地方共同法人日本下水道事業団Japan Sewage Works Agency

サイト内検索

ホーム > JS-TECH 〜基礎・固有・技術開発の扉〜 > メールマガジン > メルマガバックナンバー > JS技術開発情報メールNo.244

技術開発

JS技術開発情報メールNo.244

 

■◇■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ JS技術戦略部 ━━━━━━
              【JS技術開発情報メール】 
                No.244 2022.2.22
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■◇■
 いつも「JS技術開発情報メール」をお読みいただきありがとうございます。
 本日2月22日はニャンニャンニャン「猫の日」であるのはご存じと思いますが、「世界
 友情の日」でもあるそうです。先日冬のオリンピックが閉幕しましたが、アスリート同
 士がお互いの健闘を称えあい、国境を越えた友情を育んでいる姿に感動しました。
 次のパラリンピックも素晴らしい大会になりますように。
 それでは2月号をお届けします。
■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 もくじ 】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□
『1』はじめに
 ◆ 「JS-TECHの水先案内人(第10回)」
    〜最終回・5年間を振り返る〜         (技術戦略部長 橋本 敏一)

『2』トピックス 
◆ 「JS研究報告会」の開催について             (技術開発企画課)

『3』技術情報 
◆ よく見かける下水道用語 「空洞・陥没」         (技術開発企画課)

『4』下水道よもやま話
◆ 「工事現場での温室効果ガス削減」
(技術戦略部次長 兼 技術基準課長 井上 剛)

『5』研修センターからのお知らせ
◆ 「令和4年度 オンライン研修の実施計画について」     (研修センター)

『6』編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】はじめに
◆----------------------------------------------------------------------------------------------◆
「JS-TECHの水先案内人(第10回)」
〜最終回・5年間を振り返る〜

 いつもJS技術開発情報メールをご愛読いただきましてありがとうございます。

 JSでは、現在、2022(令和4)年度からの5ヶ年度を計画期間とする、第6次中期経営計
画について、パブリックコメント(JS初の試み)で皆さまより頂いたご意見などを踏まえ、
最終段階の検討を進めているところです。

 ここで、本年度までを計画期間とする第5次中期経営計画(以下「5次中計」)の5年間
(2017〜2021年度)を振り返り、印象に残る出来事を三つあげると、一つ目は、1年目の
2017年12月に天皇退位の発表がなされ、2019年4月に今の天皇陛下が即位、平成から令
和に改元されたことです。平成初の新入社員として、平成元年4月にJSに入社した私とし
ては、時の流れを感じさせられた出来事でした。二つ目は、この5年間、2017年の九州北
部豪雨に始まり、2018年の西日本豪雨、2019年の東日本台風、2020年の熊本豪雨など、
毎年のように大規模な浸水被害が発生し、下水道施設も各所で甚大な被害を受けたことです。
別添図1にも示しましたが、このような被害の発生間隔が短くなり、地球温暖化による気候
変動の影響を実感する出来事でした。

 最後の三つ目は、言うまでもありません。2020年から今日に至る新型コロナウイルスによ
るパンデミック(世界的流行)の発生です。欧州などではエンデミック(地域的流行)に移
行しつつあるとの議論もあるようですが、わが国では、年明け以降、オミクロン株が猛威を
振るい、いまだ出口は見えていないように思われます。人類の歴史は感染症との戦いであり、
これまでも、別添表1に示す中世における黒死病(ペスト)や第一次世界大戦末期のスペイ
ン風邪(インフルエンザ)などのパンデミックは、その後の世界に大きな影響を及ぼしてき
ました。また、下水道も、コレラなどの水系感染症への対策として、整備・普及拡大が進め
られてきました。せめて今回の新型コロナウイルスのパンデミックが良い面での社会の変化
・変革を世界に及ぼすことを期待しているのは私だけでしょうか。

 さて、偶数月に私が担当しております本コーナーでは、一昨年の6月以降、「JS-TECHの
水先案内人」と題し、JS自らが調査研究テーマを設定し、自らの財源で行っている「基礎・
固有調査研究」の概要を9回にわたり紹介して参りました。

