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技術開発

JS技術開発情報メールNo.231

 

■◇■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ JS技術戦略部 ━

              【JS技術開発情報メール】 

                 No.231 2021.1.26

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 明けましておめでとうございます。

 いつも「JS技術開発情報メール」をお読みいただき、ありがとうございます。

 新年早々から自粛生活が続きます。一日も早い新型コロナ感染症の収束を願い、

 新しい年が皆様にとって良い一年となりますようお祈りいたします。

 では今月号もよろしくお願いいたします。

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 【 もくじ 】

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『1』 はじめに

◇「静か〜な新年のスタート!新たなスタイルは定着する?」 (技術戦略・西日本担当理事)

 

『2』 トピックス

◇技術戦略部長・各課長より新年のご挨拶

◇JS技術開発実験センターに新しく実験棟と汚泥処理実験プラントが完成しました。(技術開発企画課)

 

『3』 技術情報 

◇よく見かける下水道用語 「固形物回収率」    (資源エネルギー技術課)

 

『4』 下水道よもやま話          

◇「遠隔臨場、無駄が省けますよ」 (技術戦略部 調査役(基準) 松山 幹夫)

 

『5』 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(12月分) (国際戦略室)

 

『6』 国際戦略室からのお知らせ

◇JS国際業務の最近の動き

◇いざカンボジア王国へ! 2021年1月  (国際戦略室)

 

『7』 編集後記

 

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【1】はじめに

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 「静か〜な新年のスタート!新たなスタイルは定着する?」

 

 コロナに明け暮れた令和2年が終わり、出だしで躓きましたが、それでもなお、これから先に明るい兆しが見え、それがどんどん大きくなっていくと信じたい新たな年がスタートしました。本年も本メルマガと技術戦略部、そしてJSをお引き立てのほど何卒よろしくお願いいたします。

 

 さて皆さんはどんな年末年始を過ごされたでしょうか?私はというと、多分多くの方と同じように、静か〜に大人しく正月を迎えました。どうしても帰省しないといけない用事があったので、実家に車で日帰りした以外はほぼ家の中、外出は買い出しと犬の散歩くらいでした。ということで、大した話題もありませんので、今回はこれでお仕舞い・・・という訳にはいかないですよね。失礼しました。気を取り直しまして・・・この年末年始はコロナ感染症拡大を避けるために色々な試みがなされていましたね。新春恒例の福袋や縁起物の前倒し販売、幸先詣、御手水の流水タイプへの変更/マイ柄杓の使用推奨、オンライン帰省、帰省暮、大晦日の終夜運行やカウントダウンイベントの中止などなど。

 

 もともと私とは無縁のもの、商業ベースのものも入っていますが、私はこの中で幸先詣っていうのをやってみました。といっても年末に都内の有名仏閣へお参りに行っただけなのですが。で思ったのが、初詣の本来の意味って何だったのだろうかってこと(浅学な私は、年初に神社仏閣へ参り、その年の無病息災や家内安全を祈る行事だとの認識でした。)。調べてみると、そもそも初詣は、「年籠り」という行事:「村や家の長がその地域の氏神様が祀られている社寺に大晦日の夜から元旦の朝まで籠ること」が由来とのことらしいです。この年籠りが大晦日と元旦にそれぞれ「除夜詣」と「元日詣」に分かれ、そして元日詣のみが残り、これが初詣となったとのこと。この初詣も、以前は元日詣と同様に氏神様が祀られている社寺、または、家から見て恵方の方角にある社寺にお参りすること(「恵方詣り」)が決まりであったそうです。それが交通網、特に鉄道網の発達により、各社が「うちの路線にある社寺が恵方ですよ」と宣伝合戦を繰り広げた結果、参拝するのはどこでもいいという風潮になったとのことでした(う〜ん、踊らされていますねぇ・・・)。

 

 へえ、そうなんだって思っていたら頭の中に蘇ってきたのが、アメリカに住んでいた時のクリスマスの記憶。もう20年以上前の話になりますが、その当時でも日本ではクリスマスイブは特別な、ロマンティックな日、子供にとってはプレゼントが届く日という世間の認識でした(ま、私にとってはあまり関係ない日でしたが(プレゼントは強要され続けてきましたが)・・・)。でもアメリカは違っていました。Christ(キリスト)+Mas(ミサ)ということで、イブの夜は家族で教会に行って祈りを捧げ、そして教会で催されているイベントに参加するというものが一般的のようです(キリスト教徒の場合)。私はキリスト教徒ではありませんが、(日本人らしく)家族と近所の教会に行って厳かな気持ちでイベントに参加し、クリスマス本来の意味、意義を体感しました。もっともその当時のアメリカでもクリスマスは商業化され、またキリスト教徒以外の国民も多数いることから宗教色は薄まってきていると言われていましたが。

 

 最後は今年の話からずれてしまいましたが、コロナ禍によって今回なされた様々な試みは定着するでしょうか?少なくとも恒例化されている行事や習わしなどについて、本来持っていた意味を見つめ直すいい機会になるのではないかと私は思っています。あまり「商い」などに振り回されず、文化、伝統の本質を理解した上で、それらを大切にしていきたいものですね。

