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JS技術開発情報メール
2020.1.29 No.219
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆JS技術戦略部◇◆◇◆
明けましておめでとうございます。
いつも「JS技術開発情報メール」をお読み頂き、ありがとうございます。
2020年新年号をお届けいたします。
本年も皆様に幸多きことをお祈りし、お役に立つ情報発信に努めて参ります。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
それでは今月も最後までお付き合いください。
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≪ もくじ ≫
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『1』はじめに
◆「新しい年のスタート!座右の銘でも決めましょうかねぇ・・・」 (技術戦略・西日本担当理事 細川 顕仁)
『2』トピックス
◇各課長新年ご挨拶
◆B-DASHプロジェクト実証研究施設の完成式典を開催 (技術開発企画課)
◇第2回アンモニア計を利用した送風量制御技術専門委員会を開催 (技術開発企画課)
『3』技術情報
◆よく見かける下水道用語 「地域バイオマス」 (資源エネルギー技術課)
『4』下水道よもやま話
◇日本下水道事業団のコンクリート腐食対策技術基準の変遷 (技術戦略部調査役(土木・建築)岩野 多恵)
『5』国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(12月分) (国際戦略室)
『6』編集後記
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≪ 1 はじめに ≫
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◆◇「新しい年のスタート!座右の銘でも決めましょうかねぇ・・・」◇◆
遅くなりましたが、皆様、新年明けましておめでとうございます。本年も本メルマガと技術戦略部、そしてJSをお引き立てのほど何卒よろしくお願いいたします。
さて、皆さんは新年に、「今年はこんなことに取り組んでいこう」とか「こういう1年にしていこう」といった「誓い」を立てられますか?それから、人生や仕事の指針としている「座右の銘」をお持ちでしょうか?私は・・・初詣に行って願い事は沢山しますが、誓いはあまり立てません。座右の銘はというと、尋ねられたら答えるものを決めていた時期はありましたが、今は特にありません・・・これではダメだ、新年に新たな誓いを立て、座右の銘も定めよう・・・と思った訳ではありませんが、年末の暇潰しに読んだ本に「これは!」と感じる一文がありましたので、紹介させていただきます。
“The special secret of making dreams come true can be summarized in four C’s. They are Curiosity, Confidence, Courage, and Constancy.”stated by Walt Disney.『夢をかなえる秘訣は4つのCに集約される。それは、「好奇心」、「自信」、「勇気」、そして「継続」である。』ウォルト・ディズニーの言葉だそうです。
何故この文に魅かれたかというと、まずDreams。たとえあまり先の無い我が身であっても、『夢』は持ち続けねばと思いました(新年の誓い?)。夢を持ち、それをかなえようとするために人は努力、研鑽し、成長もしていくのだとも。そして、夢をかなえる秘訣である4つの“C”。中でも特に大切だと私が考えるのは、Curiosity。齢を重ね、世の中が見えてくる(と勝手に勘違いしてくる)と、好奇心も薄れてきてしまっているような気がします。何事にも好奇心を持ち、何かに気づくことがまずは第1歩、それが無いと何も始まりません。そして、その先は「勇気」も必要。自分にとって新しいこと、未知の領域に踏み込んでいくのは勇気がいると思います。失敗したらどうしようと不安になりますよね。でもそれを払拭し、「自信」を持って前に進みだす。そして動き出したら「継続」していく・・・いいこと言いますよね、ディズニーさんは。好奇心もなく、気づきもせず、ただ上から指示されたことを愚直にこなしていくという人材は、組織にとって必要であるとは思います。そういう人材を高く評価する人もいます。でも夢を持ち、それをかなえるために勇気を持って、時には上司等に諫言もしつつ、粘り強く具体的な行動をとっていく。こんな人材は更に高く評価されるべきで、私もそういう人間になりたいとの思いをまた強くしました(夢が、ただ出世したいとかというのは論外ですが・・・)。
この言葉を見つけた本にはその他沢山名言が紹介されていました。読んでいて思ったのは、これらの言葉を発した時には彼ら、彼女らは必ずしも有名人ではなかったんだろうなということ。一般人でも心に残る、胸を打つ言葉を発した方はいらっしゃいますよね。私の周りにも、学生時代の部活の友人とかインドネシア時代の河川の専門家とか、その時のシチュエーションが鮮明に思い浮かぶような名言を吐かれた方が何人もいました。もし今後誰かに座右の銘は?と尋ねられたら、そういった一般の方が発した名言を紹介してもいいかなぁなどとも考えた令和初の年明けでした。
では、最後に、尋ねられてもいませんが、先ほど決定した私の座右の銘を発表させていただきます。それは・・・
“The special secret of making a person below contempt one can be summarized in four C’s. They are too Conservative, Cheating, Cowardly, and Chabouzu. Do not be such a person!” 『軽蔑にも値しないような人間となる秘訣は4つのCに集約される。それは、「保守的すぎる」、「誤魔化す」、「臆病」、そして、「茶坊主」である。そんな人になってはならない!』
誰の言葉か?って・・・Akihito Hosokawaです・・・年始から失礼しました。本年もどうぞよろしくお願いします!
