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技術開発

JS技術開発情報メールNo.223

 

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          JS技術開発情報メール       

           2020.5.25 No.223

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆JS技術戦略部◇◆◇◆

 

いつも「JS技術開発情報メール」をお読み頂き、ありがとうございます。

青葉かおる5月からあっという間に梅雨の季節となりました。気温の寒暖差に

負けないよう、心身ともに気を引き締めてまいりたいと思います。

では今月号もよろしくお願いいたします。

 

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≪ もくじ ≫

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『1』はじめに

◆「単身引きこもり生活報告・・・色々考えさせられますねぇ」 (技術戦略・西日本担当理事 細川 顕仁)

 

『2』トピックス

◇技術戦略部 調査役ご挨拶

 

『3』技術情報 

◆よく見かける下水道用語 「下水のニオイ」  (技術開発企画課)

 

『4』下水道よもやま話           

◇職場で仕事を行うことについて 〜在宅勤務で思ったこと〜 (技術基準課長 若尾 正光)

 

『5』国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(4月分)  (国際戦略室)

 

『6』研修センターからのお知らせ               

◇下水道研修参加募集について(第3・第4四半期開講分)   (研修センター)

 

『7』編集後記

 

※今月の「国際戦略室からのお知らせ」はお休みいたします。

 

 

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≪ 1 はじめに ≫

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◆◇「単身引きこもり生活報告・・・色々考えさせられますねぇ」◇◆

 

 全世界、社会全体が異常な状態での新年度のスタート、そしてゴールデンウィーク・・・皆様はどう過ごされましたか。2カ月のご無沙汰でした、技術戦略担当理事の細川です。今後隔月で登場する予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 さて今回の話題は・・・新型コロナ関連、やはりこれになります。とは言ってもそこはこのコーナー、正面切った話ではありません。外出自粛ということで、私はこの1ヵ月あまり、職場へ出勤する日以外はほぼ部屋に引きこもり、テレビやネットを見たり読書したりしていたのですが(もちろん仕事もしています)、そんな中で気になるワードやぼんやりと思いを巡らせたことを紹介させていただきます。

 

 まずは軽い話から。英語に堪能な某知事がよく口にされ、またTVやネットでもしょっちゅう見かける“stay home”って皆さんは気になりませんでしたか? 最初私は“stay at home”じゃねと思ったのですが、でもhomeは副詞としても使えるので前置詞のatはいらないのかなと思ったり。調べてみたら両方とも正解。米語(前者)と英語(後者)の違いとか、ニュアンスの微妙な違い(前者は留まって外に出かけないという意味が強く、後者は「家に」いること=いる場所が強調される)はあるようです。外出しないで!という今(5月中旬)の状況を考えると前者の方がしっくりくるのでしょうかね。なので某知事も最初の頃は後者を使ったこともあったのに今では前者しか使っていませんね。ちなみに「外出禁止令」を英訳すると“stay-at-home order”だそうです。

 

 続いてはちょっと怖い話。コロナフォビア(coronaphobia:コロナに関連した憎悪や差別(コロナ恐怖症))や自粛警察について。社会全体、誰もが不自由な生活を余儀なくされストレスが溜まってきているせいか、或いは誰しも感染拡大の原因となり得るという恐怖心からなのか、色んなものへのバッシングが目立ってきます。しかもフェイクに踊らされたりして。魔女狩りよろしくコロナウィルスの被害者であるはずの感染者や生活維持のためにルールを守って営業を続ける店までもが吊るし上げられてしまう。虚実入り乱れた情報が飛び交い、しかもそれらに触れたり、また新たに発信したりする機会が格段に増えているのでどんどんエスカレートしてしまう。過去にも何回か書いてきましたが、情報リテラシーの重要性を痛感しています。

 

 次は「パブリックヘルス」という医学分野について。世界の感染者数や将来の予測などでその名をよく目にするようになった米国ジョンズ・ホプキンズ大学がこの分野の世界No.1らしいのですが、この分野の重要性が益々増してくると痛感しています。私も全然知らなかったのですが、その内容は日本語直訳の「公衆衛生学」とはかなり異なっており、国として世界として疾患に対してどのような対策を行うかを、メガデータを用いて研究するものらしく、医学に加え統計学、生物学、経済学、そして政治学や国際関係学の知見を駆使して総合的に行っていくものとのこと。新型コロナ感染症の終息はまだまだ見えませんし、たとえ今の事態が収束したとしても未知の感染症は今後も出てくるでしょうから、パブリックヘルスの進歩に対する期待は今後も大きいと思っています。下水の水質データ、下水中のウィルスデータなんかもパブリックヘルスに益々活用されていくかもしれませんね。

