改築更新や機能向上をスムーズに行いたい

省スペース化、ダウンサイジング、設備簡素化等

解決策20

消化効率を向上させることにより、消化タンクの小容量化、省スペース化を実現します。

JSが提案するソリューション技術

消化効率を向上することにより、消化タンクの小容量化、省スペース化を実現する『高濃度消化技術』をご提案します。

技術の特徴

高濃度対応型ろ過濃縮機

消化タンクへの投入汚泥濃度を高濃度化することで、消化効率を向上させる技術です。これにより消化日数が短縮され、消化タンクの小容量化、省スペース化が可能となります。

メリット・デメリット

メリット(導入効果等)
  • 従来の中温消化技術と比べて消化タンク容量を約半分に縮減。
  • 従来の中温消化技術の設備スペースと比べて半分に削減。
  • 建設費及び維持管理費の削減。
デメリット(留意事項等)
  • 【担体充填型高速メタン発酵システム】
    中温消化技術と比べて加温に必要なエネルギーが大きい。
  • 【高濃度対応型ろ過濃縮・中温消化システム】
    【高濃度消化技術】
    消化タンクの撹拌機を高濃度対応型とする必要がある。

導入推奨ケース

  • 嫌気性消化タンクを新規に導入してバイオガスの利用を図りたいが、設置スペースに制約がある場合におすすめです。
  • 嫌気性消化タンクの改築にあたり、更新用スペースに制約があり、設備の省スペース化を図りたい場合におすすめです。

LINE UP技術ラインアップ

高濃度対応型ろ過濃縮・中温消化システム

特徴

最初沈殿池汚泥(初沈汚泥)をろ過濃縮で高濃度に濃縮し、濃縮余剰汚泥と併せて消化タンクへ投入することで、消化タンク内の汚泥濃度を高めて、消化効率を向上させる技術です。

導入対象・規模

標準活性汚泥法等の初沈汚泥と余剰汚泥が発生する水処理方式の下水処理場。
ろ過濃縮器能力:80m3/h以下

高濃度消化技術
※高濃度消化・省エネ型バイオガス精製による効率的エネルギー利活用技術

特徴

初沈汚泥や余剰汚泥、これらを混合した混合生汚泥を返送消化汚泥と混合し、高濃度に濃縮するとともに、汚泥中のアンモニア性窒素(NH4-N)を分離することで、NH4-Nによる阻害を防ぎつつ、高濃度消化を実現する技術です。

導入対象・規模

初沈汚泥が発生する水処理方式の下水処理場。

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