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技術開発

JS技術開発情報メールNo.233

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ JS技術戦略部
【JS技術開発情報メール】 

No.233 2021.3.30

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 いつも「JS技術開発情報メール」をお読み頂き、ありがとうございます。

今年度最後のメールマガジンとなりました。1年間ご愛読いただきありがとうございました。来年度も引き続きよろしくお願いいたします。

 では、今月号を始めさせていただきます。

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【 もくじ 】

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『1』 はじめに

    「令和2年度、悪い事ばかりでも無かった・・・かな」

(技術戦略・西日本担当理事 細川 顕仁)

 

『2』 トピックス

 ◇ 「技術評価委員会を開催しました」

◇ 「JS新技術として2技術を選定しました」

(技術開発企画課)

 

『3』 技術情報 

    よく見かける下水道用語 「JS-INSPIRE」          

                                (技術基準課)

 

『4』 下水道よもやま話          

    「今年度の仕事における出来事を振り返って」

(技術基準課長 若尾 正光)

 

『5』 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(2月分)

                                                           (国際戦略室)

 

『6』 国際戦略室からのお知らせ

    JS一年生の国際業務日記」

(国際戦略室)

 

『7』 編集後記

 

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【1】はじめに

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「令和2年度、悪い事ばかりでも無かった・・・かな」

 

コロナで明けた令和2年度がそのままコロナで暮れようとしています。皆さん、公私ともに多大な影響を受けてきたのではないでしょうか。かくいう私も色々ありました。仕事では在宅勤務などテレワークの導入で、昨春の緊急事態宣言を機に本格的に取り組み始めて間もなく1年になろうとしています。

 

以前もご紹介したことがありますが、JSではコロナ禍前からテレワークに対応できるよう設備等の整備をしていたこともあって、比較的スムーズに体制の移行はできたのではないかと思っています。各種システムの操作にも慣れ、オンライン打合せも当たり前になりつつあり、かなり浸透してきたように思え、テレワークのメリットも実感できるようになってきました。その一方で、情報漏洩、労務管理、コミュニケーションなど巷間でよく言われている課題以外にも気をつけなければならないことが見えてきたような気がします。

 

それは、特に在宅勤務における頭と言うか気持ちの課題。在宅勤務を始めた頃は、皆が真面目に仕事に取り組んでくれるのだろうか、また自身も取り組めるのだろうかと疑心暗鬼になっている職員が、自分も含めて結構いたような気がします。でも実際やっていくと、そこのところはあまり問題になっていないように思えます。課題だと感じてきているのはむしろその逆。公私の切り替えが、「私」よりも「公」に引っ張られてしまって上手くできないこと。四六時中仕事のことを考えてしまう。訪問者が無く電話がかかってくる数も減って仕事により集中できるようになったこと、雑談や飲み会などで息抜きができないことも大いに影響していると思います。出社・退社という明確な区切りが無い中でどう気持ちを切り替えていくか。慣れていくしかないのでしょうか・・・。

 

それから雑談と言えば、若い頃から私の頭が上がらなかったお方、昨年11月から益々上がらなくなった、そのお方が先日おっしゃっていたことも在宅勤務のデメリットだと感じています。それは雑談の中で浮かんでくるアイディアやヒントといった類のものが得られないこと。これは大っぴらには言えないことかも知れませんが。雑談には色々なメリットや効果がありますよね。私は出社すると、JSが入っているビルの各フロア(特に3F)を徘徊し職員にちょこちょこ声をかけること、これをルーティンにしています(声をかけられる職員にとっては大迷惑でしょう・・・皆さんスミマセン、特に〇本課長、二〇代理)。これができないことは相当なストレスになっています。私は単身赴任中なので、在宅勤務時には1日誰とも喋らないこともしばしば。そんな時は考え事をしていたら、それが1日中頭の中をグルグル回ってしまう。オンライン雑談が気軽にできるようになるといいのに・・・。

 

 ここまでテレワーク、特に在宅勤務の課題ではないかと感じているものを紹介してきましたが、いい面も色々実感しています。ペーパーレス化や電子決裁等の導入加速、打合せや会議の時間短縮等々。TeamsZoomといったオンライン会議システムにも大分慣れました。それから様々な新しい働き方の導入が一気に促進されたこと、これは大きいのではないでしょうか。新しいことをやろうとすると絶対湧いて出る保守派、やる前から課題ばかり並べて動きを止めようとする輩・・・そういった奴らを、有無を言わさず抑え込めて前進できたことは、今年度良かったことの一つだと思っています。

 

世の中は凄いスピードで変化・進化しており、そのメリットを享受したいのであれば自分自身も変化・進化していかねばならない、そのことを強く思い知らされた年。同時に、何は取り入れ、何は取り入れない、あえて追従しないということや、どんなに世の中が変わっていっても大切にしなければならないものは何かということを改めて考えさせられた、そんな令和2年度でした。この先どうなっていくのか分かりませんが、時は確実に流れていきます。令和3年度もどうぞよろしくお願いいたします。

 

(技術戦略・西日本担当理事  細川 顕仁)

 

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【2】トピックス

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「技術評価委員会を開催しました」

 

 329日(月)に第83回日本下水道事業団技術評価委員会をWEB会議(一部JS本社)にて開催しました。

今回の委員会では、来年度に諮問予定の「膜分離活性汚泥法の技術評価(第3次)」について事前審議が行われたほか、令和2年度の試験研究の実施状況、「JS技術開発基本計画」の次期計画(5次計画;令和4年度〜)」の策定に向けた研究開発評価等の方針について審議が行われました。

(技術開発企画課)