 

 最後に危機管理とリーダーシップについて。これほど全国津々浦々の知事や市長の顔が見える機会はこれまでありませんでした。それぞれについて批評する気はありませんが、色々と『見えて』面白いですね、ちょっと不謹慎かも知れませんが。でまあ国や都道府県などの対応に関する記事などを流し読みしていたのですが、ある自衛官OBの人の投稿が個人的に共感を持てました。その中で、今こそやるべきと主張していた「軍隊型危機管理」について紹介します。

 

 @見えない状況の中で、「いつ何を決心するか」を明確にしながら

 A当面と将来に分けた「情勢認識を共有」し

 B当面の処置と将来の対策を「決心」し

 C指揮官の判断に従って実行する

 D常に正しいかどうかを判断しながら、間違いがあったり他での教訓などで従来のやり方が間違っていれば、躊躇なく従来の考えを捨て、新しい考えで再統一する

そして評価し、@に戻る。

 

 どうでしょうか?私は「決心」と「躊躇なく従来の考えを捨て」というあたりにすごく惹かれました。

 

 あまり動かない生活をしていると筋力だけでなく頭も衰えていってしまいます(反対に身体が横に成長していきますが・・・)。そうならないよう部屋の中で素振りしたり色んなことを考えたり・・・こういう不自由な生活の中でこそ見つけられること、再確認できるものもありますよね。皆さんは何を発見されましたか?私は自分という人間を再認識できました。と言っても大それたものではありません・・・会話を通じた言葉のキャッチボールが好き。表情を観察しながら茶化すことが大好き。そして飲み会も大大好き(ダラダラ会議は大嫌い)・・・やはり人との直の触れ合いが一番。

 

 長くなりました。まだまだ書きたいことは沢山ありますが、今回はこの辺りで。以前のような生活へ完全に戻ることはないでしょうが、オフラインで楽しく会話し酒を酌み交わす日常が戻る日を夢見つつ。

 

(技術戦略・西日本担当理事 細川 顕仁)

 

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≪ 2 トピックス ≫

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◆◇技術戦略部 調査役ご挨拶◇◆

 

◆黒田 充(土木・建築担当)

 

 4月1日付けで技術戦略部調査役を拝命しました黒田です。3月までは、国土交通省関東地方整備局営繕部で勤務しており、日本下水道事業団での勤務は初めてになります。

 さて、今年度は例年とは異なった幕開けとなりました。皆様ご存じのとおり、新型コロナウイルス感染症拡大により、4月7日に新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言が発出されました。それにより、人と人との接触機会を7割から8割削減することを目指して(爆発的な感染拡大を防ぐため)、外出自粛が要請されました。

 これを受け、日本下水道事業団本社等においても、在宅勤務(テレワーク)の活用をはじめとした勤務体制の見直しが行われました。特に、私が在籍している技術戦略部では、在宅勤務を積極的に活用しています。やむを得ないとはいえ、着任して間もなく在宅勤務となり、早く馴染んでいかなければならない日本下水道事業団の“雰囲気”というか“風”を十分に感じ取ることもできないままに今日に至っています。ちなみに、この原稿も在宅勤務の中で書いています。

 

 ところで、今回、在宅勤務を行うにあたり、技術戦略部では比較的速やかに出社から在宅勤務(の形態)に移行できたのではないかと感じています。それは、日本下水道事業団が、もともと在宅勤務(テレワーク)を行えるような基盤(システム・制度等)を構築していたと思われること、また、緊急事態宣言が発出される前段階から発出後の勤務体制等を十分に検討・シミュレーションしていたことによると思われます。さらにいうと、技術戦略部(日本下水道事業団)が一丸となって取り組むといった“団結力”といったことも速やかに在宅勤務に移行できた理由だと考えています。

 例年のようなスタートダッシュが切れなかったかもしれませんが、このような“団結力”や、日頃から準備を滞りなく行う“日常力”のようなものを持っている技術戦略部で働けることを幸せというか頼もしく感じているところです。

 不慣れな部分等もあるかと思いますが、ご指導のほど、よろしくお願いいたします。

 

 

◆松山 幹夫(基準担当)

 

 この春、技術戦略部に着任いたしました松山と申します。3月までは、近畿総合事務所で施工管理課長をしておりました、よろしくお願いします。

 来て早々在宅勤務となり、リモートワーク等、環境の変化に戸惑っていましたが、あれ、この変化は一過性でないのではないか。大変だけど、みんなで協力すれば、品質、業務効率等を向上させるチャンスではと考えています。

