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技術開発

JS技術開発情報メールNo.204

 

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          JS技術開発情報メール       

           2018.10.26 No.204

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆JS技術戦略部◇◆◇◆

 

 いつも「JS技術開発情報メール」をお読み頂き、ありがとうございます。

 街路樹も少しずつ色が変わり始めました。皆様のお住いの地域の紅葉は始まって

おりますでしょうか?

 秋も深まり寒暖の差が大きくなる頃です。体調管理に気を付けて過ごしてまいり

ましょう!

 それでは今月もお付き合いください。

 

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≪ もくじ ≫

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『1』 はじめに

◆「インセンティブ」       (技術戦略部長 細川 顕仁)

『2』 トピックス

◇技術評価委員会を開催しました   (技術開発企画課)

 

『3』 技術情報 

◆よく見かける下水道用語 「防爆」       (資源エネルギー技術課)

 

『4』 下水道よもやま話          

◇照明のLED化と紫外線消毒の今後    (技術戦略部次長 山下 洋正)

 

『5』 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(9月分)    (国際戦略室)

 

『6』 国際戦略室からのお知らせ

◆ベトナム通信 第17号(最終号)          

◇タイ王国下水道公社職員の本邦研修           (国際戦略室)

 

『7』 ふくしまからはじめよう       (福島再生プロジェクト推進室)

 

『8』 編集後記

 

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≪ 1 はじめに ≫

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◆◇「インセンティブ」◇◆

 

 専攻に全く興味が持てないとぼやいている愚息、経済学部に通う大学3年生、が、「オヤジ、この本は面白い。経済学関係の図書で初めて最後まで興味深く読めた」と薦めてくれた本。私も読んでみたのですが、なるほどと唸ってしまいました。今回はその本のお話。

 

 それは少し古く、10年ほど前に話題になっていた(らしい)「ヤバい経済学」(Freakonomics 〜A Rogue Economist Explores the Hidden Side of Everything〜)というものです。この本の著者は米国の(当時の)若手経済学者とライターで、言いたいことを非常に興味深くかつ分かりやすい事例で説明しています。そして、各章のタイトルがまた面白い。例えば、「学校の先生と相撲の力士、どこがおんなじ?」 What Do Schoolteachers and Sumo Wrestlers Have in Common? や「ヤクの売人はどうしてママと住んでるの?」 Why Do Drug Dealers Still Live with Their Moms? どうでしょうか。魅かれますよね。内容はというと、様々な、でも複雑ではないデータを用い、読者が飽きないように話を展開しています。本の宣伝みたくなってきましたが、私が「そうか!」と感心したのは、著者が一貫して主張している「人間はインセンティブ(誘因)で動く」というところです。

 

 「インセンティブは現代の日常の礎である」・・・人間の活動に何がしかのインセンティブは働いているとぼんやりとは思っていましたが、「礎」であるとは。例示で面白かったのが不動産屋の話。シカゴの住宅売買のデータ10万件を調べると、ありとあらゆる変数(場所、築年数、家の質など)を調整してもなお、不動産屋の営業担当者は自分の家を売る場合、お客さんの家を売る場合と比較して平均で10日長く市場に出していて、3%強高く売却していることが分かったそうです。不動産屋は仲介手数料が収入となるので、自分の家であろうがお客さんの家であろうが、できるだけ高く売りたいというインセンティブは同じであるはず(お客さんはそう信じている)。しかし現実は少し違っていた。何故か?そうです、インセンティブが異なっているのでした。仲介の場合、手数料分しか「実入り」が無いので、そこそこで手を打たせ次の物件を売りたいというインセンティブがあると言うのです。言われてみれば、そうかと思いますよね。このようにインセンティブは人やシチュエーションなどによって異なります。

 

