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技術開発

JS技術開発情報メールNo.253

 

■◇■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ JS技術開発室 ━━━━
【JS技術開発情報メール】  No.253 2022.11.29
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いつも「JS技術開発情報メール」をお読みいただきありがとうございます。
そろそろ秋ともお別れですね。芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋、行楽の秋…
皆さんの秋はどんな秋でしたでしょうか。わたしはもちろん(?)食欲の秋でした!
それではメルマガ11月号をお届けいたします。
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【 もくじ 】

『1』 はじめに
◆ おかげさまで50年! (DX戦略、技術開発及び西日本担当理事 細川 顕仁)

『2』 下水道よもやま話          
◆ 「究極の資源循環」      (技術開発室 総括主任研究員 新川 祐二)

『3』 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(10月分)  (国際戦略室)

『4』 国際戦略室からのお知らせ
◆ 下水道分野における日カンボジア政府間会議出席報告     (国際戦略室)

『5』 研修センターからのお知らせ
◆ 令和4年度 下水道経営セミナー(地方研修)参加募集について(研修センター)

『6』 編集後記

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【1】はじめに 
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「おかげさまで50年!」

 今回のタイトルはこれでしゃーないでしょう(と私が言うべきことではありませんね)。
今月の1日でJSは満50歳となりました。技術開発部門も創立時に「試験所」という名
称で業務を開始しておりますので、こちらも50歳。これもひとえに地方公共団体、国、
民間企業の方々等JSを支え、一緒に汗を流して下さってきた全ての皆様のお陰であると
心より感謝申し上げます。JS設立から50年の振り返りや今後の展望などは、専門紙や
業界関連誌等で色々取り上げていただいているのでそちらの方へ譲るとして、ここでは
50年という言葉で私の頭に浮かび、そして少し調べてみたことを紹介させていただきます。

 まずは50年前の世の中について。1972年、私は小学3年生、四国の田舎町に暮らす、
現在の姿からは想像もつかないような素朴で純情な少年でした。田舎とはいえ近所に同
年代の子供も多く、小学校は鉄筋コンクリート造で新築されたばかり。放課後は小学校
の校庭や近所の空き地で遊び、暗くなる前に帰宅、午後7時代はテレビまんが(お気に
入りはデ〇ルマ〇、原作はもっと好き!)や特撮(お気に入りは仮〇ラ〇ダー、更に古
いけどウ〇トラセ〇ンが一番好き!)などのTVを視聴し、遅くとも午後10時には寝る、
そんな毎日でしたね。おおっと、想い出話は長くなりそうなのでここでストップ。この
年最大の出来事は沖縄県発足と日中国交正常化。スポーツ、娯楽面では札幌オリンピッ
ク開催、パンダ来日、ハイセイコーデビューにドカベン連載開始など。事件等ではあさ
ま山荘事件、大阪千日前のデパート火災(これらは映像として今も鮮明に頭の中に残っ
ています)。その他、「恥ずかしながら帰って参りました」が流行語になり、タバコのパ
ッケージに「健康のため吸いすぎに注意しましょう」の文言が記載されるようになった
のはこの年からだそうです。自分と重なったこともありますが、1970年代から80年代
までは、ヒトが増え、色々な分野で新製品、新商品、モノが開発・実用化・販売され、
世の中がどんどん便利になっていく。そして、それらの値段や賃金、カネも適度に上が
っていき、社会の成長を実感できる、そんな時代だったと思います(消費者物価指数を
見ると、1973〜75年は前年比10%以上の伸び、中でも74年は23.2%増!この間は異
常でしたが・・・)。

