過去に選定された技術
類型 | T類 : | 共同研究等によりJSが開発に関与した技術のうち、技術選定を行った技術 |
U類 : | 公的な機関により開発・評価され、JSが技術確認、技術選定を行った技術 | |
V類 : | 民間により開発され、JSが技術確認、技術選定を行った技術 |
類型 | 名称 | 技術選定を受けた者 | 技術概要 |
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T | アナモックス反応を利用した窒素除去技術![]() (平成24年5月7日選定) |
(株)日立プラントテクノロジー |
「アナモックス細菌」を利用し、アンモニア性窒素と亜硝酸性窒素から直接窒素を除去する技術。硝化脱窒法と比べ、有機物を必要としない、必要酸素量が少ない、発生汚泥量が少ないなどの利点を有する。 |
T | (平成24年5月7日選定) | 旭化成ケミカルズ(株) |
特殊な多孔構造の高速リン吸着剤を用いて、2次処理水からリンを極低濃度にまで除去できる。脱着により、肥料や代替リン鉱石として利用可能なリン酸が回収できる。 |
T | (平成24年7月20日選定) |
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焼却炉の循環部に後燃焼部を付加し、全体を3つのゾーン(層)に分けて、それぞれのゾーンに送る燃焼用空気量を制御する。これにより、燃焼の最適化を図り、補助燃料使用量、温室効果ガスN2O発生量を低減できる。 |
T | ゴムメンブレン式超微細気泡散気装置 |
JFEエンジニアリング(株) 三菱化工機(株) (株)西原環境 |
スリットを有するゴムメンブレンを用いた高効率の散気装置。約1mmの超微細気泡を低圧損(5kPa以下)で発生させることで、反応タンクに要する消費電力の削減が可能となる。 |
T |
(平成28年10月12日選定) |
住友重機械エンバイロメント | 従来型よりも長い重力濃縮部と多数のローラーを有するベルトプレス脱水機である。これにより、投入汚泥の高濃度濃縮と脱水性能向上を可能とし、 水である消化汚泥に対して脱水ケーキの低含水率化を実現。処理量優先の運転条件(含水率優先運転の1.5倍のろ過速度)も選択可能であり、更なるLCCの削減も可能となる。 |
T |
(平成25年7月26日選定) (平成31年2月12日延長) |
メタウォーター(株) |
消化タンク内に担体を充填し、高温で嫌気性消化を行うことで、滞留日数を短縮し汚泥分解率や消化ガス発生量を従来の消化プロセスと同等とすることができる。また、自動発酵制御(NH4−N濃度制御、投入負荷量制御)を行うことで、安定発酵と運転管理の負担を軽減できる。 |
T | 圧入式スクリュープレス脱水機(V型) (平成31年2月12日延長) |
(株)石垣 |
脱水汚泥の低含水率化と変動する汚泥性状に対して安定した処理が可能な技術である。濃縮部での凝集汚泥の高濃度化や、脱水部を長くすることで脱水時間が延長され、脱水性能の向上が図れる。 |
T |
(平成26年7月30日選定) (平成31年2月12日延長) |
高知大学 前澤工業(株) |
OD槽内のDO勾配が一定となるよう曝気装置及び水流発生装置を独立に制御を行う。これにより、好気ゾーン、無酸素ゾーンを安定形成し、処理水質の安定化と消費電力の削減を図る。また、流入条件によっては、一時的な流量超過や水質など高負荷運転による対応も図る。 |
T |
(平成30年11月14日選定) |
巴工業 |
主に混合生汚泥の脱水処理に用いられている回転加圧脱水機U型に対し、脱水汚泥の更なる低含水率化を目的として、
電気浸透機能とポリ鉄後添加(機内二液調質)機能の2つの新たな脱水機能を加えた脱水機である。 両機能の併用も可能であり、混合生汚泥の脱水処理において、従来機種と比較して脱水性能向上によるLCCの縮減、CO2排出量の削減が期待できる。 |
U |
(平成26年11月28日選定) |
JFEエンジニアリング | 反応タンクに投入した固定化担体に硝化細菌を高濃度に保持することで、高負荷窒素処理が可能となり、標準法と同等の反応時間で窒素除去ができる。 |