地方共同法人日本下水道事業団Japan Sewage Works Agency

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技術開発

JS技術開発情報メールNo.239

■◇■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ JS技術戦略部 ━━━
             【JS技術開発情報メール】 
                No.239 2021.9.30
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いつも「JS技術開発情報メール」をお読みいただきありがとうございます。
暑い夏はどこへやら、一気に秋めいてまいりました。朝夕の涼しさが心地良く感じます。
では、秋空のように清々しく、今月号を始めたいと思います。
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【 もくじ 】
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『1』 はじめに
◆ 色々ありました・・・お疲れ様でしたの夏
       (技術戦略・中期経営計画・情報システム・西日本担当理事 細川 顕仁)

『2』 トピックス 
◆ 「JS新技術セミナー」を開催します
◆ JS新技術に2技術を選定しました             (技術開発企画課)

『3』 技術情報 
◆ よく見かける下水道用語
     「JIS, JEM, JECなどの電気設備で適用する規格・基準等」        (技術基準課)

『4』 下水道よもやま話          
◆ 「ハイブリッド方式での研究発表会」      (技術開発企画課長 糸川 浩紀)

『5』 国際戦略室からのお知らせ
◆ 「第2回AWaP総会を終えて」                  (国際戦略室)

『6』 編集後記

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【1】はじめに
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「色々ありました・・・お疲れ様でしたの夏」

皆さん、この夏はいかがお過ごしでしたか?夏休みは満喫されましたか?・・・なんて
冒頭からとんでもない質問で失礼しました。満喫なんかできなかったですよね、色々な制
約下での夏休みなんて。天候不良もあって、私もホント、ほぼ家に籠りっ放しの夏でした
・・・とはいうものの、印象深いイベントもありましたね。オリンピック、夏の甲子園、
下水道展、パラリンピック・・・これらは毎年或いは何年かに1度あるイベント・・・で
もこれまでとはちょっと違う見方ができました。今回はそんなお話です。

 まずオリ・パラ。色んなご意見があると思います。迷惑と感じていた人も少なからずい
るでしょう。あれだけ開催反対の声が上がり、有力スポンサーも五輪関係のCMは流さな
いと宣言したり・・・まさに「逆風」の中で開催し、大きな問題は発生せず終了した、こ
のことは評価されるべきだと思います。何より異例ずくめ、手探り状態で大会運営を支え
たスタッフ、ボランティアの方々のご苦労には頭が下がります。そして競技の方はと言え
ば、今回ほどアスリートが自己主張をした大会は無かったのではないでしょうか。選手は
我慢するものという考え方(ちと極端な言い方ですが・・・)は既に変わってきていて、
それがオリンピックという注目を集める場で世の中に認知されたというだけかも知れませ
んが・・・これも悪いことではないですね。

 次に夏の甲子園大会。毎年私が最も楽しみにしている夏のイベント。今年はコロナ禍に
おける開催ということで、選手、関係者は行動に色々制約があったと聞いていますし、更
に天候が不順で日程が何度も変更となってコンディションの調整等に大変苦労されたと思
います。そして最も恐れていた選手の感染⇒出場辞退も2校出てしまいました。誰が悪い
という訳でもない・・・本当に気の毒でなりません。そういう意味からは単純に野球観戦
を楽しむだけの大会ではなかったですね。その観戦ですが、今回はテレビ観戦だけになり
ましたが、静かな甲子園はこれまでとは違う面白みも発見できました。それは選手の発す
る声。よく聞こえましたね。気合の入った、邪心のない素直な心の叫び。いや〜いいです
ね。相手を貶めるようなヤジの類はダメですが、自らを、チームを鼓舞し、敵をも威圧す
る。競技は違いますが、現役の頃を思い出しました。仕事でも「ヨッシャー」って叫びた
いもんです!(先方や部下を威圧するつもりはありませんよ(笑))