 

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JS新技術として2技術を選定しました」

 

日本下水道事業団(JS)では、地方公共団体の多様なニーズに応える新たな技術を積極的に下水道事業へ活用する観点から、受託建設事業に新技術を円滑に導入することを目的として、『新技術導入制度』を運用しています。

この度、本制度により、新たに下記の2技術を新技術I類に選定しました。

JSは、今後も最適かつ信頼性の高い、低コストな技術の開発・実用化を図って参ります。

 

【令和332日新技術T類選定】

    技術名: 電熱スクリュ式炭化炉を用いた汚泥燃料化技術

    開発者: JS、叶_鋼環境ソリューション

    技術選定を受けた者:叶_鋼環境ソリューション

    概 要: 脱水汚泥を乾燥後、還元状態で電気を熱源として加熱し、電熱スクリュを活

用したコンパクトな炭化炉と熱風発生炉等が不要となるシンプルなフローによる放熱量の低減で従来技術である外熱キルン式炭化炉よりも投入エネルギーを少なくすることが可能な技術です。

 

【令和332日新技術T類選定】

    技術名: 細径PVDF中空糸膜を用いた省エネルギー型MBRシステム

    開発者: JS、三菱ケミカルアクア・ソリューションズ梶A水ingエンジニアリング梶A

三菱化工機

    技術選定を受けた者:三菱ケミカルアクア・ソリューションズ梶A水ingエンジニア

リング梶A三菱化工機

    概 要: 従来膜よりも高集積化が可能な細径PVDF中空糸膜、低風量型膜洗浄散気

装置および超微細式補助散気装置を用いたMBRシステムで、膜の高フラッ

クス化、空気洗浄効率の向上、補助散気装置の酸素溶解効率の向上により、

省エネルギー化およびコストダウンが可能な技術です。また、時間変動や降

雨時を想定した一時的な流入水量の増加時にもピークフラックス運転により

安定した運転が可能です。

PVDF:ポリフッ化ビニリデン(PolyVinylidene DiFluoride

 

▼詳しくは記者発表資料をご覧ください。

https://www.jswa.go.jp/topics/2021pdf/210324kisya.pdf

 

(技術開発企画課)

 

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【3】下水道情報

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よく見かける下水道用語「JS-INSPIRE」 

 

現在のインフラ分野において、新型コロナウイルス感染症対策を契機とした非接触・リモート型の働き方への転換と抜本的な生産性や安全性の向上が求められており、国土交通省においてもインフラのデジタル化及びインフラデータの活用促進に向けたシステム整備を進められているところです。

 情報共有システムは、公共事業において、情報通信技術を活用し、受発注者間など異なる組織間で情報を交換・共有することによって業務効率化を実現するシステムとして国土交通省でも積極的な活用が図られてきました。

 今回ご紹介する「JS-INSPIRE JS版工事情報共有システム)」は・・・

 

▼続きはHPで↓

https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/233-1.pdf

                                 (技術基準課)

 

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【4】下水道よもやま話

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「今年度の仕事における出来事を振り返って」 

 

今年度の仕事における出来事を振り返ると、新型コロナ感染防止対策のため在宅勤務が取り入れられたことがあげられるのではないでしょうか。今までは、当たり前のように満員電車に揺られて出勤して仕事や対面での打合せを行い、また満員電車に揺られて自宅に帰る毎日でしたが、ある日突然、自宅で仕事や打合せを行うことに戸惑いを覚えた方も多いのではないでしょうか。

今まで対面で行っていた打合せは、在宅勤務のため・・・

 

▼続きはHPで↓

https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/y/pdf2/y212.pdf

                          (技術基準課長 若尾 正光)

                          

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【5】国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(2月分)

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日付      キーワード       URL

 

26            ビル・ゲイツ トイレ革命   

https://toyokeizai.net/articles/-/405186

 

212          両陛下 国連「水と衛生に関する諮問委員会」 記念会合

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021021201209&g=soc

                              

(国際戦略室)

 

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【6】国際戦略室からのお知らせ

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JS一年生の国際業務日記」

 

202041日から、国際戦略室でお世話になっている内田一弘です。

今回のメルマガはJS一年生の寄稿のため、業務の本質には遠く及ばないものになると思いますが、寛大な気持ちでお付き合いください。

さて、なぜに一年生による執筆なのか?と言えば、コロナ禍により様々な制限が生じた中で、国際戦略室メルマガのネタ切れ補填ではなく、今だから書ける、、、との意による自発的な提案の結果でありますので、この点に誤解を持たれないようにお願いいたします。

先ずは、私の経歴から始めさせて頂きます・・・

 

▼続きはHPで↓

https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/233-2.pdf

(国際戦略室)

 

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【7】編集後記

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3月に入り、雨が降るたびに暖かくなってきています。まさに「催花雨(さいかう)」。花をもよおす雨 と書き、文字どおり春の開花をうながす雨という意味です。

最近は散歩をしていると、道端に植えられている満開の沈丁花の甘酸っぱい香りが鼻腔をつき、「あー春だな〜」とウキウキさせます。そのうち緑の濃い香りがしてきて新緑の初夏をむかえ、次は焼けたアスファルトの香りで「あー今年の夏も暑い…」と感じます。皆さんも「香り」で四季の移ろいを感じませんか?ちなみに私の秋の香りはノスタルジックな金木犀の香りや乾いた風で舞い上がる土埃の香り。冬は……ん?えーと、冬は何だろう?昔は石油ストーブの香りが冬という感じだったけれど、ここ何年かはガスストーブなので…ガス漏れ臭…?あら危険な香り…!?


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