 次は50歳という年齢について。60歳は還暦、70歳は古希、80歳は傘寿・・・では
50歳の別名について、皆さん、ご存知ですか?私の年齢は50歳をとうに超えています
が、自分が50歳を迎える時には何も気にせず調べもしなかったので、先ほどまで知り
ませんでした。で、調べてみました(いや〜ネットは便利ですね・・・何か月か前に
「スマホ断ち」するぞってイキってた奴は誰やねん!失礼しました。)。「中老」や「知
命」という言い方があるそうです。前者は40歳を「初老」ということに対しての呼称
だそうで、後者は論語の「五十にして天命を知る」に由来した言い方だそうです。知命
・・・そう50歳になってはじめて、天から与えられた使命を悟る。当然ながら組織と
人は異なり、設立時からその使命を知り、それを果たすために活動をするものです。
ただ組織が50年存続すると、どうでしょう、惰性で動くようになり本来の使命を見失
うこともある、それすら意識しなくなることもあり得るのではないでしょうか。そうい
う意味では、50年でもう一度使命について確認し、悟るということで、「知命」という
別名は組織にも当てはめていいような気がします。

 最後に50年前に想像していた50年後の世界と現在について。私が子供の頃に描いて
いた21世紀の未来、記憶を掘り起こしても、宙に浮いた車が高層ビル群の間をすりぬけ、
ロボットが働く・・・くらいしか出てきません・・・ということで調べてみたら、ありま
したね。そう1970年の大阪万博の時に、ある日本企業が出していたパビリオンに2020
年の未来図が。その中から幾つか紹介させていただきます。まず仕事:「会社内の業務は
全てオートメーション化され、ボタン一つで、全てが操作できるようになる。会社は24
時間業務を続けるが、人間の働く時間は1日4時間に短縮される。」次に家庭:「それぞ
れの家庭に合った、オートメーション生活がプログラミングされる。家事はすべて機械が
やるために、主婦は電子チェアにすわって、家事プログラムに合わせボタンを押すだけと
なる。」最後に教育:「学年別進学制から科目別進学制に変わり、個人の能力を伸ばす教育
法となる。勉強の場は家庭に移り、ワイドテレビに送られてくる教育放送を聴き、難しい
所はビデオテープにとって復習する。」いかがでしょうか?へぇ〜って感じです。当時の
大人の夢、希望(できるだけ働きたくない?)が強く反映されている気がします。教育に
ついては、今はオンライン授業も多くなり想像していたものに近いのですかね。ワイドテ
レビも現在の液晶大画面TVと同じイメージでしょうか(スマホやタブレットなどコンピ
ューターの小型軽量化や通信環境の整備・進化などは当時想像もつかなかったのでしょう
ね)。

 皆さんは50年先にどんな世界が広がっていると想像されますか?どんな世の中になって
いて欲しいと希望されますか?人口減少、超々高齢化、地球温暖化、大規模災害発生、国際
紛争・・・不安なことに目が行きがちかも知れません。が、明るい未来を描き、こういう世
界にしていくんだという決意を持って行動していく、この積み重ねで将来は良くなっていく
・・・私という存在は50年後には消えて無くなっていますが、消滅するまで明るい明日を
目指して歩んでいきたい・・・などと考えているJS50歳の誕生月でした。
JSは自らの使命を改めて認識した上で、次の50年を目指して活動してまいりますので、
引き続きご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

(DX戦略、技術開発及び西日本担当理事 細川 顕仁)

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【2】下水道よもやま話
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「究極の資源循環」

 先日、一日の仕事を終え最寄り駅の改札を出たところで大勢の人たちがスマートフォン
を掲げて、ある方向の夜空を見上げている光景を目にしました。UFOでも出現したのか?
と皆が見上げている方向に目を向けると、赤銅色に染まった満月が夜空にぽっかりと浮か
んでいました。Google先生に訊いてみたところ、この日は日本全国で皆既月食を観察する
ことが出来るようで、更に今回の皆既月食では月が天王星を隠す「天王星食(惑星食)」も
同時に観察できるとのことでした。次回の惑星食が見られるのは・・・