 最後に下水道展。2年振りの開催ということで、私も初日、2日目とリアルで参加させて
いただきました(初日はJS主催のセミナー、2日目は膜処理技術未来討論会で出番があっ
たので)。セミナー等で拘束されていた時間以外は各会場を彷徨いましたが、例年に比べる
と、当たり前ですが人は少なかったですね。とはいうものの4日間で13,000人近くの人が
会場を訪れ、出展者等も含め頻繁に各会場を出入りする中での徹底した感染拡大防止対策。
スタッフや関係者のご苦労を目の当たりにしました。また、各ブースの方々も大変気を遣
われていることもひしひしと感じました。そんな中、会場での聴講者がごく少数であった
セミナーで喋った感想。オンラインで配信されると聞いていましたので、ちょっと話しに
くかったですね。会場でも冒頭に申し上げましたが、「ここだけの話」というものができま
せん。それに聴講者の反応が見えないので気持ちが乗っていかなかったですね。まだまだ
未熟者。オンライン方式への慣れというかノウハウを身につけねばと反省をしているとこ
ろでございます。

 9月に入ってパラリンピックも終了し、オリ・パラ開催の検証をとの声も出ています。
因果関係は不明ですが、確かにこの期間、コロナ感染者数は全国で増大し、緊急事態宣言
も拡大・延長されたという事実はあります。批判だけなら誰でもできる。オリ・パラに限
らず、この難しい状況下でイベント等を開催し、大きな混乱なく終了させたという事実を
まずは認め、関係者を称えるべきではないでしょうか。そして課題や改善点は整理し、反
省すべきことは反省し、将来へ生かす・・・突然話は変わりますが、今年度はJSの中期経
営計画の最終年度にあたり、JS本社各部署で次期計画の検討と現計画の達成状況の整理を
行っています。現計画について、達成できたもの(達成が見込まれるもの)もあれば未達
になりそうなものもあります。達成できなかったものを並べて批判するのではなく、次の
計画に生かせるような検証、前向きな振り返りをまずはしていきたいものです。

 最後になりましたが、第6次中期経営計画策定の参考とするためのアンケートやヒアリ
ングにご協力いただきました皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

    (技術戦略・中期経営計画・情報システム・西日本担当理事  細川 顕仁)
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【2】トピックス
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・「JS新技術セミナー」を開催します

 JS技術戦略部主催の「JS新技術セミナー」を開催いたします! JSがご提案する「新技術」
について、地方公共団体の皆様がお持ちの「ニーズや課題」を切り口に、分かりやすくご紹介
します。

 開催概要(予定)
日時:令和3年12月1日(水)13:30〜15:30
開催方法:Zoomウェビナー
定員:500名
※お申込み方法等の詳細は10月初旬の「メルマガ臨時号」にてご案内いたします。

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・JS新技術に2技術を選定しました

 JSでは、地方公共団体の多様なニーズに応える新たな技術を積極的に下水道事業へ活用
する観点から、受託建設事業に新技術を円滑に導入することを目的として、『新技術導入制
度』を運用しています。
この度、本制度により、新たに以下の2技術を新技術I類に選定しました。
JSは、今後も最適かつ信頼性の高い、低コストな技術の開発・実用化を図って参ります。

〇令和3年9月15日新技術T類選定
【回転加圧脱水機W型】
・開発者:JS、巴工業株式会社
・技術選定を受けた者:巴工業株式会社
・概 要:回転加圧脱水機W型は、「濃縮部」および「脱水部」より構成され、凝集・濃縮・
脱水工程を一体的に行うことより、未濃縮汚泥や低濃度(0.5〜1.5%)の混合生汚
泥に対して効率的に濃縮脱水を行うことができる汚泥脱水機です。本技術は、造粒
調質設備を有している処理場や低濃度汚泥の脱水に苦慮している処理場の更新時の
採用に適し、低薬注率、低動力で、従来技術※1に比べて最大6ポイント※2の低
含水率化が可能です。
※1:造粒調質設備+ベルトプレス
※2:含水率優先運転の場合

【汚泥性状変動対応型蒸気乾燥システム】
・開発者:JS、水ingエンジニアリング株式会社
・技術選定を受けた者:水ingエンジニアリング株式会社
・概 要:広域化・共同化による汚泥集約処理で想定される脱水汚泥性状の変動に対して、
自動制御により乾燥製品の含水率を安定させるとともに、従来技術※よりも燃料・
電力使用量、およびLCCを低減した蒸気乾燥システムです。
※従来技術:かくはん機付熱風回転乾燥機、気流乾燥機、および間接加熱乾燥機

