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技術開発

JS技術開発情報メールNo.229

 

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          JS技術開発情報メール       

           2020.11.25 No.229

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆JS技術戦略部◇◆◇◆

 

いつも「JS技術開発情報メール」をお読み頂き、ありがとうございます。

寒さ身に染みる霜月となり、来月はもうで師走ですね。

今年もあと1か月と少し、お体ご自愛の上お過ごしいただければと思います。

では、今月号もよろしくお願いいたします。

 

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≪ もくじ ≫

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『1』 はじめに

◆「今どきのオッサンは・・・と言われないように!」 (技術戦略・西日本担当理事 細川 顕仁)   

                

『2』 トピックス

◇「ニーズに応える新技術(パンフレット)令和2年度版」を作成しました。   (技術開発企画課)

 

『3』 技術情報 

◆よく見かける下水道用語 「段階的応急復旧」    (技術開発企画課)

 

『4』 下水道よもやま話          

◇「バイオマスを使う」    (資源エネルギー技術課長 桑嶋 知哉)

 

『5』 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(10月分)  (国際戦略室)

 

『6』 国際戦略室からのお知らせ

◆「WES HubのAAA都市会議分科会の開催報告」  (国際戦略室)

 

 

『7』 研修センターからのお知らせ           

◇実施設計コース  『管きょ設計U専攻』(第6回)臨時研修の開催のお知らせ  (研修センター)

 

『8』 編集後記

 

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≪ 1 はじめに ≫

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◆◇「今どきのオッサンは・・・と言われないように!」◇◆

 

 Youth is not a time of life -it is a state of mind; it is a temper of the will, a quality of a imagination, a vigor of the emotions, a predominance of courage over timidity, of the appetite for adventure over love of ease. Nobody grows old only by deserting their ideals. Years wrinkle the skin, but to give up enthusiasm wrinkles the soul. (“Youth” Samuel Ullman)

 

 冒頭から英語で失礼しました。これは下水道新聞に連載している「エアレーション」の原稿のネタ探しをしていた時に見かけ、そして感動したサミュエル・ウルマンの詩の冒頭部分です。年齢ではなく心の持ちよう次第でいつまでも青春や!・・・こういう詩で感動するなんて・・・若い頃には無かったこと、やっぱり齢を重ねてきた証拠。

 

 ここからが今回の本題。齢を重ねてくると、様々な経験や学習を経て見識が高くなるので、社会や属する組織にとって大変有意な存在となっていく。だから某国の大統領候補をはじめ大きな組織のトップなどは年長者が多いのだ。そして年長者は、(自分が若者だった頃のことは棚上げして)若者の問題点ばかりに目が行き、「今どきの若いもんはけしからん!」と感じるが、その感覚は大抵正しい・・・そう思ってきました。でも、最近の世の中の変化・変革のスピードとそれらへの対応を目にし、肌で感じ、これからの時代はそうではないのではと考えるようになってきました。

 

 右肩上がりの時代のオッサンはよかったんでしょうね。自らの成功体験とそれまで蓄積してきた知識に基づく「安定性」があればそれで。過去の経験等に基づいて極めて妥当な判断をするであろう「上の人」の指示を待ち、それに実直に従えばよく、また、それまでの考え方に基づいて合理的であろうとの判断によって定められた規程や規範など、その範囲内で行動すればよかったのでしょう。しかしこれからはどうでしょうか。これまでの延長線上で大丈夫でしょうか?誰しもそれではダメだと漠然とは感じているのではないでしょうか。それまでの「成功」や「枠」を知らず、過去に縛られずに柔軟な発想ができる若い人の力がより求められる時代でしょう、これからは。そしてそう感じている人も結構いるのではないでしょうか。

 

 では、若者からの提案などに対して真摯に向き合っている人はどれくらいいるでしょうか?何かを検討してもらう時に、口では「柔軟な発想で」と依頼をしておきながら、いざ具体に見せられると過去の経験などが邪魔をして否定的になったりしませんか?それまでの常識の範囲外のものに対して極端に「恐れ」を抱いていませんか?そうならないよう気をつけなければならないと思っています。私のようなオッサンにとっては簡単そうで結構難しいかも知れません。過去の価値観を捨てて若者の考え等を尊重し、偏見無しにそれらへ向き合うことが必要です。そして、それよりももっと大切なことは、自分自身がCHANGEすること。

 

 サミュエル・ウルマンの詩にあるように、歳月はしわを増すが情熱を失う時に精神がしぼむ。優れた創造力、逞しき意思、燃ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、こういう様相が青春!何歳になっても青春であり続けたい、そしてそうあることが今後のオッサンにも求められていると考え、私もそうありたいと思っています。「今どきのオッサンはけしからん!」と言われないようにするためにも。

失礼しました。今月はこのあたりで。See you in January!