▼続きはHPで↓
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/y/pdf2/y229.pdf

(技術開発室 総括主任研究員 新川 祐二)

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【3】国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(10月分)
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日付  キーワード  URL

 10月18日   マニラウォーター 無収水率アジアで最低
https://www.nna.jp/news/2417892

 10月21日   ダナン 記録的豪雨 90億円相当の被害
https://www.viet-jo.com/news/social/221020190812.html

 10月21日   マニラウオーター 5年で1800億ペソ投資へ
https://www.nna.jp/news/2420284

 10月21日   オリエントコンサルタンツグローバル ジャカルタ下水道整備事業 調印
https://www.oriconhd.jp/files/information/news20221021_02.pdf

 10月24日   2030年までに水没 世界の9都市
https://www.viet-jo.com/news/social/221021121026.html

 10月24日   フィリピン マルコス大統領 水資源省新設提唱
https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/10/fe840b48c23dd4eb.html

(国際戦略室)

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【4】国際戦略室からのお知らせ
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「下水道分野における日カンボジア政府間会議出席報告」

 10月25日にカンボジア王国プノンペン都内で行われました「第5回下水道分野にお
ける日カンボジア政府間会議」に出席及び発表させていただきましたので、その模様を
報告いたします。
この会議は、2017年2月に国土交通省国土交通副大臣とカンボジア王国公共事業運輸
省長官の間で締結された協力覚書に基づき、両国の中央政府関係者などが参加して開催
されてきたものです。2016年から2019年にかけて計4回の政府間会議が実施されてき
たものの・・・

▼続きはHPで↓
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/253-1.pdf

(国際戦略室)

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【5】研修センターからのお知らせ
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「令和4年度 下水道経営セミナー(地方研修)参加募集について」

 日本下水道事業団研修センターでは、「第一線で活躍できる人材の育成」を目標に、
下水道のライフサイクルを網羅する、計画設計、経営、実施設計、工事監督管理、維持
管理、官民連携・国際展開の6コースについて、専門的知識が習得できる各種専攻を設
定しております。
研修効果をあげるためには戸田の研修施設に来ていただき、数日間泊まりこみで実習
・演習・ディスカッション等を含めて受講していただくことが望ましいのですが、様々
な事情により、戸田の研修センターへの派遣が難しくなってきているとお聞きしています。
このため、研修センター教官が出張し各地方の会場で開催する「地方研修」を行ってお
りますが、本号では、「下水道経営セミナー(地方研修)」の令和5年2月以降開催予定
分について紹介をいたします。

▼講義カリキュラム等はHPで↓
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/253-2.pdf

▼詳細はホームページまで↓
https://www.jswa.go.jp/kensyu/index.html

(研修センター)

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【6】編集後記
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皆さん、先日の皆既月食はご覧になりましたか?赤黒くミステリアスな月でしたね。
月と言えば私が大好きな「月餅」を思い出しました(唐突…)。中華街などに行くと
必ず買う中華菓子です。好みはパイ風のサクサク生地にゴマ餡やクルミ餡が入った
もの。あー思い出しただけでよだれが。以前、中国の友人にもらった豪華な箱に入っ
た高級そうな月餅には、餡に小さなアヒルの卵が入っていました。現地では果物や
お肉、海産物など、色んな餡の具材があり、餡を包む皮も地方によって違うそうです。
昔々は餡に軍の伝令書を入れて敵軍の監視の目を盗み運んだり、お金を入れてワイロ
にしたりなどしていたとか。現在でも「月餅」と書かれた箱には月餅しか入れてはな
らぬというような決まり事があるらしく・・・色んな用途に使われていたんですねー。
中国でも「余も悪のよのぉう」というような決め台詞があるのかな?

 

 

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【読者の皆様にお願い】
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◇メルマガへの感想・お気づきの点等ございましたらmailto: gikai@jswa.go.jp へ
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◇日本下水道事業団ホームページへは https://www.jswa.go.jp

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