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日本下水道事業団(JS)
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JS技術開発情報メール
2016.12.26 No.182
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆JS技術戦略部◇◆◇◆
いつも「JS技術開発情報メール」をお読み頂き、ありがとうございます。
今年もあとわずかになり、秒読み段階に入ってきました。
年末の大掃除やお正月の買い出し等、バタバタと忙しい時期です。
うっかり風邪などひかないよう気をつけて乗り切りましょう!
それでは今月号も最後までおつきあいくださいませ。
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≪ もくじ ≫
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『1』 はじめに
◆「1年間、お疲れ様でした」 (理事兼技術戦略部長 松浦 將行)
『2』 トピックス
◇技術評価委員会を開催しました (技術開発企画課)
『3』 技術情報
◆よく見かける下水道用語 (技術基準課)
『4』 「ふくしまからはじめよう。」 (福島再生プロジェクト推進室)
『5』 国際戦略室からのお知らせ
◇海外向け技術確認実施済みの技術 ベトナムで実施設導入決定 (国際戦略室 今島 祥治)
『6』 下水道よもやま話
◆いまさらながら「トイレ」雑感? (技術戦略部調査役(土木・建築) 高橋 光明)
『7』 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(11月分) (国際戦略室)
『8』 編集後記
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≪ 1 はじめに ≫
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◆◇「1年間、お疲れ様でした」◇◆
今年もいろいろな出来事があり、あわただしい1年があっという間に過ぎた感じがします。残りわずかとなりましたが、皆様方におかれましては、充実した良い年となりましたでしょうか。
今年は、世界経済の先行きへの不安感や不透明感から世界的な同時株安で始まりました。6月には英国で国民投票が行われ、欧州連合(EU)からの離脱が決定しました。11月には米国大統領選挙で、大方の予想に反してドナルド・トランプ氏が勝利し、東京やアジアの主要株式市場は「トランプ・ショック」で大揺れとなりました。既成政治への不満から、国論を二分するような現象が欧米で表面化しています。同様な動きが今後も続くのか、世界的な枠組の転換が起こるのかどうか注視していく必要があります。
4月には熊本地震が発生し、震度7の激震に2度襲われるという異例の事態に加え、震度1以上の余震が多発するなど、過去の経験則があてはまらない状況となりました。そんな中、全国の下水道関係者が被害の大きかった熊本市や益城町などに駆けつけ、下水道管や処理場施設の早期復旧支援に取り組みました。また、8月に4つ、9月には2つの台風が日本列島に上陸し、各地に大きな被害をもたらしました。とりわけ、台風10号は、いったん南西に向かってから"ブーメラン"のように東へ戻る進路をたどり、東北や北海道に大きな爪あとを残しました。今後も増加すると予想される大型台風への備えがますます重要になっています。
一方、8月にはリオデジャネイロでオリンピック・パラリンピックが開催され、水泳、体操、柔道を始め、卓球、バドミントン、レスリング、陸上など多くの競技で、日本人選手の活躍が目立ちました。若いアスリート達にも大いに刺激を与えたと思います。2020年の東京大会へ向けて、日本の選手が一層活躍してくれることを期待しています。
10月には、東京工業大学の大隅良典栄誉教授が「オ―トファジー(自食作用)」の仕組みを解明し、ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。この仕組みは、パーキンソン病やがんなどの病気に関わっているとのこと、新たな創薬に道を開いてほしいと願っています。
技術戦略部においても、新たな技術開発に取り組んだ1年となりました。B-DASHプロジェクトの新規案件として、「下水汚泥の肥料化、燃料化技術」、「水量変動追従型水処理技術」、「余剰汚泥削減型水処理技術」、「塩分濃度差を利用した水素製造システム」の4件のプロジェクトに取り組むとともに、IoT導入に向けて新たに5件の調査研究を開始しました。また、「下水汚泥由来繊維利活用システム」の技術評価が、まもなく委員会から答申される予定で、「下水道コンクリート構造物の防食技術マニュアル」についても、4年ぶりに改定され来年度から適用になります。
世界的な政治や経済の動向や科学技術を取り巻く状況が目まぐるしく変化する中で、下水道界の方向性や下水道技術者のスタンスも難しくなっていますが、周囲の動きに惑わされることなく、また後れを取ることもなく、前を向いて1歩でも2歩でも進化していけたらと思っています。
今年は、本当にお疲れ様でした。皆様におかれましては、来年も健康で活気に満ちた年となることを心より祈っています。
(理事兼技術戦略部長 松浦 將行)
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≪ 2 トピックス ≫
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◆◇技術評価委員会を開催しました。◇◆
11月24日(木)に第74回技術評価委員会を日本下水道事業団本社にて開催しました。
委員会では、技術開発関連業務の報告とともに、平成27年度から実施している「下水汚泥由来繊維利活用システム」の技術評価、および技術開発 基本計画について審議を行いました。
次回は、平成29年3月に開催を予定しています。
▼関連サイト↓技術評価委員会
https://www.jswa.go.jp/g/g4/g4g/giinkai.html
(技術開発企画課)
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≪ 3 技術情報 ≫
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◆ ◇よく見かける下水道用語◇◆
「系統連系」、「逆潮流」とは。
