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技術開発

JS技術開発情報メールNo.155

                            日本下水道事業団(JS)

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                        JS技術開発情報メール

               2014.10.10 No.155

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆JS技術戦略部◇◆◇◆

 

いつも「JS技術開発情報メール」をお読み頂き、ありがとうございます。

実りの秋です。パン屋さんやケーキ屋さんには栗や南瓜、さつま芋を使った美
味しそうなものがたくさん並んでいて、どれを買ってよいか迷ってしまいます。

気が付くと、「あっ、こんなに買ってしまった・・・」皆様もお気を付け下さい。

それでは、今月号も最後までおつきあいくださいませ。

 

 

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≪ もくじ ≫

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『1』 はじめに

◆活性汚泥と活性酸素     (技術戦略部長 藤本 裕之)

 

『2』 トピックス

◇「下水道活性汚泥法100周年記念イベント」について (新技術推進課)

 

『3』 技術情報

◆共同研究                      (資源技術開発課)

◇よく見かける下水道用語                (技術基準課)

 

『4』 「ふくしまからはじめよう。」 (福島再生プロジェクト推進室長 野村 充伸)

 

『5』 ソリューション推進室からのお知らせ

◆「リスク対策と下水道」    (ソリューション推進室長 佐藤 泰治)

 

『6』 下水道よもやま話

◇「釣り四話」 前編      (技術戦略部次長 圓谷 秀夫)

 

『7』 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(9月分)(国際室)

 

『8』 編集後記

 

 

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≪ 1 はじめに ≫

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◆◇活性汚泥と活性酸素◇◆

 

今年は、活性汚泥法誕生100周年という記念すべき年に当たります。活性汚泥法は、私たち下水道人が最も頼りにしている下水処理法です。

 

活性汚泥の「活性」ですが、活性汚泥は英語でアクティベイティッド・スラッジと言い、このアクティベイティッドが活性に当たります。要は、「元気な」という意味です。下水と微生物を反応させて沈殿したものが「活性汚泥」ですので、活性汚泥は微生物の集まりです。いわゆる汚泥だと「どろ」のイメージですので、「生きている」微生物の集まりをイメージするために「元気な」という説明をつけたのだと思います。活性汚泥法の大発明は、活性汚泥を下水と混ぜることです。今では当たり前のことですが、沈殿池で沈殿した活性汚泥を反応タンクに戻す、すなわち汚泥を返送することで、処理効率は格段に向上し、水処理をシステムとして管理できるようになりました。現在では、空気を吹き込まない工程と組み合わせて、窒素除去、りん除去も可能になっています。活性汚泥って、「良いやつ」ですよね。

 

ところで、「活性酸素」は、「悪いやつ」というイメージです。活性酸素と言えば、「あなたの健康を害する」代表のように言われています。同じ、「活性」なのに・・・。実は、同じではありません。活性酸素の「活性」はラジカル、「過激な」という意味です。大学紛争のころの「過激派」もラジカルです(ちょっと古いかも知れませんが)。しいて言うと、「元気すぎる」というイメージです。この活性酸素は、私たちの下水処理では、オゾン処理(消毒)の際に出てきます。オゾンそれ自体が不安定で有機物などを攻撃する、というイメージですが、実は、オゾンは「活性酸素」となり、「活性酸素」が細菌や有機物を攻撃するという2段階になっています。塩素消毒の際にも、「活性塩素」が細菌や有機物を攻撃します。人の体の中でも、活性酸素は様々な物質に攻撃を仕掛けます。人に都合の悪いものをやっつけるのは良いイメージですが、人の体に必要なものをやっつけるのは悪いイメージです。活性酸素それ自身が、善悪を区別して行動している訳ではなく、人が、自分の都合でイメージを作っているだけです。このあたりは、「発酵」と「腐敗」に似ています。微生物の働きで、人に都合の良いもの(例えば、日本酒、味噌、しょうゆ、バイオガス)が出来る場合は「発酵」、人に都合の悪いものが出来る場合は「腐敗」となります。

 

活性汚泥の場合は、「元気な」で良いイメージ、活性酸素の場合は「過激な」で悪いイメージです。最終沈殿池で沈殿した汚泥は、返送汚泥となり、有効に利用されます。一部の汚泥は、「余剰汚泥」となり、系外へ排出されます。私たちも、くれぐれも「余剰汚泥」にならないよう、注意したいものです。

           (技術戦略部長 藤本 裕之)

 

 

 

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≪ 2 トピックス ≫

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◆◇「下水道活性汚泥法100周年記念イベント」について◆◇

 

「下水道活性汚泥法100周年記念イベント」が10月18日(土)、埼玉県の荒川水循環センター(JS研修センターの隣)にて開催されます。

JSからは、記念シンポシンポジウムでの野村理事の挨拶や、「埼玉県の下水道の未来を考える」と題したパネルディスカッションに藤本技術戦略部長が参加します。

同日、荒川水循環センターでは「荒川・下水道フェスタ2014」が開催され、研修センターのブースも出展します。

是非この機会に、記念シンポジウムやJSブースにお立ち寄りいただけると幸いです。

 

                                    (新技術推進課)

 

 

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≪ 3 技術情報 ≫

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◆◇共同研究◇◆

 

