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技術開発部

JS技術開発情報メールNo.65

 

日本下水道事業団(JS)

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      2007・4・13

    JS技術開発情報メール No.65

━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◆JS技術開発部

 

(目次)

◆トピックス

 <新旧部長ご挨拶>

 <第54回技術評価委員会開催>

◇いまさら訊けない下水道講座 22

 <反応タンクの流れ形式と反応速度>

◆下水道よもやま話

 <外来語>

 

 

 

 

━━☆★ トピックス ★☆━━

 

☆ 新旧部長挨拶 ★

 

退任挨拶

                                                  前技術開発部長 堀江信之

 

いつもご愛読有難うございます。

昨春、「喜ばれる仕事を楽しく。ハード+ソフトをスピーディに。」とご挨拶して始まったこの1年を振りかえると、厳しい財政などを背景に建設事業は緩やかに縮小を続ける中、内外の時代変化に対応して新たな展開に取り組まれるそれぞれの事業主体の意気込みを感じる1年でした。

 

JS技術開発部内でも、談合問題や随意契約など制度面がゆれる中、成果の使い方を含めた明確な開発目標設定と、スピード感あるスケジュール管理に向けて、新たな取り組みが始まりました。温暖化対策にも貢献する汚泥固形燃料化に、多くの自治体から調査依頼を頂き、このメルマガも、親しみやすく楽しくなったとの声を頂くと、編集メンバーの喜びもひとしおです。

ドイツからの交流研究員Cティーミッヒ氏が伝統の横浜下水道駅伝に出場したり、楽しい思いでも多く、いろんな局面でお世話になった皆様に、心よりお礼申し上げ、河井新部長にバトンをお渡しします。

 

 

新任挨拶

                                           技術開発部長 河井竹彦

 

前任の堀江さんからバトンを引き継ぎ、4月より、技術開発部長を拝命いたしました。技術開発部は、三度目となります。前回からすでに15年以上も経っており、社会環境も戸田周辺の環境もすっかり変わっています。新しい気持ちで取り組む心積もりです。

 

JSは平成15年10月より地方共同法人として再出発し、「お客様第一の経営」、「自立的な経営」を経営目標として掲げています。技術開発にもそれが一層求められていると思います。お客様である地方公共団体における下水道事業経営が持続可能で、市民の皆様の生活水準の向上、水環境の保全に寄与するためにはどうすればいいのか?この問いかけを常に持ちながら、地域ごと、現場ごとに必要な新しい革新、コストパフォーマンスの高い技術の実用化に向け、JS各部署と連携し、研究マネジメントを進めて行きたいと考えております。

 

小さなこと、些細なこと、これはという疑問、何でもご相談いただければ、ご一緒によりよい問題解決に向けて、組織を挙げて取り組んで生きたいと思います。今後ともメルマガのご愛読をよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

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☆ 第54回技術評価委員会開催 ★

 

JSが行う技術開発・調査研究について審議・評価する、「技術評価委員会」(会長:松尾友矩東洋大学学長)が、3月15日に本社大会議室で開催されました。

 

「実用化のスピードアップ」、「目標・研究成果の明確化」など、技術開発を進める上での貴重な助言・提言をいただいた今年度の審議・評価結果の概要は、「平成18年度 日本下水道事業団研究開発評価の結果に関する報告書」としてまとめられ、同委員会から理事長に報告され、HPに公開されます。ぜひご一読ください。

 

 

 

 

━━☆★ いまさら訊けない下水道講座 22 ★☆━━

 

<反応タンクの流れ形式と反応速度>

 

※PDFファイルで全文が添付されています。

 

下水中の窒素を除去するためには良好に硝化反応(No.48参照)を進行させることが必要で、そのためにはASRT(好気的固形物滞留時間、No.54参照)を適正に管理することが重要です。

 

「下水道施設計画・設計指針と解説」(社)日本下水道協会(後編2001年版)には、硝化反応を維持するために必要なASRTの設定式として2種類の式が掲載されています。

 

ひとつは、循環式硝化脱窒法等の設計で用いられるもので、次式で示されます(Tは設計水温(℃))。

ASRT(日)≧20.65・e-0.0639・T           (式−1)

