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技術開発

JS技術開発情報メールNo.248

 

■◇■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ JS技術開発室 ━━━━
 【JS技術開発情報メール】  No.248 2022.6.28
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いつも「JS技術開発情報メール」をお読みいただきありがとうございます。
6月に入り、私の大好きな紫陽花が咲き始め、道中を色鮮やかに彩ってくれて
います。花に負けじと華やかな気持ちでメルマガ6月号をお届けいたします。
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【 もくじ 】

『1』 はじめに
◆ 「初夏から梅雨、そして梅雨明けへの季節の移ろいの下で感じたこと」
(技術開発室長 弓削田 克美)

『2』 技術情報 よく見かける下水道用語           
◆ 「BIM/CIM その2」               (DX戦略部)

『3』 下水道よもやま話          
◆ 「漢字の下水道用語、どこまで中国で通用するんでしょう?」
(技術開発室 総括主任研究員 糸川 浩紀)

『4』 国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(5月分)(国際戦略室)

『5』 国際戦略室からのお知らせ
◆ 「ヒジュラ暦(Hijrah)1443年のイドゥル・フィトゥリ
― ジャカルタ放浪記(2)−」          (国際戦略室)

『6』 編集後記

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【1】はじめに 
「初夏から梅雨、そして梅雨明けへの季節の移ろいの下で感じたこと」

 先日、平年より1日早く沖縄地方の梅雨明けが宣言されたばっかりなのに、九州
南部・東海・関東甲信でも梅雨明けが発表されました。平年より大幅に早い梅雨明
けで、九州南部では67年前、東海では59年前の記録には届かない観測史上第2位
の記録ですが、関東北陸は2018年の6/29より2日早く観測史上一番早い梅雨明け
となりました。ちなみに九州南部と東海の第1位の年の概ね梅雨の期間に相当する
6〜7月の降水量は109と103(平年を100として)と平年より少し多め、一方
2018年の関東甲信の6〜7月の降水量は89で少なめでした。今年6/26までの降水
量は鹿児島486.5mm名古屋117.5mm東京64mmで、6〜7月の降水量の平均値と
比較するとは鹿児島52、名古屋29、東京20となります。水不足は困りますが、
このあと1か月で帳尻を合わせるように大雨になるのはもっと困ります。
とにかく短い梅雨が終わり、夏がやってきました。

■未知との遭遇
ちょうど梅雨に入る前の頃のお話です。我が家で奇怪な現象が見られるようにな
りました(キャー)。まず保管している袋入りのしらたきの水が抜けていることが見
つかりました。なぜか隣にあった袋入りこんにゃくは無事でした。水が抜けたしら
たきは廃棄して補充分を同じ場所に保管しましたが、また袋入りしらたきだけ水が
抜けました。何が起こっている?
しばらくした後、精米した米を入れた袋から米がこぼれていることが見つかりま
した。さらに食いちぎられ歯形のついたはがきが発見されます。何かいる?(キャー)
床に目を凝らしてみると、消しゴムかすみたいな黒い物が落ちていることがわかり
ました。ここでgoogle先生に訊いてみたところ、ねずみの糞らしい。えっ!?ねずみ?
♪ドブネズミみたいに♪美しくなりたい♪ 
あの名曲が頭をよぎりました。
♪リンダリンダ♪

■我が家の40日戦争
郷里を飛び出してから、これまで鉄筋コンクリート造(RC造)の賃貸アパートを
転々としてきて、つやのある黒い虫が出ることはあっても、ねずみが出ることはあり
ませんでした。いったいどう対策するのかさっぱりわかりません。そこでまたgoogle
先生に訊いてみました。ほとんどのHPで、まず第一に出入口の穴を探して塞げとあ
りますが、RC造の壁や床に穴はたぶんないぞ、1番は飛ばして2番以降の対策を確認
します。壁沿いを移動する習性があり、よく通る壁に体を擦っているので黒くなって
いる、いわゆるラットサインを探せ!(あっ!あるやん)2か所ほどラットサインを
発見しました。また糞の数の多い場所も確認していきます。
これまでの確認で出没している場所は、日当たりがよくない北側の部屋(通称、
北方領)が中心であることを突き止めましたが、現在どこに潜んでいるかがわかり
ません。そこで北方領から食物をすべて運び出して、部屋をロックアウトしました。
糞が増えていれば北方領に潜んでいると判断できるって寸法です。結果として北方
領に潜んでいて実効支配していることが判明しました。
ここでamazonで購入しておいた兵器(?)の登場です。B4サイズの板紙で、片側
には強力な粘着物質が付着しいて、パタンと半分に粘着側を内側に谷折りできます
(いわゆる○ホイホイの屋根なしねずみ版と言った方がわかりやすいかも)。それを
ラットサインのある場所や糞が多い場を中心に配置します。さらに燻煙タイプのね
ずみ忌避剤を敵の活動時間直前に発煙開始し、照明をつけたまま(明るいと部屋の
隅を歩くはず!)北方領をロックアウトしました。発煙後36時間後に粘着物質に
くっついて動きが取れなくなった敵の身柄を確保しました。小さななやつで、ねず
みーランドで踊っているあのねずみのように蝶ネクタイや赤い服を身に着けてはい
ませんでした(当たり前か)。兵器の箱の注意書きに「身柄は燃えるゴミに出すこと」
とありましたので、パタンと型紙を谷折りにして(谷折りにしたらもう身柄は見え
ないので精神的に楽でした。この商品の谷折りが簡単にできるところが◎)、箱に詰
め込んでガムテープでぐるぐる巻きにして、翌日の燃えるゴミ収集に出しました。
戦いはまだ終わりません。まだ残党が残っているか警戒しなければなりませんし、
敵が残したもの(糞尿)処理も手がついていません。一旦床掃除をしてその一週間
後に糞がなかったので敵は単独犯で、残党はいないだろうと判じました。あとはど
れだけ北方領を拠点に活動していのか明らかではありませんが、床で発見した以外
の家具の上など複数の箇所で糞尿が発見され、掃除に明け暮れました。数週に渡り
土日の休みが全て吹っ飛びましたが、ようやく終わりが見えてきて、梅雨が明けた
6月末で北方領の解放宣言を行う予定です。