下水道事業においても、再生可能エネルギーの活用、下水道エネルギーの循環など推進される昨今ですが、今回は、その中でも再生可能エネルギーを活用した発電における発電機と下水道既存施設との接続についてのお話しです。
再生可能エネルギーによる発電において下水道施設を対象にするとバイオ(消化)ガスによる発電、太陽光発電、小水力発電等が一般的ですが、下水道施設が消費する電力に対しその発電量は非常に小さいケースが多いので、商用電力系統に並列に接続するケースが多いと思われます。・・・・・
▼続きはHPで↓
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf/182-1.pdf
(技術基準課)
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≪ 4 ふくしまからはじめよう。 ≫
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◆◇ふくしまからはじめよう。◇◆
(福島再生プロジェクト推進室)
今年度より隔月でお送りしております「ふくしまからはじめよう」のコーナーでは、福島関連の情報も交えつつ、「福島再生プロジェクト推進室」が担当しているプロジェクトの進捗を中心に情報提供しております。
12月師走に入り、書いて字のごとく、年末に向けて追い込みに入られている方も多いかと存じます。日没時刻もかなり早くなり、夕暮れ時の寒さが身に染みる季節になりました。暖かい食事が恋しいところですが、福島県内の特に中浜通りや会津地方では、「そば」と「カツ」が有名かと存じます。・・・・・
▼続きはHPで↓
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf/182-2.pdf
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≪ 5 国際戦略室からのお知らせ ≫
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◆◇海外向け技術確認実施済みの技術 ベトナムで実施設導入決定◇◆
(国際戦略室 今島 祥治)
1.はじめに
JSが海外向け技術確認を初めて実施したメタウォーター株式会社の技術「前ろ過散水ろ床法(PTF法)」が、ベトナム国ホイアン市の「ホイアン市日本橋地域水質改善計画」(ODAの無償資金協力案件)における下水処理技術として採用され、メタウォーター株式会社・月島機械株式会社の共同企業体とベトナム国ホイアン市との間で請負工事契約が締結されました。・・・・・
▼続きはHPで↓
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf/182-3.pdf
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≪ 6 下水道よもやま話 ≫
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◆ ◇いまさらながら「トイレ」雑感?◇◆
(技術戦略部調査役(土木・建築) 高橋 光明)
日本の公衆トイレを含めトイレの状況は、衛生面・機能面・規模・構造・設置場所など多様に渡り、その水準の高さには定評があるようです。
変遷を少し見れば、和式から洋式混合へ。室内の仕上げも明るい陶器製のタイルやシート張、屋外などは清掃のしやすさも考慮された磁器質のモノなど、バリエーションもあります(もっとも平安時代の貴族の厠は「畳敷き」というのもあったそうな…)。・・・・・
▼続きはHPで↓
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/y/pdf/y161.pdf
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≪ 7 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(11月分) ≫
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日付 キーワード URL
11/13 琵琶湖 水分析 アジアの高校生 科学フェア
http://www.asahi.com/articles/ASJCB4RLRJCBPTJB00L.html
11/13 下水汚泥 石油精製 米エネルギー省
https://news.nifty.com/article/magazine/12172-20161212-E182422/
11/17 JICA スリランカ向け円借款契約調印 上水道インフラ整備
https://www.jica.go.jp/press/2016/20161117_02.html
11/29 プノンペン 水道セミナー 北九州市
http://www.globalnewsasia.com/article.php?id=3946&&country=6&&p=2
11/30 日立製作所 南アフリカ 造水システム実証
http://afri-quest.com/archives/8745
12/16 メタウォーター ベトナム国ホイアン市から受注 JS海外向け技術確認
http://www.zaikei.co.jp/article/20161216/342873.html
12/19 ベトナム国ホイアン市から受注 JS海外向け技術確認
http://www.viet-jo.com/news/nikkei/161216050148.html
(国際戦略室)
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≪ 8 編集後記 ≫
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今月号も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
今年もとうとう終わりですね。年末の大掃除にまったく手を付けていないのでなんとか楽に終わらせようと便利グッズを必死に探しています。けど、便利グッズを探す時間を掃除に当てた方が早いような。。。便利グッズも掃除もほどほどにして、落ち着いて新年を迎えたいと思います。
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JS技術開発情報メール
発 行:JS技術戦略部
◆ Copyright (C) 2016 日本下水道事業団
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