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技術開発

JS技術開発情報メールNo.243

 

■◇■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ JS技術戦略部 ━━━━━━
              【JS技術開発情報メール】 
                 No.243 2022.1.25
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 いつも「JS技術開発情報メール」をお読みいただきありがとうございます。
 明けましておめでとうございます。本年も引き続きメルマガをご愛読いただければと存じ
 ます。寒さもひとしお、身にしみるところですが、皆様くれぐれもお体をご自愛ください。
 それでは今月号もよろしくお願いいたします。
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【 もくじ 】
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『1』 はじめに
  ◆ ギラギラ輝いて私は夜を呑む!   (技術戦略及び西日本担当理事 細川 顕仁)

『2』 トピックス 
◆ 技術戦略部長・各課長より新年のご挨拶
◆ 「JS研究報告会」の開催について
◆ 「JS新技術セミナー」(令和3年12月1日開催) の動画を掲載しました。
(技術開発企画課)

『3』 技術情報 
◆ よく見かける下水道用語 「脱硫装置」         (資源エネルギー技術課)

『4』 下水道よもやま話
◆ 「CAPDサイクル」         (技術戦略部 調査役(DX)猪木 博雅)

『5』 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(12月分)     (国際戦略室)

『6』 国際戦略室からのお知らせ
◆ いざカンボジア王国へ! No. 6   2022年1月          (国際戦略室)

『7』 編集後記
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【1】はじめに
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「ギラギラ輝いて私は夜を呑む!」

 遅くなりましたが、皆様、新年明けましておめでとうございます。本年も本メルマガと技術
戦略部、そしてJSをお引き立てのほど何卒よろしくお願いいたします。

 早いもので、私がこのパートを担当させていただいて、これで4度目の年越しとなりました。
ネタ切れ感がありますが、今回は正月に読んだ本で納得というか、なるほどねと感じたお話。
その本の著者は元大手商社の社長なのですが、「ヒト」について色々考察しており、これから生
きていく上で非常に参考になると思い、私が共感した点を含め少し紹介させていただきます。

 『AIは人間の可能性を浮き彫りにする』・・・どうですか、この言葉。AIが進化していくと、
人間の知性を超える日が来るとかAIが人間の脳に対して優位になる日が訪れるとか、人間にと
って脅威とも取れる表現をされることがありますが、逆にこういうポジティブな言い方もでき
るんですね。この本の著者の言葉を借りれば、AIが優秀だと言っても、それは二進法をベース
とする「量」の計算においてで、現実世界の微妙に変化する「質」をAIはとらえることができ
ない。人間の「心」や「情熱」といったものは、記憶力や分析力ではなく、人間の感情や感覚
の世界に属するので、AIはそれらを分からない。それから、人間の脳は「疑う」ことはできる
が、AIはできない。「疑う」という思考は非常に重要なことで、「疑う」からこそ人類はさまざ
まなものを発明したり、危険から身を守ったりできる。「疑う」ことは人間を人間たらしめるも
の。人間が人間らしく生きていくにはどうすればいいか?そんな根源的な問いをAIは我々に突
き付けている・・・いや〜、その通り!AIが発達すればするほどヒトの価値も上がる、可能性
も広がる、そう考えましょう。自分の仕事が奪われると感じているのか、或いは身に染みつい
た仕事のやり方を変えたくないのか、DXにやや後ろ向きな人もいますが(そういうお方と現実
に遭遇したことがありますが)、ヒトにしかできない仕事へ注力できると前向きに取り組みまし
ょう。心を動かし、情熱を持って前に進み、成長していける仕事をAIはサポートするのです!

 次に是非紹介させていただきたいものが、目標の考え方。心理学の専門家によると、人は2
種類の目標を持つといいと言われているそうです。一つはこういうことを実現したいという
「become」の目標。もう一つがこういう人間になりたいという「being」の目標。「become」
の目標は仕事でもよく立てると思いますが、その目標だけを目指していると、達成してもその
後が続かないとのこと。自分は人としてこういう存在になりたい、こういう生き方をしたいと
いう「being」の目標を同時に持っている人は、「become」の目標だけで進む人に比べて、伸
びしろが全く違ってくるそうです。なぜなら、「become」の目標だけであれば自分のことにし
か目がいきませんが、「being」の目標を持つと、自分が社会のなかでどのような存在でいたい
かという、一段上の次元にベクトルが向くから。「being」の目標を突き詰めていけば、人や社
会のためにどう自分が役に立つのかという思いや発想が自然と湧いてくる・・・そうですね。
人も組織も同じ。受注額や予算の確保額など目標を設定して仕事に励む・・・それは何のため?
単に儲けのため?自分の評価を上げてもらうため?それだけ?そうじゃないですよね(そう思
いたい!)。

