技術の特徴
消化槽内で発生するバイオガス(消化ガス)の圧力を利用して消化槽内に水頭差を発生させ、その水頭差により消化槽内を撹拌します。撹拌に機械的な動力を用いないため、消費電力量の削減とメンテナンスの軽減が可能です。
導入対象・規模
- 標準活性汚泥法等、最初沈殿池汚泥・余剰汚泥が発生する下水処理場が対象です。
メリット・デメリット
メリット(導入効果等)
- バイオガスの圧力を利用して撹拌するため、大幅な消費電力の削減を実現。
⇒ 従来の機械撹拌やガス撹拌と比較して、撹拌に係る消費電力を90%以上削減。
デメリット(留意事項等)
- 通常の機器・計器の点検に加えて、砂抜きドレン作業(1回/週)、均圧弁の点検整備(1回/月)が必要。
導入推奨ケース
- 消化プロセスの導入を検討しており、消費電力の削減を図りたいとお考えの場合におすすめです。