電気職
電気職
電気職

下水道を通じて
安心してくらせる
社会をつくる

近畿総合事務所
兵庫事務所
(取材当時)

TOP職員紹介電気職

profile

PROFILE

  • 2013年入社
  • 工学部 応用物理学科

休日は、2歳と4歳になる男の子二人のパパとして公園に行ったり、おもちゃで一緒に遊んだり。日本下水道事業団(JS)は夏季休暇がきちんととれるので、家族と楽しむ時間に充てています。

下水道は社会に不可欠なインフラ
その重要性に気づきJSを志望

私が就職活動を行っていた2012年は、東日本大震災の翌年。普通に生活できることのありがたさを痛感し、就職するなら社会に役立つ仕事がしたい。そう考えて公務員をめざすなか、JSの存在を知りました。それまで下水道事業について気にとめたことなどなかったのですが、JSの採用担当の方から話を聞くうちに、下水道の重要性がわかり、興味を覚えました。なにより話してくださった方が生き生きとしていて、仕事のやりがいを感じられたのも、JSを志望した理由のひとつです。

入社して最初に配属されたのは、西日本設計センターの電気設計課。ここで2年間、下水道施設で使われている電気設備の設計と工事費の積算、および工事の発注を担当しました。

その後、岡山事務所へ異動。ここでは、設計部門が発注した工事の現場に赴き、工事を監督する施工管理の仕事に携わりました。具体的には、設計書がその施設の仕様に合致しているかをメーカーやゼネコンと協議しながら、工事の詳細な内容を調整。工事が始まれば、工程どおりに進んでいるか、設計書どおりに機能を発揮できるかなどを確認・調整します。

私は電気職ですが、施工管理の仕事においては電気設備の工事だけをみていればよいというわけではありません。現場では機械、建築、土木の工事がそれぞれ進行しているため、それぞれの担当と連携をとりながら、工事間の調整を行うことも大事な仕事。検討を重ねた上で、それぞれに支障を来さない最適なタイミングで工事の実施日や手順を決定していきます。赴任した当初は戸惑うことも多かったのですが、上司や先輩のサポートのもと、数多くの現場を経験することで、施工管理の知識を深められたと思っています。

社会に役立つものをつくるために
施工管理はまさに最後の砦

現在、私は兵庫事務所で電気設備の施工管理に携わっています。これまでに岡山、山口、兵庫の3つの事務所で施工管理を経験しましたが、施工管理はまさに「最後の砦」だと実感しています。確かに、設計段階で完璧に仕上げるのが理想ですが、現実には現地で微調整しなければならない事態がどうしても起こってしまいます。そうした時に現場にいる私たちがすべきことは、現場で改善策を考え対応を行うこと。現場のみの対応が困難ならば、修正のために必要な情報を的確に設計サイドに伝えること。そうすれば、設計部門が改めて検討し、より良いものに完成させることができます。そういう意味での最後の砦です。

その一例として、山口事務所での出来事が思い出に残っています。新設したばかりの雨水ポンプ場でポンプが時々作動しないトラブルが起こりました。このままでは大雨の時、肝心のポンプが動かず、まちが浸水の被害に陥るかもしれない。しかし、電気制御の問題なのか、機械的な欠陥なのか、原因がわからない。私はJSの機械担当や所長とともに何度も現場に足を運んで、原因究明に取り組みました。結論から言うと、付設していた除塵機の形状に不具合があったのが原因でした。そこにたどり着くまでに約半年。設計サイドにフィードバックし、除塵機の構造を変更してもらうことで、ポンプは正常に動くようになりました。委託団体の方からも喜ばれ、「これで安心。ありがとう」と声を掛けられた時は、地道な苦労が報われてうれしかったですね。

最終的に下水道施設を使うのは地方公共団体の方たちです。そのニーズに応え、本当に役に立つと思ってもらえるものに仕上げることが、現場にいる私たちの務め。だからこそ、それを実現できたときには大いに仕事のやりがいを感じています。

キャリアステップ

  • 学生時代

    工学部
    応用物理学科

    もともと公務員志望で公務員試験を受験。合格通知の封書にJSの資料が入っており、気になって直接電話したのが入社のきっかけ。

  • 2013.4

    入社

  • 2013.4

    西日本設計センター
    電気設計課へ
    配属

  • 2015.4

    岡山事務所へ
    配属

  • 2017.4

    山口事務所へ
    配属

  • 2019.4

    兵庫事務所へ
    配属

  • 未来のわたし

    現場経験を生かし
    電気設備の設計を

    これまで施工管理業務で培った経験と知識を生かし、設計部門に戻って、より良い電気設備の設計に取り組みたいです。

入社後の成長

入社3年目から現在に至るまで施工管理の仕事に携わり、さまざまな現場を経験。工事の進め方や完成形についての知識が深まったと思います。

OTHER MEMBERS