省エネ化・低炭素化を進めたい

解決策02

標準法等(処理水量10,000m3/日程度以上)で既存施設を活用し、大幅な省エネ化を実現します。

JSが提案するソリューション技術

既存土木施設の活用が可能で、曝気を行わない方式で酸素供給を行うことにより、消費電力量の大幅な削減が可能な『無曝気循環式水処理技術』をご提案します。

技術の特徴

散水ろ床法の処理原理を用いた、省エネ型の下水処理方法です。
高速担体ろ床の上部から散水することで酸素供給を兼ねることにより、曝気が必要な活性汚泥法と比較して消費電力量を大幅に削減します。
また、高速担体ろ床の洗浄の実施や前後にろ過施設を組み合わせること等で、従来の散水ろ床法の短所を克服し、安定した処理を可能としています。

 

処理フロー

 

消費電力量試算結果の比較 (処理能力50,000m3/日)

 

導入対象・規模

  • 計画放流水質がBODで10mg/Lを超え15mg/L以下の区分である処理場が対象です。

メリット・デメリット

メリット(導入効果等)
  • 同規模の標準活性汚泥法(標準法)と比較し、消費電力量を約50%削減可能です。
  • 維持管理費、建設費の削減も可能です。
  • 標準法の既存土木施設を利用して導入できます。
デメリット(留意事項等)
  • 窒素・りん除去を目的とする高度処理施設へは、単独での適用ができません。
  • 水温が15℃以下になる場合、十分な検討が必要です。
  • 既設施設の構造や水位差により導入が困難、大幅な改造が必要となる場合があります。

導入推奨ケース

  • 水処理設備の更新と合わせて、大幅な省エネ化を進めたいとお考えの場合におすすめです。

LINE UP技術ラインアップ

無曝気循環式水処理技術

標準法に代わる省エネ型水処理技術です。既存施設を活用しながら消費電力量を大幅削減します。

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