下水道バイオマス利用・創エネをしたい

解決策09

消化効率を向上させることにより、消化ガス発生量の増加と大幅な脱水汚泥量の減量を図ります。

JSが提案するソリューション技術

脱水汚泥を対象に少ない熱エネルギーで消化効率を改善する『熱改質高効率嫌気性消化システム』をご提案します。

技術の特徴


脱水汚泥を熱加水分解により可溶化・改質することで消化効率の改善を図るとともに、消化汚泥の脱水性の改善による大幅な脱水汚泥量削減が期待できます。また、熱加水分解作用による消化日数の短縮により、多くの地域バイオマスの受け入れが可能となります。

導入対象・規模

  • 嫌気性消化施設を有する又は新規で設置を予定している処理場、近隣地域バイオマスの有効活用を計画している箇所。
  • 経済性の見地から導入対象施設は概ね1万m3/d以上となります。

メリット・デメリット

メリット(導入効果等)
  • 従来方式と比べて、消化ガス発生量は10~30%増加、汚泥発生量は1/2~2/3に減量。
  • 脱水性改善効果により、地域バイオマスを受け入れても、汚泥発生量の増加を抑制できる。
  • 装置がコンパクトなため既存消化設備への導入も可能である。
デメリット(留意事項等)
  • 脱水ろ液が赤褐色となるため、処理場放流水に若干の着色が生じる。
  • 圧力容器であるため年1回の法定点検が必要となる。

導入推奨ケース

  • 下水処理場の電力エネルギー自給率向上を目的に、消化効率の向上や地域バイオマスを処理場に受け入れ混合メタン発酵を行おうとする場合におすすめです。

LINE UP技術ラインアップ

熱改質⾼効率嫌気性消化システム

汚泥を易分解性有機物に熱改質し、消化タンクに返送するシステムです。ガス発生量の増加、消化日数を短縮、脱水性改善により汚泥量を削減します。

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