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技術開発

JS技術開発情報メールNo.227

 

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          JS技術開発情報メール       

           2020.9.29 No.227

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆JS技術戦略部◇◆◇◆

 

いつも「JS技術開発情報メール」をお読み頂き、ありがとうございます。

最近は鈴虫やコオロギの鳴き声が聞こえてくるようになりました。

秋の夜長を感じる心地よい音色です。暑かった夏が終わりました。

それでは、今月号も澄み渡った秋空のようにすがすがしく参りましょう!

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≪ もくじ ≫

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『1』 はじめに

◆「トキについて考える」 (技術戦略・西日本担当理事)

 

『2』 トピックス

◇「技術戦略部研究発表会」を開催しました (技術開発企画課)

 

『3』 技術情報 

◇よく見かける下水道用語

 「アセットマネジメントデータベース「AMDB」」 (技術基準課)

 

『4』 下水道よもやま話

◆リモート時代のプレゼンテーション(?) (技術開発企画課長 糸川 浩紀)

                       

『5』 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(8月分) (国際戦略室)

 

『6』 国際戦略室からのお知らせ

◇コロナ禍で海外渡航が制限される状況でのJS国際業 (国際戦略室)

 

『7』 編集後記

 

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≪ 1 はじめに ≫

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◆◇「トキについて考える」◇◆

 

 以前のような生活になかなか戻れない今、トキについて考えさせられています。トキと言ってもNipponia nipponや北〇の拳の次兄のことではありません。そうです、時、時間のことです(普通そう思いますよね。冒頭から失礼しました!)。この半年という間に多くのものを失ってしまったと感じていますが、最も喪失感が大きいのが時間です。

 

 年をとると時間の経過が早く感じますが、これは対象となる時間(分子)は変わらないのに、それまでの累積時間(分母)が大きくなっていくためだと言われていますよね。この考えだと、私が失った半年(0.5年)が私のこれまでの人生(57年)に占める割合は1%もありません。一方、今年大学に入ったうちの末っ子が失った半年は、これまでの彼の人生(18年)の約3%に相当します。辛かった(?)受験生活からやっと解放され、さあ遊ぶぞ!じゃなかった、勉強、部活等新たなステージで楽しむぞ!と張り切っていた矢先のコロナ禍。アパートを借りて一応引っ越しはしたものの、入学式はないし、授業はオンライン、部活もできない、当然新歓コンパはない、合コンもない(最後の2つは私の時代のもので今はそもそもない?)・・・で直ぐに自宅へトンボ返り。自宅に籠って慣れないオンライン授業を受け、会ったことのない同級生とZoom打合せをたまにやる日々。成長するのは身体だけ・・・不憫に感じます。

 

 私は時間を失っていくことついて、上記の理由によって、大人よりも子供の方がかわいそうだと思っていました。しかし妻から聞いた彼女の生徒さんの言葉でその考えを改めました(妻は隣国言語の語学教室を開いています)。その生徒さん、元大手商社マンで年齢は80歳近くらしいのですが、商社時代にはあまり縁の無かった隣国について学びたいと、熱心に授業を受けてきたそうです。その彼がコロナ自粛期間中に、「私にはもう時間が残されていない。一時たりとも無駄にできない!」と、授業の再開を強く求めてきたとのこと。確かに・・・前述の比較において、人生の残り期間を分母にとれば若者と逆転する。あと何年生きられるか誰も分からないが、80歳の人にとっての半年は大きい。子供のことばかり気の毒に思っていたが、むしろ私の方が気の毒だ!特に若い頃から不摂生をしてきたこの身体がいつまで問題なく稼働してくれるのか・・・もっと時間を大切にしなければならない・・・と考えてしまいました。

 

 でも、これらの考え、分母をどうとるかというのはどうでもいいのですよね。誰にとっても分子は同じ、この一瞬一瞬をどう過ごすか。「失われる」と考えるのではなく、どんな環境であっても時間を無駄にしないようにすること。その時間をどう過ごすか、そしてその時間は有意義であったかどうか、それは自分でしか決められないし、評価もできない。それぞれが考え、行動するしかない・・・と、ぼーっと考えた夏休みでした・・・ぼーっとしててもいいんです、自分にとってそれが有効な時間であったと思えれば!

 

 ところで、妻の生徒さんの話を聞いていると非常に面白いです。これぞ異業種というか、これまであまり接することのなかった人達。前述の元商社マンの他に、〇流スターを追いかけるためだけに来ている医療関係従事者、話のネタ作り目的の新地のママ、金と暇を持て余している未〇人や熟年離〇した奥様、授業よりも雑談が多くなる近所のオバハン、大学で専攻する事前準備のJK・・・目的は違えど皆素晴らしいですね、何歳になっても勉強をする、新たなことに挑戦するって。見習いたいものです。

 今年はどんな秋になるのか・・・いや、皆さん、1度しかない2020年の秋、それぞれ自分にとっていい秋(トキ)にしましょう!