 このインセンティブという言葉で下水道業界において私がすぐ頭に浮かぶのが包括的民間委託です。これは、民間事業者の裁量による業務を増やし、創意工夫をしてもらい維持管理の効率化・高度化を図るというもので、要求水準未達の場合はペナルティを課し、その一方で良いパフォーマンス等に対するインセンティブ(「ヤバい経済学」で言うところのインセンティブとは多少意味合いは違いますが)も付与されるとされていました。ところが、私は平成14年頃から今まで数多くの包括的民間委託導入・実施等のお手伝いをしてきましたが、ペナルティはどこでも見かけるのですが、インセンティブの付与については、次契約から入れようと現在検討している某市を除き、これまでお目にかかったことがありません。包括的民間委託を含め、近年話題になっているPPP(官民連携)を考える時、インセンティブについてあまり気にされていないことが気になります。「連携」と呼ぶ以上、委託者は受託者側のインセンティブについてもう少し意識すべきではないかと思います。そして受託者側も、委託者がPPPを導入しようとしているインセンティブは何かを考慮して提案や協議を行っていって欲しいなと思います。官民双方にとってインセンティブがあるスキーム、そして契約を「連携」して創り上げていくという意識こそ、効果的なPPPの導入のために最も重要かつ必要なことではないかと私は思っております。

 

 人間はインセンティブで動きます。皆さんの周りに「何でこの人はあんな発言やこんな行動をとるのかな?」と不思議に思う人はいませんか?その時、この人のインセンティブは何だろうかと考えてみたら、もしかしたら発言・行動の「訳」が見え、接し方も変わってくるかも知れません。単に自分が手を抜きたい、楽をしたい、逃げたいというインセンティブだけで行動している人はどうやっても救われませんが・・・

 

 

(技術戦略部長 細川 顕仁)

 

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≪ 2 トピックス ≫

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◆◇技術評価委員会を開催しました◇◆

 

 10月11日(木)に第77回技術評価委員会を日本下水道事業団本社にて開催しました。

 委員会では平成29年度試験研究の実施状況および平成30年度実施計画について、並びに技術評価の実施対象について審議を行いました 。

 

(技術開発企画課)

 

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≪ 3 技術情報  ≫

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◆◇よく見かける下水道用語◇◆ 

 

「防爆」

 

 電気機器を水や塵から守る対策を防水/防塵と呼びますが、「防爆」は防水や防塵と同じような意味合いで用いられ、爆発事故が起こりうる可能性のある場所(危険場所)において、電気機器から発生する火花や高温などによる爆発事故や火災事故を防ぐための特別な対策のことを言います。下水道施設において防爆が必要なものとしては、消化タンク関連設備があります。汚泥消化により発生する消化ガスは・・・・・

 

▼続きはHPで↓

https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf/204-1.pdf

 

(資源エネルギー技術課)

 

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≪ 4 下水道よもやま話  ≫

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◆◇照明のLED化と紫外線消毒の今後◇◆ 

 

 最近、照明のLED(発光ダイオード)化が進んでいます。我が家の電球の交換にと家電店に行っても、商品棚にはLEDランプばかり並んでいます。同じ電球型でも、蛍光ランプよりは値段が高くて一瞬躊躇してしまいますが、長寿命と低消費電力でライフサイクルコストに優れているに違いないと我が身に言い聞かせて購入するしかありません。

 このLED化の流れの一因には、水銀規制があるようです。2017年に「水銀に関する水俣条約」が発効し、蛍光管、体温計等の水銀添加製品の製造・輸出入が国際的に規制されるようになりました。国内法としても「水銀汚染防止法」が施行され、照明器具の蛍光ランプについても、一定以上の水銀を含有する「特定水銀使用製品」の製造・輸出入が平成30年より禁止されています。

 照明器具メーカーでは、水銀規制をクリアした蛍光ランプ製品が引き続き製造されていますが、段階的に縮小されて、今後は長寿命・省エネのLED製品が主力とされていく傾向にあるようです。

 下水処理場で活躍するランプとしては・・・・・

 

▼続きはHPで↓

https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/y/pdf/y183.pdf

                 

(技術戦略部次長 山下 洋正)

 

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≪ 5 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(9月分)≫

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日付 キーワード URL

9月10日       IWA 世界水会議 東京   

http://www.iwa-jnc.jp/custom4.html

 