 まだまだ紹介したい言葉は沢山ありますが、今回はこの2つに止めておきます。ヒトってや
やこしくて面倒臭くって、でもヒトについて考えることは面白いですね。私は読書家でもなく、
どちらかと言えば本を読むのは苦手なのですが、気の持ちようというか関心度が高いものはあ
っという間に読み終えてしまいます。これぞヒト。今年も色んなものに興味を示し、顕かにヒ
トらしく変なこと・アホみたいなことも含め色々考え、そしてその一部をこの場で紹介させて
いただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 最後に一言、『好奇心を失うのは死ぬ時でいい!』・・・失礼しました。
(タイトルと本文は全く関係ないじゃないかって?・・・うっせぇわ!・・・これもボカロじゃ
なくてヒトやないか〜(分かる人は笑ってやって下さい)・・・度重なる失礼、誠に申し訳ござ
いませんでした。)

                 (技術戦略・西日本担当理事  ホソカワ アキヒト)
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【2】トッピクス
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・技術戦略部長、各課長より新年のご挨拶

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
本年は、十二支では「壬寅(みずのえとら)」にあたりますが、「壬」には新しい生命の誕生、
「寅」には春が来て草木が成長するという意味があるそうです。
JSでは、本年4月より2022〜2026年度を計画期間とする新たな中期経営計画がスタートす
るとともに、11月には設立50周年を迎えるなど、次の50年に向けた新たな始まりの1年と
なります。私たち技術戦略部でも、新技術の開発・活用に係る新たな計画を策定するとともに、
BIM/CIMの活用促進などをさらに進めるなど、次の5年、50年に向けて、着実な一歩を踏み
出して参りたいと思います。
(技術戦略部長 橋本 敏一)

 

 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
気候変動、デジタル社会、新型コロナウイルスの感染拡大など日本は新たな時代に変わろう
としています。
急な変化に取り残されないためにも、昨年に引き続き、DXの推進に取り組んでいきたいと
考えております。
新年早々オミクロン株が猛威を振るっていますが皆様におかれましてもくれぐれもご留意い
ただきたく存じます。
(技術戦略部次長 兼 技術基準課長 井上 剛)

 

 いつもメルマガをご覧頂きありがとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
技術開発企画課では、各種水処理、ICT/AI、コンクリート防食等に関する調査研究を進めて
きましたが、現行の「JS技術開発基本計画(4次計画)」が3月末で期間終了し、4月からは新
たな計画に基づき実施していくことになります。この5ヶ年度の研究成果を取り纏めると共に、
心機一転、新たなテーマにも取組んでいく1年となります。引続きよろしくお願いいたします。

                          (技術開発企画課長 糸川 浩紀)

 

 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
資源エネルギー技術課では、引き続き汚泥処理全般に係る省エネ・低コスト技術や下?道資
源有効利?の技術開発を?うとともに、実施設への導?促進に向けた取り組みを進めてまいり
ます。
近頃では脱炭素社会の実現に向けた社会的機運が高まっていますが、2050年カーボンニュー
トラル達成に向けては、この5年間、10年間の取組が重要であり、脱炭素社会への貢献として
下水道の役割や目指すべき方向性について皆様と一緒に考えていきたいと思っていますので、
よろしくお願いいたします。
(資源エネルギー技術課長  新川 祐二)
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・「JS研究報告会」開催について

 JS技術戦略部が2017年度から2021年度までの5か年度にわたり実施してきました調査研究
の成果をご紹介します。

 ・日  時:  令和4年2月25日(金)13:30〜16:50
・開催方法:  Zoomウェビナー
・定  員:  500名
・参 加 費:  無料

 【お申込み方法等の詳細】
▼ 申込方法:以下URLからご登録をお願いいたします。
https://jswa-go-jp.zoom.us/webinar/register/WN_sARKOqSwTQ2SoJGU9qzaig
※登録と同時に、登録されたメールアドレス宛にZoomの接続先が自動送信され
ますので、必ずご確認いただきます様お願いいたします。

▼ JS研究報告会パンフレット
https://www.jswa.go.jp/g/g04/pdf/seminar20220225.pdf
 
▼ 資料は、後日お知らせします。

  ▼ お問合せ
ご不明な点等ございましたら、技術戦略部までメールでお問合せください。
gikai@jswa.go.jp
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・「JS新技術セミナー」(令和3年12月1日開催) の動画を掲載しました。