 

(技術戦略・西日本担当理事  細川 顕仁)

 

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≪ 2 トピックス ≫

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◆◇「技術戦略部研究発表会」を開催しました◇◆ 

 

 9月3日に「技術戦略部研究発表会」を開催しました。技術戦略部では、第57回下水道研究発表会に10件の口頭発表を投稿していましたが、同発表会が中止となったため、これに代る発表の場として、独自の研究発表会を開催したものです。

 当日は、下水道研究発表会と同様の方法(発表10分+質疑応答5分)により、昨年度の試験研究成果に係る口頭発表と質疑応答が行われ、その模様はJSの他部署へもWeb配信されました。

 本発表会はJS職員を対象としたものでしたが、プレゼンテーション資料はJSのホームページ(https://www.jswa.go.jp/g/g01/g4seika/g4seika.html)にて公開しおりますので、是非、ご覧いただければと思います。発表題目等は下記のリストの通りです。

 

※「技術戦略部研究発表会」  発表リスト

  https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/227-1.pdf

 

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≪ 3 技術情報  ≫

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◆◇よく見かける下水道用語◇◆ 

 

 アセットマネジメントデータベース「AMDB」

 

 下水道は、処理場、ポンプ場、管路等の施設により構成されており、それらのストックは、処理場が約2,200カ所、ポンプ場が約3,600カ所、管路が約48万kmと膨大となっています。処理場については、機械・電気設備更新の目安となる15年以上を経過している箇所が全体の約86%と老朽化が進行しています(国土交通省HPより)。

処理場やポンプ場の設計・施工においては、土木、建築、建築機械設備、建築電気設備、機械設備、電気設備の6工種が必要であり、設計調整や工程調整等の工種を横断する業務が比較的多く、また、維持管理においては、機械・電気設備の日常の保守・点検、法令点検等、点検項目が重要になり財政的な制約等により改築が容易に進められないことから、効率的な維持管理の重要性が増している状況です。このような現状と課題に対して、・・・

 

▼続きはHPで↓

 https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/227-2.pdf

 

(技術基準課)

 

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≪ 4 下水道よもやま話  ≫

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◆◇リモート時代のプレゼンテーション(?)◇◆ 

 

 本年度は、様々な会議や学会がリモート開催となっています。8月の下水道展/下水道研究発表会が中止になったのは記憶に新しいところですが、その米国版と言える「WEFTEC 2020」(WEF=米国水環境連盟が主催する研究発表会+展示会)は、10月5〜9日に完全オンラインで開催されることになっています。研究発表は、大半が事前録画ビデオのオンデマンド配信(会議期間後1年間)となります。私は1件の研究発表を行なう予定で楽しみにしていたのですが(何よりニューオーリンズに行けるのを!)、残念ながら、東京でシコシコとビデオを作る羽目になりました…。その過程で、・・・

 

▼続きはHPで↓

 https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/y/pdf2/y206.pdf

                        

技術開発企画課長 糸川浩紀)

 

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≪ 5 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(8月分) ≫

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日付 キーワード URL(新しいウィンドウで開きます)
8月3日 イタリア 新型コロナ研究 下水道
  https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/61540
8月4日 ハイフォン市 日本式庭園 工業団地排水再利用
 

https://www.nna.jp/news/show/2076722

8月16日 中国企業 飲み水汚染 アフリカ
  https://news.nicovideo.jp/watch/nw7894685
8月17日 ホーチミン建設局 下水道料金徴収提案
  https://www.viet-jo.com/news/economy/200814165303.html
8月20日 両陛下 コロナ下の水防災 オンライン会議聴講  
  https://www.jiji.com/jc/article?k=2020082001009&g=soc
8月29日  ミャンマー 中国 共同研究プロジェクト 環境保全部門他
 

https://www.myanmar-news.asia/news_d7VL3raKD4_362.html

 

(国際戦略室)

 

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≪ 6 国際戦略室からのお知らせ ≫

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◆◇コロナ禍で海外渡航が制限される状況でのJS国際業務◇◆ 

 

1.はじめに

 世界保健機関(WHO)が、新型コロナウイルスのパンデミック宣言を出した3月11日から世の中は大きく変わりました。今まで国際業務は、渡航をしての現地調査や、Face to Faceでの打ち合わせが有効な場合が多かっただけに、コロナ禍で海外渡航が制限されている状況は、非常に業務が進めにくい状況ではあります。このような状況の中で今年度は何ができるのかを検討してきているのですが、以下に現時点での今年度のJS国際業務についてとJICA長期専門家としてのJS職員の状況を簡単にご紹介したいと思います。・・・

 

▼続きはHPで↓

 https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/227-3.pdf

 

(国際戦略室)

 

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≪ 7 編集後記  ≫

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随分と涼しくなってきました。外出、旅行には快適な季節となりました。

東京も「GO TO トラベル」の利用が可能になるとのことで、さて、どこか行ってみようかな

と色々考えているのですが・・・。私は「鉄っちゃん」ではないのですが、最近、電車が気になるんです。人を「運ぶ」だけの電車ではなく、色々な企画・イベントをプラスして人が「乗る」

ことをメインにした電車。美味しいお酒や料理を堪能しながら車窓を流れる景色を楽しむ電車や、

なぞ解きをしながら旅する「ミステリートレイン」。内装をガラリと変え、広々とした美しい車内でワイン片手に優雅なひと時を過ごすラグジュアリーな電車などなど。

ゴトゴトと電車に揺られてイベントを楽しみながら、知らないまちを旅するのも良いですね。

 

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