日本下水道事業団(JS)の業務について
地方公共団体からの出資により設立された「地方共同法人」である私たちJSでは、地方自治体からの要請を受け、全国の下水道施設の計画から設計、建設、維持管理を行っています。全国に展開する組織力を活かして、人々の暮らしに欠かせない良好な水環境の創造・保全はもちろん、突発的な災害にも対応。さらに新技術の開発・導入や国際展開、各種研修などを通じて下水道業界全体の発展に貢献しています。
下水道事業のライフサイクル
計画
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「計画業務」について
下水道事業の基本構想や下水道計画、下水道施設の改築計画の策定・見直し業務とともに、下水道事業の広域化・共同化に関する業務などを実施する業務です。
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下水道広域化・共同化って?
人口減少や節水型トイレ等の普及にともなう流入下水量の減少によって稼働率の低い下水道施設がある場合に、処理区の統廃合や汚泥の集約処理、維持管理の共同発注などを検討することで、より効率的な下水道事業の実施方法や維持管理について計画を策定します。
設計・建設
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「設計・建設」業務について
JSの各専門設計課では計画に基づいて下水道施設の設計を行ったあと、工事を発注しています。
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設計業務について深掘り
下水道施設は土木施設、建築施設、機械設備、電気設備が複合している施設です。そのため、設計業務を行うには各職種間での調整が必要となるため、プロジェクトマネージャー、土木職、建築職、機械職、電気職の各担当者で、ひとつのプロジェクトチームをつくり、業務を行っていきます。

工事管理
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「工事監督」業務について
専門設計課で発注された工事は公正な入札を経て建設会社やプラント会社など民間企業が受注します。工事監督業務は民間企業が実施している工事を管理する施工管理業務を行っています。
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施工管理業務について深掘り
施工管理業務では複数の現場を巡回して、工事監督業務を実施しています。主な業務としては、工程管理、出来形管理、品質管理、安全管理。
事前に問題を発見して事故の防止につなげたり、工事の進行を調整して工期が遅れないように尽力しています。