソリューション推進室です」◆◇

                  (ソリューション推進室長 佐藤泰治)

 

 あっという間に皐月となりましたが、今月号より技術開発便りに「ソリューション推進室から」のコーナーが加わります。設置から1か月たち、順調にソリューション推進室も動き出しました。これに伴い技術開発便りの読者の皆様に、下水道に関する様々なソリューションをご紹介すべく、ソリューション推進室メンバーが交代で執筆いたします。読者の皆さんにはご期待いただくとともに宜しくお願いいたします。・・・・・

 

▼続きはHPで↓

/g/g5/g5m/mb/pdf/150-4.pdf

 

 

 

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≪ 6 下水道よもやま話 ≫

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◇タイ料理は好きですか(その2)◆◇

                 (技術戦略部長 藤本 裕之)

 

 タイ料理と言えば「辛い」ものと思われているようですが、辛くないタイ料理も多数あります。卵料理のカイ・チヤオ(薄い卵焼き)、カイ・ヤッサイ(具入りの卵焼き)、スープでは、ケーン・チュート(透明なスープ)などがあります。・・・・・

 

▼続きはHPで↓

/g/g5/g5m/y/pdf/y130.pdf

 

 

 

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≪ 7 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(4月分) ≫

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日付 キーワード URL

4/10 アジア開発銀行 PPP委員会議長 インタビュー 

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140410/mca1404100500010-n1.htm

4/19 横浜ウォーター フィリピン 水道調査 

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO70079190Y4A410C1L82000/?n_cid=TPRN0011

4/20 環境省 アジア水環境改善 モデル事業選定 

http://www.kankyo-business.jp/news/007547.php

4/24 下水道政策研究委員会 国際展開 人材育成 

http://www.kensetsunews.com/?p=30593

 

 

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≪ 8 編集後記 ≫

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早いもので、新年度も1ヶ月が過ぎました。

新しい職場に異動された方、新しい仲間が増えた方、様々な環境の変化があったのではないでしょうか。落ち着き出した今、思い返してみると、新しい出会いや新しい仕事など色々な経験ができ、忙しいながらに充実していた気がします。この気持ちのまま一年間過ごせればよいのですが・・・

さて、気が付けば上着が要らないくらい暑くなりましたね。

これから梅雨を迎え、さらに暑さ(蒸し暑さ?)が増してきます。体調を崩しやすい季節となりますので、皆様も体にお気をつけ下さい。

 

 

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            発 行:JS技術戦略部 

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