                      

(技術戦略・西日本担当理事  細川 顕仁)

 

 

 

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≪ 2 トピックス ≫

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◆◇「ニーズに応える新技術(パンフレット)令和2年度版」を作成しました。◇◆

 

 JSでは優れた新技術を受託建設事業に積極的に導入するため、平成23年度から新技術導入制度を運用し、令和2年10月末時点で36件の新技術を選定しています。これらの新技術について取りまとめたパンフレットを作成しました。

 今年度は、新たに「具体的な導入事例と効果の紹介」を掲載し、各新技術の紹介ページに「対応可能なニーズ」という項目を追加しております。また、JSが参画・完了したB-DASHプロジェクトの技術概要・調査結果も詳しく紹介しておりますので、是非、ご覧いただければと思います。  

 皆さまの課題解決の一助になれば幸いです。

 

ニーズに応える新技術(パンフレット)令和2年度版

 https://www.jswa.go.jp/g/g04/pdf/2020shingijutu.pdf

 

(技術開発企画課)

 

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≪ 3 技術情報  ≫

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◆◇よく見かける下水道用語◇◆ 

 「段階的応急復旧」

 

 「段階的・・・」と聞くと、下水道に携わる人はまず「段階的高度処理」を思い浮かべるのではないでしょうか?しかし、下水道の分野で「段階的・・・」と付く言葉は一つではありません。そこで今回は、段階的高度処理以外に段階的と付く「段階的応急復旧」についてご紹介いたします。

 「段階的応急復旧」は、平成23年3月11日に発生した東日本大震災による下水道施設の甚大な被害を受けて設置された下水道地震・津波対策技術検討委員会(国土交通省)の第2次提言や「災害時における下水の排除・処理に関する考え方(案)」(国土交通省国土技術政策総合研究所)において登場しています。これは、・・・

 

▼続きはHPで↓

https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/229-1.pdf

 

(技術開発企画課)

 

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≪ 4 下水道よもやま話  ≫

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◆◇バイオマスを使う◇◆ 

 

 今年の7月から小売業を営む全ての事業者が対象となるプラスチック製レジ袋の有料化が始まり、無料配布が禁止されました。スーパー、コンビニ、ドラッグストアなどの支払い時に「袋は有料ですがどうされますか?」と聞かれることにも慣れてきました。レジ袋有料化は国が定めたものですが、ルールには抜け道的なものがあり、「バイオマス素材が重さにして25%以上含まれている袋は無料配布可」もその一つになります。この場合のバイオマス素材の多くはサトウキビなどの植物を原料にしているようで、環境にやさしい(=植物は成長するとき大気中の二酸化炭素を吸収する)からOKという理屈です。・・・

 

▼続きはHPで↓

https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/y/pdf2/y208.pdf

 

(資源エネルギー技術課長 桑嶋 知哉)

 

 

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≪ 5 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(10月分) ≫

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日付 キーワード URL
10月1日  JICA 中小企業・SDGs ベトナム 推進・シールド 
  https://www.viet-jo.com/news/nikkei/200929184030.html
10月1日 インドネシア メダン工業団地 廃棄物処理施設起工式
  https://www.nna.jp/news/show/2100478
10月8日 熊本市 水サミット 22年4月
  https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64772560Y0A001C2LX0000/
10月21日 栗田工業 Water Company of the Year Distinction Award受賞 
  http://www.sankeibiz.jp/business/news/201021/prl2010211702179-n1.htm
10月29日 JETRO 水・環境ビジネスオンライン商談会 ベトナム企業
  https://www.viet-jo.com/news/event/201028160124.html

 