9月14日       アジア 水環境改善ビジネス セミナー    

https://portal-worlds.com/news/asean/15053

 

9月19日       日立造船 高速ろ過装置 設置面積1/2

https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/news/18/02674/

 

9月27日       日本企業 ベンガルール 漏水調査研修

https://www.jetro.go.jp/biznews/2018/09/45262ff6e0382ba5.html

 

(国際戦略室)

 

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≪ 6 国際戦略室からのお知らせ ≫

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◆◇ベトナム通信 第17号(最終号)◇◆ 

 

 JICA専門家(ベトナム:下水道計画・実施能力強化支援技術協力プロジェクト)

若林です。

 今回は、下水道セミナー及びチャンアンマラソンについて報告いたします。

1.下水道セミナーについて

 9月21日に下水道セミナーが開催され、そこで私のこれまでの活動を報告いたしました。

 報告の構成は、@VSCプロジェクトの背景、A事業実施支援部門の概要、Bナムディン市におけるパイロット事業、Cナムディン市下水道計画概要、Dパイロット事業から得られた知見、E活動成果の研修への適用、Fプロジェクトおよび下水道事業への提言でした。

 VSCプロジェクトの背景では、ベトナムにおける下水道事業の主な問題点として、@不十分な法規制や執行状況、A計画・設計の欠陥、B事業の遅れをあげ、解決方法として、ベトナム下水道センター(仮称)を設立し研修・研究開発・事業実施支援の機能を持たせることが提案され、本プロジェクトが形成されたことを説明しました。

 事業実施支援(PIS)部門の概要では・・・・・

 

▼続きはHPで↓

https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf/204-2.pdf

 

 

◆◇タイ王国下水道公社職員の本邦研修◇◆ 

 

 2018年9月10日〜9月21日の日程で、タイ王国下水道公社(WMA)から5名の職員を埼玉県にお迎えし、埼玉県及び埼玉県下水道公社とともに国内研修を実施しました。今回の研修において、JSは4つの座学を担当しました。具体的には、

@ 日本下水道事業団研修センターの運営について

A 下水処理及び処理施設概論

B 日本の下水道財政の考え方

 C下水道料金徴収

の4つの講義です。

 特に、Bの講義については、下水道使用料収入の基礎になる接続について議論になりました。タイ王国では・・・・・

 

▼続きはHPで↓

https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf/204-3.pdf

 

(国際戦略室)

 

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≪ 7 ふくしまからはじめよう ≫

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 今年の夏は、全国的に記録的な暑さで体調を崩された方も多かったのではないでしょうか。

 業務を実施している堀河町終末処理場のある福島市は、東に阿武隈高地、西に奥羽山脈に囲まれた、ひょうたん型をした盆地の一角にあり、典型的な内陸性気候で夏は平年でも暑いところです。東北地方は一般に比較的涼しいところというイメージがありますが、福島市の今年の最高気温のデータ1)をみると、35℃以上の日が7月に15日、8月に9日ありました。近隣の仙台市は7月に1日、8月も1日であったことと比較すると福島市の暑さをご理解いただけると思います。また、福島市の昨年の最高気温が35℃以上の日は、7月が6日、8月が0日であったことからも、今年がいかに暑かったかわかります。JR福島駅東口に設置されている温度計は・・・・・ 

 

▼続きはHPで↓

https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf/204-4.pdf

 

(福島再生プロジェクト推進室)

 

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≪ 8 編集後記  ≫

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 今月号も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 2017年6月号からスタートしたベトナム通信が今月最終号となりました。

 若林さんよりのプロジェクトの報告とベトナムでの生活や風習、行事、

観光地などの紹介、毎号楽しみに編集作業をしていたので最終号が届き少し

さみしくなりました。若林さん!毎号のお便りありがとうございました!!

 季節はすっかり秋になりました。

 シチューやお鍋の美味しい季節の始まりです!温かいものを食べて身体を

ぽかぽかにして元気に頑張りましょう!!

 

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JS技術開発情報メール

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