(技術戦略・西日本担当理事 細川 顕仁)
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≪ 2 トピックス ≫
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◆◇各課長新年ご挨拶◇◆
新年おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
「子年」は、新たな十二支のサイクルが始まる年であるため、新しい物事や運気の始まりになる年と考えられています。また、ねずみは、多くの子を産むことから、古来より繁栄の象徴とされています。
本年は、このような「子年」に因み、JSが独自の財源を確保して行う基礎・固有調査研究の中期計画(平成29年度〜令和3年度)の折返し点を過ぎ、残り2ヶ年弱で着実に成果を地方公共団体の皆さまや下水道界全体に還元できるように、本年9月末にJS技術開発実験センターに竣工予定の実験棟での新しい調査研究に取り組むともに、全ての研究テーマにおいて、一つでも多くの成果を生み出せるよう、全力で努めて参りたいと思います。
(技術戦略部次長兼技術開発企画課長 橋本敏一)
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
技術基準課の若尾です。技術基準課は、下水道施設の計画、設計、積算、工事に関するJS内の技術基準類の改定作業を行っています。
昨年は、社団法人日本下水道協会発行の「下水道施設計画・設計指針と解説」が下水道事業を取り巻く環境の変化等を反映するよう10年ぶりに改定されました(社団法人日本下水道協会HPより)。JS内部の技術基準類の改定内容も下水道事業を取り巻く環境の変化等を反映させるとともに、BIM/CIM、機械設備における新機種等の新しい技術についても取り入れて行きたいと思っています。
(技術基準課長 若尾 正光)
新年あけましておめでとうございます。
本年も引き続き、下水道資源の利活用に関連する技術や汚泥処理施設に係る更なる省エネ化・低コスト化に関する技術の導入促進に向けて、積極的な取り組みを進めてまいります。「社会全体におけるリサイクル意識の高まり」、「下水道法への汚泥再生利用に係る努力義務の追加規定」、「共同化・広域化による事業フレーム見直し」を機に、下水道の保有する資源的価値の利活用検討が増えていくことが想定されます。これらを含めまして、下水道事業における諸課題解決に向けた支援につきましても取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。
(資源エネルギー技術課長 桑嶋 知哉)
◆◇B-DASHプロジェクト実証研究施設の完成式典を開催◇◆
JSでは、国土交通省が実施する平成31年度下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)として採択された「単槽型硝化脱窒プロセスのICT・AI制御による高度処理技術実証事業」をメタウォーター(株)・JS・町田市の3者からなる共同研究体で実施しています。本技術は、ICT(情報通信技術)とAI(人工知能)を活用することにより、反応タンクの流入負荷変動に対して空気量を適切に制御するとともに、送風機の最適吐出圧力を必要空気量からリアルタイムに演算し、吐出圧力を自動制御することで、従来の高度処理法(A2O法等)よりも短い時間で同等の処理水質を達成するとともに、使用エネルギーの最小化、維持管理業務負担の軽減を実現する技術です。
本実証研究は、令和元年7月に着手し、実証研究施設の建設工事を実施してまいりましたが、実証研究施設が完成したことを記念して、令和2年1月14日に町田市成瀬クリーンセンターにおいて完成式典を開催しました。
▼詳しくは記者発表資料をご覧ください
https://www.jswa.go.jp/kisya/h31pdf/200116kisya.pdf
(技術開発企画課)
◆◇第2回アンモニア計を利用した送風量制御技術専門委員会を開催◇◆
1月17日(金)午後、「第2回 アンモニア計を利用した送風量制御技術専門委員会」(委員長:長岡裕 東京都市大学教授)が開催されました。本専門委員会は、昨年3月26日にJS理事長から技術評価委員会に諮問された「アンモニア計を利用した送風量制御技術」の評価について付託を受け、詳細な技術的検討を行なうものです。本技術評価では、本年度末の審議完了を目標に、同技術の機能・性能やコストを含めた技術的特徴、導入手法、運転管理手法等の実務的な情報について、取りまとめられる予定です。
第2回専門委員会では、評価報告書の素案に基づき、技術の特徴、導入手法、運転管理手法等、評価の中心となる事項について、活発な議論が行われました。
(技術開発企画課)
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≪ 3 技術情報 ≫