 

(技術戦略・西日本担当理事  細川 顕仁)

 

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【2】トピックス

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「技術戦略部長・各課長より新年のご挨拶」

 

 新年おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 本年は、4月には技術戦略部創設10周年、6月にはJS技術開発実験センター開所20周年を迎える『JS技術戦略部アニバーサリー・イヤー』であり、また、平成29年度から5ヶ年度を計画期間とするJS技術開発基本計画、基礎・固有調査研究の中期計画の最終年度という節目の年でもあります。

 「丑年」は、牛のゆっくりとした歩みから、一歩一歩着実に物事を進めることが大切な年と言われています。私たちJS技術戦略部も、一歩一歩着実に調査研究を進め、着実に成果を生み出す一年として参りたいと思います。

 

(技術戦略部長 橋本 敏一)

 

 

 

  いつもメルマガをご欄頂きありがとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

   技術開発企画課では、水処理、防食、ICT/AI等に関する試験研究/技術開発に加えて、JS新技術導入制度の運用や技術開発実験センターの管理・運用等、技術戦略部全体のマネジメントの一部を担っています。

  今年は、「JS技術開発基本計画(4次計画)」が最終年度を迎えます。単に「こういう研究/開発を実施した」に留まるのではなく、「成果をどのように我が国の下水道界へ還元できるか」に重点を置いた取り纏めを図ります。

  当方の職場を含む1都3県への緊急事態宣言発出で幕を開けた年となってしまいましたが、皆さまが健康に過ごされ大過なく業務を進められますことをお祈りして、新年のご挨拶とさせて頂きます。

 

(技術開発企画課長 糸川 浩紀)

 

 

 

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

 技術基準課は、基準図書の改定ならびに職員研修を行っています。

 1月8日に1都3県に対して緊急事態宣言が再発令され、接触機会を減らすため企業に対して「出勤者数の7割削減」を目指すとしてテレワークの推進が求められています。JSにおいても職場における感染防止と事業の継続の両立を目指していますが、この取り組みは働き方の見直しのために行う対策と相通ずるところがあります。

 JS職員が職場以外の場所でも今までどおり仕事ができる環境整備の一環として、基準図書の電子データ化の促進、WEB会議を活用した研修等によりJSが提供する成果物の品質確保に貢献したいと考えています。

 

(技術基準課長 若尾 正光)

 

 

 

 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 本年も引き続き、汚泥処理全般に係る省エネ化・低コスト化に関する技術や下水道資源有効利用の技術の開発を行うとともに、実施設への導入促進に向けて積極的な取り組みを進めてまいります。社会全体における環境保全、資源有効利用への意識は高まりつつあり、また、共同化・広域化により事業フレーム見直しが行われることを機として、汚泥など下水道が保有する資源の利活用検討が増えていくことも想定されます。これらを含めまして、下水道事業における諸課題解決に向けた支援につきましても取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。

 

(資源エネルギー技術課長 桑嶋 知哉)

                        

                        

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「JS技術開発実験センターに新しく実験棟と汚泥処理実験プラントが完成しました。」

 

 JS技術開発基本計画(4次計画)及び基礎・固有調査研究の中期計画に基づく施設整備の一環として、JS技術開発実験センター内で整備を進めていた「実験棟」が昨年9月に、「活性汚泥処理実験プラント」が同12月に完成しました。

 実験棟は、基礎・固有調査研究におけるプラント実験等を行うための鉄骨造平屋建・床面積390m2の施設で、JS技術開発実験センターの西実験ヤードに建設しました(下記図1参照)。

 活性汚泥処理実験プラントは、処理能力50m3/日×2系列からなる標準活性汚泥法を基本処理方式とする実験施設で、各種調査研究で活用可能な設備構成となっています(下記図2参照)。上記の実験棟内への設置を12月に完了し、1月中旬に実下水(最初沈殿池越流水)による運転を開始したところで、当面の期間、JSの固有調査研究で実施するAIによる水処理運転の自動制御に関する検討の主たる舞台となります。

 なお、実験棟では、活性汚泥処理実験プラントの他にも複数の実験装置(アナモックス処理実験装置、コンポスト実験装置等)の整備を進めており、順次これらを活用した研究に着手する予定です。

 

※ JS技術開発実験センターは、栃木県真岡市に位置しており、隣接する真岡市水処理センタ

 ーより供給される分流式下水を用いた実験が可能な施設で、JS独自の基礎・固有調査研究に

 関する実験や民間企業等との共同研究の実験フィールドとして活用されています。

 (詳細はHPへ⇒ https://www.jswa.go.jp/g/g6/g6.html )

 (参照図⇒ https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/231-4.pdf

 

                             

(技術開発企画課)

 

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【3】下水道情報

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よく見かける下水道用語「固形物回収率」 

 