■米巨大IT企業頼りの生活を実感
我が家的には大きな騒動ですが、日本の片田舎のアパートの一室で起こった世界
的な視点で言えば極めて小さな今回の騒動で、アメリカ巨大IT企業のgoogleと
amazonに助けてもらいました。ひと昔前だったら糞の形状から侵入者の正体に当
たりをつけて、その対策を立案し手を打つまでの間、本屋や図書館に走って情報を
集めて、街の薬屋をいくつか回って兵器を購入するなど、今回のような短期決戦に
は至れず被害はもっと拡大していただろうと思うと、よい時代になったと実感しま
す。でもいつの間にか我が家も米巨大IT企業に入り込まれているんだなぁと痛感
しました(ねずみにも入り込まれましたけど)。

(技術開発室長 弓削田 克美)

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【2】下水道情報 よく見かける下水道用語
「BIM/CIM その2」

下水道用語ではありませんがNo.181号掲載「BIM/CIM」に続いての第2弾です。
最初に少し歴史を振り返ります。平成21年は建築分野を中心にBIM導入の機運
が高まり、BIM元年といわれています。土木分野では、平成24年にCIM技術検討
会が設置され、翌平成25年がCIM元年といわれています。その後、平成28年には、
CIM導入推進委員会が設置され、国を挙げての本格的な検討の枠組みが整いました。
さらに、平成30年には、土木分野、建築分野一体の枠組みのBIM/CIM推進委員会
となり、現在に至っています。
今年はCIM元年からちょうど10年目です。下水道BIM/CIM、中でも・・・

▼続きはHPで↓
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/248-1.pdf

(DX戦略部)

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【3】下水道よもやま話
「漢字の下水道用語、どこまで中国で通用するんでしょう?」

 四半世紀ほど前になりますが、邪な理由から中国語を勉強していたことがありま
す(4人でやる遊びの隠語ではなく、文字通りの方です)。NHKラジオ講座の一番
やさしいやつを6シーズン(半年×3年)ループするという、今思えば謎の学習を
続けた結果…、結局、旅行者会話に毛が生えたくらいのレベルにしかなりませんで
したが、今でも興味は持っています。
  というわけで(?)、海外へ行けてない憂さ晴らしを兼ねて、今回は、ふだん馴
染みのある下水道用語、中国語でどう言うんだろう? 漢字でどれくらい通用する
んだろう?(逆方向も同様)、という疑問を出発点に、調べてみた結果・・・

▼続きはHPで↓
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/y/pdf2/y226.pdf

(技術開発室 総括主任研究員 糸川 浩紀)

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【4】国・公共団体・企業の主に海外の水関連の動き(5月分)

日付        キーワード       URL

 5月11日  天皇陛下 水サミットで記念講演 水問題 きっかけはネパール訪問
https://www.fnn.jp/articles/-/358079

5月15日  ブラジル グアナバラ湾 水質浄化 企業に期待
https://www.afpbb.com/articles/-/3398592

5月16日  東南アジア 豪州 干ばつ 気候変動
https://spap.jst.go.jp/other_asia/experience/2022/topic_et_11.html

5月17日  大気から水 イスラエル企業 シリアで飲料水供給
https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/05/2a9bf7d60000c324.html

5月24日  中国 再生水利用 前年比18・9%増
https://www.afpbb.com/articles/-/3406231

5月26日  JTB フィリピン 給水事業支援
https://www.jwing.net/news/52225

5月27日  人気テーマランキング 水ビジネス 21位
https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/20220527-06113437-kabukei-market

(国際戦略室)

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【5】国際戦略室からのお知らせ
「ヒジュラ暦(Hijrah)1443年のイドゥル・フィトゥリ
― ジャカルタ放浪記(2)−」

 西暦2022年のインドネシアのカレンダーには、イドゥル・フィトゥリ(Idul Fitri:
ヒジュラ暦10月1日)が5月2日、及び3日の2日間に記載がありました。1日が
2回あるなんて、考えてみればおかしな話ですが、当初、全く気に掛けていませんで
したが、謎が解けました。月の満ち欠けなど、釣りに行くときぐらいしか気にしませ
んが、ヒジュラ暦では重要な要素のようです。天文学者、数学者、神学者、近隣イス
ラム諸国の関係者らで構成される、聖なる評議会が・・・

▼続きはHPで↓
https://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/mb/pdf04/248-2.pdf

(国際戦略室)

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【6】編集後記
いつも感じていましたが、私の周りには心底優しく素晴らしい人たちが存在してい
るなと。特にこの1か月は私事で恐縮ですが「色々」あり、それを実感しました。た
くさんの方々に支えていただき、助けていただき、大変お世話になりました。感謝し
ても、感謝しても、しきれないくらいです。本当に有難うございました。また、これ
までの自分の行いについて考えさせられる1か月でもありました。そんなに悪事を働
いてきたかな…プチ天罰かな…等々。これからは誠実に、清く、正しく、美しく生き
ていかねばと固く心に誓った6月でした。あるアスリートが言っていました「いくつ
になっても自分と未来は変えられる。変えられるのは自分」と。未来の誠実で真っ当
な自分を想像して…。むふふ…あ、また邪念が…
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