 12月1月に開催しました「JS新技術セミナー」の動画を、JSホームページ に掲載いたし
ました。

▼「JS新技術セミナー」動画
https://www.jswa.go.jp/g/g04/g04-seminar20211201.html

▼技術戦略部「セミナー・報告会」ページ
https://www.jswa.go.jp/g/g04/g04semi.html

 セミナーに参加できなかった方はもちろん、再度視聴されたい方にもぜひご覧いただければと
思います。皆様が抱えていらっしゃるニーズや課題等に対して、解決の一助となりましたら幸い
です。

 ※ご不明な点等ございましたら、技術戦略部までメールでお問合せください。
gikai@jswa.go.jp

                                 (技術開発企画課)
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【3】下水道情報
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よく見かける下水道用語 「脱硫装置」 

 今回は汚泥消化設備で設置される「脱硫装置」について取り上げます。
脱炭素社会実現に向けた省エネ・創エネの取り組みや、下水道資源の利活用を考えるとき、
下水汚泥の「消化」は一つの有効な選択肢となります。汚泥は消化により有機物が分解される
ため減量化・安定化することができ、さらに、発生した消化ガスは消化タンクの加温用燃料や
ガス発電、都市ガスへの供給等に用いることができます。ただし、消化ガスには・・・

▼続きはHPで↓
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/243-1.pdf

                              (資源エネルギー技術課)
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【4】下水道よもやま話
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「CAPDサイクル」

 皆さんは、CAPDサイクルをご存知ですか?実をいうと、私も半年ほど前、初めて知りました。
下水道事業は建設から管理の時代を迎え、何もないところから計画するのではなく、現在ある施
設の管理を起点として事業を考えていくという視点のもと、現状を確認(Check)するところか
ら事業を進める姿勢を示したもの、つまりPDCAサイクルのスタート位置がPではなく、Cから
に変わったものがCAPDサイクルです。国土交通省では・・・

▼続きはHPで↓
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/y/pdf2/y222.pdf

                     (技術戦略部 調査役(DX) 猪木 博雅)
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【5】国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(12月分)
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日付        キーワード            URL

12月1日            日本企業 水ビジネス
                            https://newswitch.jp/p/29810

12月2日            下水 オミクロン株 スペイン
                            https://www.jiji.com/jc/article?k=2021120200713&g=int

12月2日            水ビジネス 神鋼環境ソリューション JFEエンジニアリング
                            https://newswitch.jp/p/29819

12月16日          ベトナム 韓国 協力強化
                            https://www.viet-jo.com/news/politics/211216123759.html

12月17日          住友商事 中国山東省 水インフラ事業
                         https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000785.000000726.html

12月23日          ベトナム 日本 環境ウィーク
                            https://www.env.go.jp/press/110350.html

12月27日          ベトナム UNICEF 農村部のきれいな水普及率
                            https://www.viet-jo.com/news/social/211223132953.html

12月28日          ベトナム JICA 円借款貸付契約調印 ホーチミン市
                            https://www.jica.go.jp/press/2021/20211228_10.html

                                   (国際戦略室)
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【6】国際戦略室からのお知らせ
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「いざカンボジア王国へ! No. 6   2022年1月」

 新年明けましておめでとうございます。新型コロナウイルスの新たな株が流行していますが、
皆様におかれましてはお変わりありませんでしょうか。今年こそは皆様が気楽にカンボジアへ
来られるような年になってほしいです。
さて、2019年4月から2023年4月1日までの本プロジェクトもあっという間に後半戦に入
っています。状況はどうかと言いますと・・・

▼続きはHPで↓
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/243-2.pdf

                                   (国際戦略室)
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【7】編集後記
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先日ウォーキングをしていましたら、道沿いに葉牡丹の鉢植えが並べられていました。大きな
一凛ものからカラフルな寄せ植えなど。寒空で色のない砂利道をパッ!と色鮮やかに彩ってい
ました。ご存じのとおり、葉牡丹は花ではなく葉っぱ。アブラナ科のキャベツの仲間で、もと
もとは江戸時代に食用でヨーロッパから輸入されたのですが、なぜか観賞用に改良されたそう
です。輸入されたものが相当綺麗だったのか、それとも食欲を削ぐようなグルテスクな色だっ
たのか…定かではありませんが、園芸ブームに沸く江戸時代に色や形の改良が重ねられていっ
たそうです。ちなみに食用のキャベツが本格的に栽培され始めたのは江戸時代末期からで、明
治期に西洋料理と一緒に食べられるようになってから人気が出だしたとか(銀座の洋食屋さん
がカツレツに生のキャベツの千切りをそえたことなどから)。この季節に咲く葉牡丹。冬の風
物詩ですね。
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【読者の皆様にお願い】
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