【研究名称】 「消化槽用低エネルギー撹拌装置の開発」

【研究相手】 メタウォーター株式会社 

【実施期間】 平成25〜26年度

【研究内容】

本共同研究は、担体充填型メタン発酵槽における低エネルギー型撹拌装置の開発を目的としています。汚泥や生ごみを対象に消化日数わずか5日程度で安定した処理が可能な技術として開発された当メタン発酵システムは、固定化担体を充填した高温消化システムであり、平成23年度B-DASAH事業「超高効率固液分離技術を用いたエネルギーマネジメントシステム」(大阪市中浜処理場内で実証)のコア技術の一つとして採用されるとともに、平成25年7月、JS新技術導入(制度に関する達)に基づく新技術T類に登録されています。

 

当メタン発酵システムでは従来ドラフトチューブ+循環ポンプによる撹拌方式を基本としてきましたが、担体を充填したメタン発酵槽により適した、インペラ式省エネルギー型撹拌装置の開発を目的に中浜処理場内のB-DASH実証プラントを用いて研究を進めています。

 

↓詳しくは、リーフレットをご参照下さい。

/g/g2/pdf/177.pdf

 

(資源技術開発課)

 

 

◆◇よく見かける下水道用語◇◆

 

「震度法」

 

東日本大震災による下水道施設の被害を受けて、下水道施設の耐震・耐津波対策に係る事務連絡が国土交通省から発出され、日本下水道協会の「下水道施設の耐震対策指針と解説-2014年版-」の適用が周知されています。この新しい指針に係る基本的な概要等は、JS技術開発情報メール146(2014.1.10)でも少しご紹介しているところでありますが、今回は、処理場・ポンプ場施設における土木構造物の耐震計算として採用される「震度法」について掘り下げたいと思います。・・・・・

 

▼続きはHPで↓

/g/g5/g5m/mb/pdf/155-1.pdf

 

(技術基準課)

 

 

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≪ 4 ふくしまからはじめよう。 ≫

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◆◇ふくしまからはじめよう。◆◇

                  (福島再生プロジェクト推進室長 野村 充伸) 

 

先月で、東日本大震災から3年半が経ちました。8000Bq/kgを超えるいろいろな種類の指定廃棄物が残されている中で、私ども日本下水道事業団(以下、JSとする)が受託している福島市での放射性物質を含む下水汚泥の減容化実証実験プロジェクトが終了しました。

 

これは、福島市堀河町終末処理場に設置された仮設汚泥乾燥炉を使って、平成25年4月より、場内に保管された汚泥を安全に減容化する実証実験でした。これは原発事故による放射性物質に汚染され、場内の水処理施設に保管された下水汚泥を対象として、安全に減容処理する実証実験で、・・・・・

 

▼続きはHPで↓

/g/g5/g5m/mb/pdf/155-2.pdf

 

 

 

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≪ 5 ソリューション推進室からのお知らせ ≫

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◆◇「リスク対策と下水道」◇◆

                        (ソリューション推進室長 佐藤泰治)

 

早くも平成26年は半年が過ぎ、神無月となり、「天高馬肥」をむかえ、過ごし易い季節を迎えました。

 

さて、今年は、台風や大雨による浸水被害や土砂災害が多く、8月に発生した広島県下の大雨では広島市で死者74名、住宅被害約46百棟という大きな被害がでましたし、京都府の福知山市では住宅約25百棟が浸水するという被害が発生しました。全国的にも、時間降雨100mmを超える大雨が各地で観測され、道路や駅舎の冠水やマンホールからの噴水など様々な浸水被害が発生しました。また、地震も多く、・・・・・

 

▼続きはHPで↓

/g/g5/g5m/mb/pdf/155-3.pdf

 

 

 

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≪ 6 下水道よもやま話 ≫

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◆◇「釣り四話」 前編◇◆

                        (技術戦略部次長 圓谷 秀夫)

 

第壱話「太公望と覆水不返」の話

 紀元前11世紀、中国は殷の時代の話です。

 後の周の文王となる西伯という人が、ある日のこと、渭水(黄河の支川)で釣りをしている人に出会い、その釣り人と語り合ううちに見識を見出し、「あなたは、私の祖父・太公の時代から待ち望んでいた人物です」と言い、家に招きました。その日以来、西伯のブレーンとして活躍し、殷に次いで天下を取った周の政策立案に関与し、国の繁栄に大いに貢献したそうです。

ちなみに、釣り人の本名は呂尚と言います。・・・・・

 

▼続きはHPで↓

/g/g5/g5m/y/pdf/y135.pdf

 

 

 

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≪ 7 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(9月分) ≫

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日付 キーワード URL

9/8 中国台湾 下水油

http://www.xinhuaxia.jp/social/46103

9/9 滋賀県 ベトナム ハロン湾 

http://biz.searchina.net/id/1542977

9/15 水ビジネス 水メジャー 大阪商工会議所 

http://www.sankei.com/west/news/140915/wst1409150003-n1.html

9/18 厚生労働省 水道 海外水ビジネス公告 

http://www.mhlw.go.jp/sinsei/chotatu/chotatu/wto-kobetu/2014/09/wt0918-01.html

 

 

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≪ 8 編集後記 ≫

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今月号も最後までお読み頂き、ありがとうございます。

暑くもなく寒くもなく、過ごしやすい季節になりましたね。秋といえば、食欲の秋、

スポーツの秋です。(芸術はよく分からないので・・・)

先日、茄子の田楽を食べました。焼き茄子は好物なので、勢いよく食べたら

…見事にヤケド。。。その後暫くは、痛みと闘いながらの食事となってしまい

ました。やっぱり、美味しいものは「味わって」食べないとと思った、今日この頃でした。

皆さんも、よく食べ、よく動き、元気にお過ごしください。

 

 

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