 JSが優れた公共事業の担い手であり続け、未知のウイルスとの共存等、変化にどう対応していくかを常に考え、皆様の業務の少しでも手助けとなれるよう、日々精進したいと考えています。

 JS基準類等をわかりやすくタイムリーに、スピーディーをモットーに頑張ります。どんどんJS基準類等の問題点等について意見を下さい。よろしくおねがいします。

 

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≪ 3 技術情報  ≫

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◆◇よく見かける下水道用語◇◆ 

 

「下水のニオイ」

 

 平成29年度に国土交通省で実施した意識調査において、下水道に抱くネガティブなイメージに「臭い(くさい)」という理由が挙げられています。今回は、下水道分野においては切っても切れない存在である「臭い(ニオイ)」について、取り上げたいと思います。過去にも本連載にて「におい」「硫化水素」と題してニオイに関する記事を掲載したことがございます。是非ともバックナンバーにて、そちらも併せてご覧ください。

 さて、下水の悪臭はどうして起きるのか。各家庭から排出された・・・・・

 

▼続きはHPで↓

 https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/223-1.pdf

 

(技術開発企画課)

 

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≪ 4 下水道よもやま話  ≫

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◆◇職場で仕事を行うことについて 〜在宅勤務で思ったこと〜◇◆ 

 

 日本下水道事業団(以下、JS)は、4月7日に発令された政府の緊急事態宣言を受けて在宅勤務を行っています。在宅勤務期間は、今日(5月15日)で1か月以上になります。今回は下水道の話ではなく大変恐縮なのですが、私自身が在宅勤務で思ったことを述べたいと思います。

 私が在宅勤務を始めてまず苦労したことは、課の職員とのやり取りをメールで行ったことによるメール数の増加です。自分に文章力がないこともありますが、業務の内容を把握して対応を回答するまでに複数回のメールのやり取りを行うことがあったため、職場で仕事を行っている場合と比較して明らかに仕事の効率が低下してしまうことを実感しました。このため、課の職員とのやり取りは、・・・・・

 

▼続きはHPで↓

 https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/y/pdf2/y202.pdf

                         

(技術基準課長 若尾 正光)

 

 

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≪ 5 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(4月分) ≫

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日付 キーワード URL
4月 1日 インドネシア 下水道 洪水対策 円借款
  https://www.jica.go.jp/press/2020/20200401_20.html
4月24日 アジア・太平洋水サミット 1年程度延期
  https://www.kensetsunews.com/archives/446568

   

(国際戦略室)

 

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≪ 6 研修センターからのお知らせ  ≫

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◆◇下水道研修参加募集について(第3・第4四半期開講分)◇◆

 

 日本下水道事業団研修センターでは、「第一線で活躍できる人材の育成」を目標に、下水道のライフサイクルを網羅する、計画設計、経営、実施設計、工事監督管理、維持管理、官民連携・国際展開の6コースについて、専門的知識が習得できる各種専攻を設定しております。

 これから募集を行います第3・第4四半期開講分(募集申込期間:令和2年7月27日から8月7日まで)の戸田研修につきましては、以下のとおりとなっております。

 

 各専攻の詳細につきましては、下記URLからご覧いただけます。

 https://www.jswa.go.jp/kensyu/goannai/iciran/koumu_pdf/2020boshuannai.pdf

 

当研修へのご参加のご検討を何卒、よろしくお願いいたします。

 

※新型コロナウイルスの影響により、研修の中止または延期などをおこなうことがございますので、当事業団のホームページにて最新の情報をご確認ださい。

 https://www.jswa.go.jp/kensyu/goannai/iciran/iciran.html#koumu

 

▼続きはHPで↓

 https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/223-2.pdf

                              

(研修センター)

                              

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≪ 7 編集後記  ≫

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「Stay home」を続けているので、4月の桜、5月の新緑を楽しむ間もなく、梅雨の季節となってしまいました。この原稿を書いている本日も雨模様です。

会社に出勤できるころには、ジメジメ梅雨からムシムシ夏となっていることでしょう。

ジーッと在宅でこもっていると、何かとマイナスな気持ちになりがちですが、この夏はパーッと太陽をたくさん浴びて、心身ともに天日干しをし、カラッとポジティブな自分に戻りたいと思う、今日この頃です。

皆さまには気持ち朗らかに、毎日をお過ごしいただければと思います。

 

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※今月号の「国際戦略室からのお知らせ」はお休みいたします。

 

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 バックナンバーもご覧になれます。

 

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JS技術開発情報メール

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