- 技術職
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きれいな川の水や
人々のくらしを
JSの技術で守りたい東海総合事務所
運用支援課磐田分室
(取材当時)
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PROFILE
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- 2018年入社
- 生命環境学部 環境科学科
野球観戦が好きで、大学時代は野球部のマネージャーを務めていました。プロ野球は、筋金入りの中日推し! 会社の先輩方と沖縄までキャンプを見に行ったこともあります。
仕事の原点になったのは
「美しい川を守りたい」という想い
私の地元である岐阜県には、長良川をはじめとする大きくて美しい川が数多く流れています。釣りをしたり、水遊びをしたり、幼い頃から川は私にとって身近な存在でした。そのような環境で育ったことから「水」に興味を持つようになり、大学も水や環境について学べる学部を選択。就職活動中はさまざまな業界の話を聞くなかで、水環境に関わる仕事に就きたいと考えるようになりました。日本下水道事業団(JS)に入社を決めたのは、「きれいな川を守りたい」という想いがあったからです。また、高校生のときに集中豪雨による浸水被害を目にした経験から、汚水処理だけでなく雨の排除も行う下水道事業に貢献したいと考えました。
入社後は、東日本設計センター機械設計課へ配属。ここでは、処理場に導入する機器の選定や工事の発注などの業務を行いました。もともと職種にこだわりはありませんでしたが、機械はまったくの専門外。配属が決まったときは不安ばかりで、正直少し憂鬱でした(笑)。しかし、入社後1年間は専属のチューターが付き、「機械とは」という基礎の基礎から丁寧に教えてくださったので、吸収できることはすべて吸収しようと前向きになれました。そして、入社2年目からは一人で案件を担当する機会も。トラブルなく乗り切ることができたのは、周囲の方々のサポートのおかげだと感じています。
その後、入社3年目に現在の東海総合事務所磐田分室へ配属になり、機械の維持管理を担当しています。今回の配属を自ら希望した理由は、2年間設計を経験して、維持管理の現場を理解していなければ設計も施工も満足にできないと痛感したからです。現在は施設内の機械をすべて一人で担当しているため責任は大きいですが、それ以上に自分の裁量に任されるやりがいを感じています。
維持管理の現場で学んだ経験を
施工、設計、計画に生かしていく
下水処理施設は24時間365日動いているため、常に設備の稼働状況や水質の監視が欠かせません。機械の運転・保守点検、清掃、補修、水質管理といった日常的な管理はメンテナンス業者に委託しており、その業務を監督するのが私の主な役目です。そのほか、中長期的な視点から機械のトラブル・故障の解析分析などを行うのも重要な仕事。たとえば以前、水処理で発生した汚泥の量を減らすために用いる濃縮機が、しばらく使用しない間に腐食により故障してしまったことがあります。調べてみると、機械の点検口が少ないために毎日清掃しても汚泥が取りきれず、内側に堆積してしまっていたことが判明。そこで、今後は設計・施工時に点検口の数や形を注視する必要があるという気づきが生まれました。これは、維持管理の現場を実際に目で見たからこそ気づけたこと。図面上で機械を眺めていても、実際に見なければ詳しい構造はなかなかわからないので、日々時間を見つけては場内を回って勉強しています。
今後は、維持管理を学んだ上で、施工、設計、計画とJSの業務を下流から上流まで一通り経験してみたいですね。また、お客様の視点に立って自社を見るためにも、できるだけ早い段階で地方自治体への出向を経験したいと考えています。JSでは、幅広い経験を積めるようジョブローテーションを行っているため、短期間で異動になる可能性も少なくありません。だからこそ1年1年を大切に、これからも多くのことを学んでいきたいです。
キャリアステップ
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学生時代
生命環境学部
環境科学科もともと興味のあった水に関してだけでなく、空気や生物系など環境についてさまざまな角度から学ぶことができました。
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2018.4
入社
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2018.4
東日本設計センター
機械設計課へ
配属 -
2020.4
東海総合事務所
磐田分室へ
配属 -
未来のわたし
幅広い経験が
キャリアの礎に自分には何が本当に向いているのかを見極めるため、一通りの業務を経験した上でじっくりとキャリアの方向性を定めていきたいです。
入社後の成長
2年目からは自分ひとりで案件を担当する機会も増えましたが、わからないことがあればすぐに先輩や上司に質問できる環境だったので、難しい案件もなんとかクリアできました。