汚泥発生量を減らし処理・処分コストを削減したい

解決策23

脱水汚泥の低含水率化により、汚泥発生量を削減します。

JSが提案するソリューション技術

豊富な『低含水率型脱水機』のラインアップから、汚泥性状等に適した最適な脱水機を提案します。

技術の特徴


従来の汚泥脱水機に濃縮部増強や二液調質などの新機能を追加し、脱水ケーキの低含水率化を可能にする技術です。 また、近年の生活様式の変化等により、汚泥中の有機物量が増加し、難脱水化した汚泥にも対応できる技術です。

メリット・デメリット

メリット(導入効果等)
  • 脱水ケーキ処分費の縮減。
  • 維持管理コスト(電力費・薬品費等)の縮減。
  • 環境負荷(温室効果ガス)の削減。
  • 難脱水性汚泥(嫌気性消化汚泥等)の対応。
デメリット(留意事項等)
  • 無機凝集剤注入設備の追加(一部技術)。

導入推奨ケース

  • 汚泥処理設備(汚泥脱水機等)の更新と合わせて、低含水化や更なる省エネ化を進めたいとお考えの場合におすすめです。
  • 投入汚泥の低含水率化による焼却炉の自燃化や温室効果ガス排出量(N2O、燃料起源CO2)の削減をお考えの場合におすすめです。
  • 消化槽の新設や増設を検討しているが、脱水ケーキ含水率の上昇が懸案とお考えの場合におすすめです。

LINE UP技術ラインアップ

後注入2液型ベルトプレス脱水機

特徴

従来のベルトプレス脱水機の一次脱水部に無機集剤を効率的に添加する新機能を追加により高濃度化することで低含水率化が可能です。

適用対象

嫌気性消化汚泥(標準法、機械濃縮)

難脱水対応強化型スクリュープレス脱水機

特徴

凝集装置による適正な凝集フロックの形成により難脱水性である消化汚泥の低含水率化が可能です。 また、混合生汚泥等の比較的脱水容易な汚泥では「高濃度濃縮機」を省略しても脱水性能を発揮できます。

適用対象

混合生汚泥(標準法及び高度処理法)
嫌気性消化汚泥(標準法及び高度処理法)

圧入式スクリュープレス脱水機(Ⅲ型)

特徴

従来の圧入式スクリュープレス脱水機の濃縮部と脱水部を独立させることで、濃縮部での高濃度化や、脱水部を長くすることで低含水率化が可能です。なお、導入実績が多い一部の汚泥については、既にJSでの標準化が行われています。

適用対象

混合生汚泥(標準法)[R3:JS標準化]
消化汚泥(標準法)[R3:JS標準化]
全量余剰汚泥(標準法)
余剰汚泥(OD法・回分法)

回転加圧脱水機Ⅲ型

特徴

従来の回転加圧脱水機に電気浸透機能や無機凝集剤添加(機内二液調質)機能を付加することで低含水率化が可能です。

適用対象

機械濃縮混合生汚泥(標準法)

回転加圧脱水機Ⅳ型

特徴

来の回転加圧脱水機Ⅱ型に濃縮部を追加し、凝集・濃縮・脱水工程を一体的に行うことにより、未濃縮汚泥や低濃度の混合生汚泥を効率的に濃縮脱水し、低含水率化が可能です。

適用対象

混合生汚泥(標準法)

※性能発揮が期待できる汚泥性状には、一定の範囲があります。詳細はJSまでお問い合わせください。

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