(国際戦略室)

 

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≪ 6 国際戦略室からのお知らせ ≫

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◆◇WES HubのAAA都市会議分科会の開催報告◇◆ 

 

 WES Hub(Water and Environment Solution Hub;水・環境ソリューションハブ)は、日本の水・環境インフラの技術と政策を海外に積極的に提供していくための先進都市による連合体です。先進的な技術・経験を持つ都市(AAA;Alliance Advanced Agency)が連携し、

 @ 水・インフラの運営ノウハウや水問題等の問題解決に関する経験を海外に発信

 A 先進的な技術開発のためのフィールドの提供と本邦技術のショーケース化

 B 都市の国際交流・海外展開支援の経験の共有

を目的に2012年に発足しました。現在JSを含めて12の団体がAAAに登録されています。

 令和2年度は、・・・

 

▼続きはHPで↓

https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/229-2.pdf

 

(国際戦略室)

 

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≪ 7 研修センターからのお知らせ  ≫

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◆◇実施設計コース  『管きょ設計U専攻』(第6回)臨時研修の開催のお知らせ◇◆

 

 日本下水道事業団研修センターでは、「第一線で活躍できる人材の育成」を目標に、下水道のライフサイクルを網羅する、計画設計、経営、実施設計、工事監督管理、維持管理、官民連携・国際展開の6コースについて、専門的知識が習得できる各種専攻を設定しております。

 JS研修は、少人数のクラス編成(20 〜 40 名程度)としており、実習・演習等は研修講師を増やし、きめ細かい指導に努めています。また、経験豊富なJS 職員に加えて、カリキュラムに精通した国及び地方公共団体等の職員、民間企業の第一線で活躍する方を講師として迎え、最新の下水道行政や下水道技術の習得が可能となるようにしています。

今後とも皆様に支持される魅力ある研修であり続けられるよう職員一丸となって努力して参ります。一層のご支援、ご活用のほどよろしくお願いいたします。

 

 本号では、実施設計コース  『管きょ設計U専攻』(第6回)の臨時研修の参加募集について、お知らせをいたします。

 本年度は、新型コロナウイルス感染防止の観点から定員を減らし研修を実施していることから、専攻によっては、お申込みをいただいてもご希望に添えない場合も生じていることから、上記専攻について、臨時で開催をすることといたしましたので、ご参加への検討を何卒よろしくお願いいたします。

 

●実施設計コース  『管きょ設計U専攻』(第6回) 17日間  

【戸田研修 地方公共団体職員対象】

 ・研修期間:令和3年3月3日(水)〜19日(金)

・募集人数:30名(男性:25名 女性5名)

・募集締切:令和2年12月11日(金)

 

 カリキュラム等詳細は、下記URLをご参照ください。

 https://www.jswa.go.jp/kensyu/goannai/iciran/koumu_pdf/3gatukankyo.pdf

 

▼続きはHPで↓

https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/229-3.pdf

 

(研修センター)

 

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≪ 8 編集後記  ≫

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先日、会社の者と「汚泥」って言い方ないよね、という話をしていました。「汚いドロ」って・・・。

確かにニオイは超臭いし、菌やらなんやらがいっぱいです。が、有機物たっぷりのポテンシャル高めな物(ブツ)でもあります。そこで明るく、新鮮なイメージの「Fresh(フレッシュ)」って言い方どう?と提案してみましたが、なぜか苦笑いの上一蹴されました。オシャレで良いと思ったんだけどなぁー。

さて、この「Fresh」。配給物では食べ物が足りず、自給自足しないと生きていけない戦後間もないころは、作物の肥料として重宝され、ご近所主婦との間で争奪戦だったとのこと(祖母談)。その争奪戦の末ゲットした「Fresh」で作る祖母のレンコンは、町内一だったとか(母談)。

注: 戦後早々、マッカーサー元帥から使用禁止が言い渡されたにも関わらず・・・ です。

当社では「Fresh」こと汚泥の肥料化に向けた試験を進めています(↑よもやま話)。現場で飛び交う言葉が「小松菜の発芽が・・・」とか「土壌の状態が・・・」など、下水道用語とは違う聞きなれない言葉で、私にはとても「Fresh」=新鮮です。

 

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