二つ目は、オキシデーションディッチ法の設計に用いられる次式です。

ASRT(日)≧29.7・e-0.102・T            (式−2)

(流量変動が比較的小さい場合)

両式の設計水温とASRTの関係を示すと図の通りで、(式−1)のASRTが大きいことが分ります。

(※図はPDFファイルでご覧ください)

 

両式の違いは反応タンク流れ型式に由来し、設計指針では循環式硝化脱窒法等を「多槽完全混合型」、オキシデーションディッチ法を「完全混合型」と位置付けています。

 

「多槽完全混合型」は「完全混合型」を複数直列に配置したもので、反応タンク上流側の区画ほど基質濃度(硝化反応におけるアンモニア性窒素等)が高く残存するのに対し、「完全混合型」では反応タンク全体が流出水と同じ低濃度になっています。

 

一般に「基質濃度が高いほど反応速度が大きい」と考えがちですが、下水処理では硝化反応の外に有機物除去を同時進行で行っていることから、有機物の酸化に酸素が素早く消費され、硝化反応に利用可能な酸素量は多槽完全混合型反応タンクの上流側ほど少なくなり、その結果、硝化反応の進行が阻害されてASRT設定値の差として現れたと理解出来ます。

 

ASRTが長いほど好気タンクを大きく、逆にASRTが短くて済めば好気タンクを小さく設計することが出来ます。

JSが開発したステップ流入式多段硝化脱窒法では、多段化による平均MLSS濃度の増大の外にも、各段の好気タンクを一つの完全混合型として設計することで、多槽完全混合型の好気タンクを採用する他の窒素除去法に比べてより小さな反応タンクを実現しています。

(小池 秀三)

 

 

━━☆★ 下水道よもやま話 ★☆━━

<外来語>

 

バイオマスだとか、アセットマネジメントとか外来語が頻繁に日常会話に使われるようになり、ふと日本語で訳すとなんと言い換えればいいのか判らなくなることが多い今日この頃です。

もともと日本語能力不足もあってワープロがなければ漢字もろくに書けなくなっており、今後はボケに拍車かと心配で仕方ありません。

 

巷では携帯ゲーム機を利用して脳年齢測定や、常識力テストも出回り、その気になれば即座に自分の能力不足を目の当たりにすることが出来、まったく便利な世の中になったものだと感心します。

それでは皆さんも以下の外来語を日本語に翻訳してみてください。

 

正解と思われる日本語訳は本メールマガジンの最後にあります。

  1. 初級(1問5点)
    1. ニーズ
    2. バロメータ
    3. ビジョン
  1. 中級(1問5点)
    1. バイオマス
    2. パイロットプラント
    3. ディスポーザ
  1. 上級(1問10点)
    1. メタボリックシンドローム
    2. プレハブ式オキシデーションディッチ法
    3. カーボンニュートラル
    4. キャリブレーション

 

[出典は過去のメールマガジン、技術開発部だよりから]

 

いかがでしたか?普段何気なく使っている言葉もこうして日本語にしてみると改めて真実が発見できたりします。

 

採点結果

30点未満

初心者レベルです。過去のメルマガを全て読み返し外来語を日本語に変換して訓練してください。

 

30点以上60点未満

中級者レベルです。立派な下水道人として継続してメルマガを読み込んで下さい。

 

60点以上80点未満

上級者レベルです。いつでもメルマガの執筆者になれます。ふるって原稿をお寄せください。

 

80点以上

超級レベルです。そろそろ次の人生計画を立てましょう。

 

今回は、少し息抜き的「よもやま話」でした・・・

(総括主任研究員 山本博英)

 

 

 

 

正解と思われる日本語訳

  1. 初級(1問5点)
    1. 需要
    2. 指針・指標
    3. 構想

 

  1. 中級(1問5点)
    1. 生物資源
    2. 中規模実験施設
    3. 台所生ごみ粉砕装置

 

  1. 上級(1問10点)
    1. 代謝症候群
    2. 工場生産組立型酸化池法
    3. 炭素中立的状況
    4. 電子回路基準整合

 

※正解と思われる日本語訳へのクレームはご容赦下さい。

 

 

 

 

 

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◇このメルマガへの感想・お気づきの点等を是非
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