都市部における大規模大深度施設 名古屋市広川ポンプ所の新規建設工事について
東海総合事務所 施工管理課 【令和7年秋号 202号】
このページは、日本下水道事業団が発注した建設現場について、「季刊 水すまし」で紹介した現場の中から最新の現場を抜粋して紹介しています。

~都市部における大規模大深度施設 名古屋市広川ポンプ所の新規建設工事について~
東海総合事務所 施工管理課 【令和7年秋号 202号】
広川ポンプ所は、名古屋駅周辺を含む中川運河上流地域(約558.1ha)と、露橋地域(約72.5ha)の雨水を排水する施設ですが、この2地域から当ポンプ所に接続される各流入管には約40mの高低差があるためポンプ揚程が大きく異なる2階層に分かれた施設であり、地上から躯体最下部までの深さが約65mに及ぶ、他に類を見ない大深度施設であることが特徴の一つです。
また、敷地面積(約2,350㎡)に対して、躯体施工面積(約1,530㎡)が約7割を占める狭隘な施工条件の下、初期の土木工事においては工事ヤードの確保や周辺施設等への影響に配慮した掘削工法の実施では様々な取り組みを行いました。