 基礎・固有調査研究は、5次中計に示す2つの役割である「下水道ソリューションパート
ナーとしての総合的支援」、「下水道ナショナルセンターとしての機能発揮」を着実に果たす
ため、主に受託建設事業における調査研究成果の活用などを通じて、地方公共団体に成果還
元を図ることを目的として、「基礎・固有調査研究の中期計画」に則り実施してきました。
この中期計画の計画期間は、5次中計と同じため、今年度が最終年度となります。

 これまでに本コーナーでご紹介できなかったテーマもありますが、5年間で別添表2に示
す14テーマの調査研究を実施し、一定の成果が得られました。基礎・固有調査研究の成果
については、これまでも毎年発刊しているJS技術開発年次報告書のほか、下水道研究発表
会での発表を通じて発信してきましたが、現在、5年間の調査研究成果を総括した報告書の
作成に担当職員一丸となって取り組んでいます。この報告書については、JSのホームページ
上で公表する予定としておりますので、その際には本メールマガジンにて改めてお知らせし
たいと思います。また、調査研究成果の情報発信の一環として、2月25日午後に「JS研究
報告会」をWEBにて開催いたします。この後のご案内をご覧頂き、是非ご参加ください。

 技術戦略部では、現在、次年度からの新たな5ヶ年度の技術開発・活用に係る基本計画の
策定を進めています。そこでは、脱炭素社会の実現に向けた貢献と持続的な下水道事業経営
への貢献の二つが技術開発・活用の大きな柱となる予定です。詳細は4月以降のご紹介とな
りますが、新たなJS技術開発の取組みに是非ご期待ください。

 最後になりましたが、これまで「JS-TECHの水先案内人」をお読み頂きまして、ありがと
うございました。

 ※別添図・表
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/244-2.pdf

 ※JS技術開発年次報告書
https://www.jswa.go.jp/g/g01/g4g/nenjihoukokusho.html

 ※下水道研究発表会での発表
https://www.jswa.go.jp/g/g01/g4seika/g4seika.html

                            (技術戦略部長 橋本 敏一)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2】トッピクス
◆----------------------------------------------------------------------------------------------◆
・「JS研究報告会」の開催について

 先日よりご案内しております、技術戦略部主催の「JS研究報告会」は、今週金曜日の開催
です。2017年度から2021年度までの5か年度にわたり実施してきました調査研究の成果を
ご紹介します。
なお、ご参加の登録は2月24日(木) 12:00まで受付いたしますので、是非、ご登録の上
ご参加いただければと存じます。

 ・日時  : 令和4年2月25日(金)13:30〜16:50
・開催方法: Zoomウェビナー
・定員  : 500名
・参加費 : 無料

 【お申込み方法等の詳細】
▼ 申込方法:以下URLからご登録をお願いいたします。
https://jswa-go-jp.zoom.us/webinar/register/WN_sARKOqSwTQ2SoJGU9qzaig
※登録と同時に、登録されたメールアドレス宛にZoomの接続先が自動送信され
ますので、必ずご確認いただきます様お願いいたします。

  ▼ JS研究報告会パンフレット
https://www.jswa.go.jp/g/g04/pdf/seminar20220225.pdf
 
▼ 報告会の発表資料
2月24日(木)にご登録いただいたメールアドレス宛へ、資料をダウンロードするURL
をお送りいたします。

  ▼ お問合せ
ご不明な点等ございましたら、技術戦略部までメールでお問合せください。
gikai@jswa.go.jp
(技術開発企画課)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【3】下水道情報
◆----------------------------------------------------------------------------------------------◆
よく見かける下水道用語「空洞・陥没」