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◆◇よく見かける下水道用語◇◆
「地域バイオマス」
今回は、「地域バイオマス」を取り上げます。
これまで下水汚泥は、個別の処理場において、脱水・焼却などの処理を行う単独処理が一般的でしたが、すべての都道府県において令和4年度までに「広域化・共同化計画」を策定し、都道府県構想の一部とすることが求められています。
この「広域化」とは、複数の下水処理場で処理している汚水や下水汚泥を対象として集約処理することや、運営・維持管理を集中管理等により統合することを指します。また、「共同化」とは、下水処理に加え、し尿・浄化槽汚泥等の汚水や、地域バイオマスを対象として集約処理や運営・維持管理を統合することを指します。なお、国交省より平成31年3月に発行された「下水汚泥広域利活用検討マニュアル」では、地域バイオマスの定義として、「し尿、浄化槽汚泥、集落排水等汚泥や、生ごみ、家畜排せつ物、剪定枝等の地域から発生するバイオマス。なお、本マニュアルにおける地域バイオマスは、下水汚泥を含まないものとする。」と規定されています。
この「地域バイオマス」には・・・・・
▼続きはHPで↓
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf/219-1.pdf
(資源エネルギー技術課)
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≪ 4 下水道よもやま話 ≫
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◆◇日本下水道事業団のコンクリート腐食対策技術基準の変遷◇◆
日本下水道事業団では、日本において硫化水素による下水道コンクリート構造物の腐食が顕在化した1980年代より、施設の実態調査などを実施するとともに、日本下水道事業団が発注する工事で適用するための技術基準を整備してきました。
1987年に、日本下水道事業団は、日本におけるコンクリート腐食対策に関する最初の技術基準である「コンクリート防食塗装指針(案)」を制定しました。これは、硫化水素ガスの発生が多いとされる施設の内部にタールエポキシ樹脂塗料を塗布するというもので、施工方法や塗料の使用量が規定されていました。
1991年には、その後の研究成果を反映させた・・・・・
▼続きはHPで↓
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/y/pdf2/y198.pdf
(技術戦略部調査役(土木・建築)岩野 多恵)
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≪ 5 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(12月分)≫
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日付 キーワード URL | |
12月2日 | 鉄建建設 ハノイ市 エンサ下水道整備事業パッケージ2受注 |
https://www.kensetsunews.com/web-kan/394880 | |
12月27日 | 東京水道サービス クウェート国電力・水省向け水事業効率化セミナー |
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000024.000044870&g=prt |
(国際戦略室)
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≪ 6 編集後記 ≫
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今月号も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
2020年東京オリンピック・パラリンピックの年となりました。
1964年依頼56年ぶりの東京開催です。過去の映像を見ると当時の人々の熱気が
伝わってきます。
選手達のオリンピック・パラリンピックへの熱い思いや練習、大会での様子が連日
テレビで取り上げられ、気持ちも盛り上がってきています。
オリンピックは平和の祭典です。世界中の選手が気持ちよく競技ができるように、
みんなで応援して盛りあげましょう。
メルマガ配信も頑張ります!今年も応援よろしくお願い致します。
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◆日本下水道事業団ホームページへは https://www.jswa.go.jp
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発 行:JS技術戦略部
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