▼詳しくは記者発表資料をご覧ください。
https://www.jswa.go.jp/topics/2021pdf/210930kisya.pdf 
(技術開発企画課)
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【3】下水道情報
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よく見かける下水道用語
「JIS, JEM, JECなどの電気設備で適用する規格・基準等」 

 日本国内でよく知られている規格は、JIS(日本産業規格)かと思います。この規格は、
我が国の産業標準化の促進を目的とする産業標準化法に基づき制定される任意の国家規格
です。なお、令和元年7月1日の法改正によって工業標準化法から産業標準化法へと名称
が変更になっております。
JSの電気設備工事では、それ以外にも様々な規格・基準等を適用しており、電気以外の
職種(土木、建築、機械)では適用されておらず、あまり馴染みのない規格・基準等につ
いて、紹介したいと思います。
JSが発刊している電気設備工事一般仕様書では・・・

▼続きはHPで↓
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/239-1.pdf                                
(技術基準課)
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【4】下水道よもやま話
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「ハイブリッド方式での研究発表会」

8月17日〜19日に第58回下水道研究発表会が大阪で開催されました。新型コロナ
ウイルスにより、昨年度は発表会自体が中止となりましたが、本年度は会場とリモート
(ライブ配信)の双方で発表/聴講を行う「ハイブリッド方式」での開催となりました。
  私は全面リモートでの研究発表会(学会)は経験がありましたが、ハイブリッドで発
表するのは初めてでした。発表の日だけ(日帰りで)現地へ出張し、その他の日はリモ
ートで聴講、という参加の仕方でしたが、いろいろと興味深いところがありましたので、
今回はその雑記を「よもやま話」とさせて頂きます・・・

▼続きはHPで↓
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/y/pdf2/y218.pdf

※今回の研究発表会にてJS技術戦略部の職員が発表に使ったプレゼン資料(8件)を、
JSのHPにて掲載しています。是非、ご覧下さい(日の目を見なかった昨年度のプレゼ
ン資料も、同じページにあります)。
https://www.jswa.go.jp/g/g01/g4seika/g4seika.html

                       (技術開発企画課長 糸川 浩紀)
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【5】国際戦略室からのお知らせ
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「第2回AWaP総会を終えて」

 昨今毎日のように耳にするSDGs:Sustainable Development Goalsは、すべての人に
とって持続可能なより良い未来を達成するための青写真です。
https://www.un.org/sustainabledevelopment/sustainable-development-goals/)
2015年9月の国連サミットで採択されたSDGsは17項目にわたる「持続可能な開発目
標」を定めており、その中のひとつGoal 6は、Clean Water and Sanitation−安全で清潔
な水と衛生システムの確保−を目指しています。Goal 6はさらに具体的な8つのTarget 6.1
〜6.6および6.A・Bを掲げており・・・

▼続きはHPで↓
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/239-2.pdf
(国際戦略室)
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【6】編集後記
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私はスポーツが好きなので色々と観戦しますが、今回のパラリンピック観戦ほど心がカー
っと熱くなり、震えるほど感動したことがありません。無我夢中に競技に打ち込んでいる
姿に、そして試合の一瞬一瞬を噛みしめるよう楽しんでいる姿に、本当のスポーツってこ
うだよねーっと毎日興奮・感動・涙…涙腺崩壊…でございました。またアスリートたちの
発するコメントが素敵でした。特に男子競泳の木村敬一さんがバタフライ100mで金メダ
ルを獲得された後に発した「この日のために頑張ってきた「この日」って本当に来るんだ
なと思った!」という言葉がすごく素直でシンプルでスカッとしていて、何かこう、突き
抜けた、殻を破って飛び出しかのような…うーんどういう風に言えばよいのかわからない
けれど、何かを極めた人って爽快でスッキリサッパリしているんだろうなーと、血液から
ドロドロの私は思っちゃったりしています。
3年後のパリ大会も楽しみにしています!頑張れニッポン!
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【読者の皆様にお願い】
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