 「空洞・陥没」という言葉を聞くと、2016年8月に福岡市博多区の駅前交差点で発生した
陥没事故や2020年10月に東京都調布市の市道で発生した陥没事故を思い出される方が多い
と思います。どちらも、地下深くにおいて地下鉄や高速道路を建設するため、トンネル工事を
していた際に発生した事故であり、施工方法による人為的要因と特殊な地盤構造(自然的要因)
が複合的に作用して空洞ができ、最終的に道路面の崩壊による陥没の発生につながったと推定
されています。これら陥没事故における陥没発生要因の詳細や・・・

▼続きはHPで↓
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/244-1.pdf

                                 (技術開発企画課)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【4】下水道よもやま話
◆----------------------------------------------------------------------------------------------◆
「工事現場での温室効果ガス削減」

 ここ1年、温室効果ガスの削減について考えています。私共が主に検討している温室効果
ガスの削減方法は下水処理過程での創エネ、省エネですが、これは従来から常に検討し続け
ている永遠のテーマです。最近は更に範囲を広げ、建設工事の施工中に発生している温室効
果ガスの削減方法について調べています。これと言ってなかなかいいものがないのが現状の
ようですが、ゼネコンへのヒアリングなどにより得られた情報を少し紹介します・・・ 

▼続きはHPで↓
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/y/pdf2/y223.pdf

                     (技術戦略部次長兼技術基準課長 井上 剛)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【5】研修センターからのお知らせ
◆----------------------------------------------------------------------------------------------◆
「令和4年度 オンライン研修の実施計画について」

 日本下水道事業団研修センターでは、「第一線で活躍できる人材の育成」を目標に、下水道
のライフサイクルを網羅する、計画設計、経営、実施設計、工事監督管理、維持管理、官民連
携・国際展開の6コースについて、専門的知識が習得できる各種専攻を設定しております。
現在、研修センターでは、従来からの宿泊型研修のみならず、新型コロナウイルス感染症の
感染拡大防止、遠隔地の地方公共団体の方々や業務の都合により長期の研修受講が難しい方々
の研修機会確保といった観点から、オンラインによる研修の充実に取り組んでおります。
今後とも皆様に支持される魅力ある研修であり続けられるよう職員一丸となって努力して参
ります。一層のご支援、ご活用のほどよろしくお願いいたします。
今回は、令和4年度オンライン研修の実施計画について紹介いたします。

▼「令和4年度 オンライン研修一覧」はHPで↓
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/244-3.pdf

その他詳細等につきましては、日本下水道事業団ホームページをご参照ください。
https://www.jswa.go.jp/kensyu/index.html

                                 (研修センター)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【6】編集後記
◆----------------------------------------------------------------------------------------------◆
今週の金曜日、2月25日は「JS研究報告会」の開催日でございます。ZOOMウェビナーでの 
開催で、参加は無料でございます。是非、ご登録の上ご参加いただければと思います。
▼ 申込(登録)は以下URLからお願いいたします。
https://jswa-go-jp.zoom.us/webinar/register/WN_sARKOqSwTQ2SoJGU9qzaig
最近、この度の「JS研究報告会」のように、ウェビナーの開催やWEB会議への参加が増え  
てまいりました。WEB、ウェブ…なかなか慣れません…。いまだに挙手するつもりが「いい
ね!」をしてしまったり、カメラを切り忘れてぼーっとした顔をご披露してしまったりと。
きっと皆さんもたくさん「WEB会議あるある」をお持ちでいらっしゃるでしょう。
っとぉー!またミュートを忘れてたぁー…ケラケラ笑い声が…
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※今月号は「国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き」と「国際戦略室からのお知らせ」
をお休みいたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【読者の皆様にお願い】
◆----------------------------------------------------------------------------------------------◆

*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....

◇このメルマガへの感想・お気づきの点はmailto: gikai@jswa.go.jp
◆このメルマガは、登録された国及び地方公共団体へ配信しています。
◇新規登録、配信停止および登録情報の変更はmailto: gikai@jswa.go.jp
◆日本下水道事業団ホームページへは https://www.jswa.go.jp
メルマガバックナンバーもご覧になれます。

*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....

JS技術開発情報メール
発 行:JS技術戦略部 
◆Copyright (C) 2022 日本下水道事業団