 本号では、汚泥処理でよく聞く「固形物回収率」についてとりあげたいと思います。汚泥処理では、その過程で“水分を多く含む汚泥”を“水”と“固形物”に分離させる(=汚泥から水を取り除いて減容化する)ために、濃縮や脱水などの処理を行っていますが、「固形物回収率」は、汚泥処理や水処理も含めた設備能力の検討に必要となり、維持管理においても有用な運転指標となります。

 ここで言う「固形物」は水中に懸濁している物質を指し、ふつうは「浮遊物質(SS)」を指標として使用します。つまり、「固形物量」と言う場合、懸濁物質の乾燥重量を意味します。

 濃縮や脱水等の汚泥処理工程では・・・

 

▼続きはHPで↓

 https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/231-1.pdf

 

(資源エネルギー技術課)

 

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【4】下水道よもやま話

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「遠隔臨場、無駄が省けますよ」

 

 お読みいただいてありがとうございます。コロナ禍での業務お疲れ様です。

 皆さん遠隔臨場をご存知ですか。少し前までは、ICT(情報通信技術)を活用した施工管理と言っていたものを国土交通省は、昨年3月に「遠隔臨場」として試行要領案を発出し、5月には新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策、発注者の現場への移動時間の削減及び受注者の立会調整時間等の削減を目的として、全国において約100工事で試行実施するとの発表がありました。

 JSも試行から得られた知見と国土交通省の試行要領案を参考に・・・

 

▼続きはHPで↓

 https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/y/pdf2/y210.pdf

                

(技術戦略部 調査役(基準) 松山 幹夫)

 

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【5】国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(12月分)

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日付 キーワード URL (※PDFは別ウィンドウで開きます)
12月4日 英 下水汚泥貯蔵サイロ爆発
  https://news.livedoor.com/article/detail/19324982/
12月7日 ベトナム国ハイフォン市 北九州市ゆるキャラ 
 

https://www.nna.jp/news/show/2126648

12月8日 JETRO 海外サプライチェーン多元化等支援事業 下水道弁等
 

https://www.viet-jo.com/news/nikkei/201207185120.html

12月11日 日本・インドネシア環境ウィーク  
  http://www.env.go.jp/press/108757.html
12月11日 韓国環境部 世界の水問題解決を摸索
  https://japanese.joins.com/JArticle/273285
12月14日 UNIDO支援事業 ミャンマー 膜ろ過実証事業 
  https://www.gomutimes.co.jp/?p=159615
12月21日  富士通 豪NZ 下水管理システム販売
  https://www.nna.jp/news/show/2131021

 

(国際戦略室)

 

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【6】国際戦略室からのお知らせ

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「JS国際業務の最近の動き」

 

 今回のメルマガでは、JS国際業務の最近の動きとして、タイ王国下水道公社(WMA)とJSとの協力関係についてと第3回AWaP(Asia Wastewater Management Partnership)運営委員会についてご報告したいと思います。

 

 1.WMAとの協力関係(協力内容のアクションプラン作成に向けて)

  JSとWMAは、2020年2月26日付で7項目の協力内容に関する協力覚書を締結しました。協力範囲は・・・

 

▼続きはHPで↓

 https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/231-2.pdf

 

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「いざカンボジア王国へ! 2021年1月」

 

 カンボジアから、新年明けましておめでとうございます。例年であれば、穏やかな年をお迎え……と書くところですが、今年の日本はどのような感じで正月を迎えられたのでしょうか。

 こちらの状況を心配していただくことも多いので、カンボジアのCOVID-19の状況を報告しておきたいと思います。カンボジア保健省の発表では、1月15日時点で426人の感染者が報告されており、381人が回復しているとのことです。このほとんどがカンボジア国外からの流入事例です。昨年11月末にほぼ初の市中感染が確認報道され・・・

 

▼続きはHPで↓

 https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/231-3.pdf

 

(国際戦略室)

 

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【7】編集後記

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 皆様、お正月はどのように過ごされましたでしょうか?私の正月は、1日にニューイヤー駅伝、2日と3日は箱根駅伝をここ10年程見続けております(もちろんTVで。)。今年の駅伝は複雑な思いで見ていました。選手にとって、このコロナ禍の1年は練習もままならないなど、例年になく厳しいものだったでしょう。もうこの1年だけにしてほしい、一日も早く新型コロナ感染症が収束し、選手や関係者の皆さんが万全の状態で試合に挑めますようにと願ってやみません。

 さて、最近はシューズの選び方や履きこなし方でも勝敗がわかれるそうで(!?)、今年の箱根では「鬼」にように有名な日本の某メーカーのシューズを履いて疾走した選手はいなかったとか!!「シューズ」という言葉でアベベや谷口浩美選手を思い出す私。年齢がバレます・・・

※アベベ選手・・・ローマオリンピックの試合前にシューズが壊れ、裸足で走って優勝。

         後日「鬼」のように有名なメーカーがシューズをプレゼントしました。

※谷口選手・・・バルセロナオリンピックのマラソンの途中でシューズが脱げるアクシデント。

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