機械職
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下水道のプロフェッショナルとして
持続可能な水環境の保全に貢献

東北総合事務所
施工管理課
(取材当時)

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profile

PROFILE

  • 2018年入社
  • 水産学部水産学科

趣味は温泉旅行と写真撮影。入社後は東京、大阪、仙台と転勤を経験し、休日は各地の名湯や観光地を満喫しています。

海洋・河川の環境保全に関する研究から
人々の暮らしと環境を支える下水道分野に関心

私は大学時代に水産学部に在籍し、海洋・河川の環境保全に関する研究に携わっており、将来の就職先としても水域の保全に貢献したいと考えておりました。 大学の講義や業界研究などから水域の環境保全には多くの水処理技術が関わっている事を知り、そこから人々の暮らしと環境を支える下水道分野に関心を持ちました。

やがて就職活動を進めていくうちに、日本下水道事業団(JS)が全国の地方自治体と連携し、下水道や下水処理場の普及を行っていることを知りました。

JSはメーカーや地方自治体と比較し、全国各地の下水道事業に関わる事ができる点が特徴です。また、災害復旧や下水道研修、技術開発や下水道普及のための国際交流も行っており、広い視野で下水道事業全般に関与できる点に魅力を感じ、入社しました。

入社後の最初の配属は本社技術戦略部技術開発企画課(現:技術開発室)でした。 技術戦略部は主に下水道事業における新技術の開発を行う部署で、民間企業と共同研究を実施する他、地方自治体・JS・民間企業の3者が協力し、国土交通省の「下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)」など大規模な実証実験への参加を経験しました。 新技術の研究開発は水処理に関する高度な知識を求められるため、行き詰まる事もありましたが、実験結果に対するアプローチなど大学時代の経験を活かすことのできる職場でした。

入社2年目には大阪の西日本設計センター計画支援課に異動となり、処理場の改築計画の策定に2年間従事しました。 計画業務は下水道事業の上流に位置し、改築対象の選定や概算金額の算出など今後5~10年間の下水道事業を決定する重要な業務となります。

地方自治体や維持管理職員の要望を踏まえて計画を策定するため、下水道や下水処理場の知識を広く幅広く必要とします。周囲の先輩や上司に助言を受けつつも改築計画を完成させた際に自身の成長を実感することができ、学びの多い職場となりました。

工事が完成し、自治体の皆様から感謝された際の
大きなやりがい

そして、入社4年目より現在の職場である東北総合事務所施工管理課へ異動しました。施工管理課ではJSが発注した工事の監督員として工事工程の管理や安全管理、設計変更の精査や地方自治体との調整を行います。

仕事内容は主に、事務所内でのデスクワークと現場での監督業務の2種に分けられます。デスクワークでは現場受注者から提出された図面や施工計画書をチェックし、工事の円滑な進行を管理します。

機械設備は土木、電気と共に工事を行うことも多く、事前に施工タイミングの調整や機器の仕様変更が必要となる場合もあり、現場着工前から綿密な調整が必要となります。

一方、現場では工事発注者として、安全作業に配慮しつつ、工期内に工事が完成するよう、施工内容の監督を行います。機械設備の更新工事では既存の設備を一部停止して施工するケースも多く、自治体との事前調整が重要になります。

また、機械設備は精密な機器も多く、据付位置や精度が求められるため、図面や指針に沿った施工が行われているかを確認する事も重要です。時には現場と図面が整合しておらず、想定した位置に配管や配線がないケースもあるため、綿密に事前調査を行った上で現場に合わせた柔軟な対応が必要となります。

機器の製作や現場施工が遅れ、工期の延期が発生するなどイレギュラーな事態に対応する機会も多く、大変な部分はあるものの、実際に工事が完成し、自治体の皆様から感謝された際に大きなやりがいを感じます。

今後は、設計部門など未経験の仕事にも広く携わり、機械職として更に専門的な知識を身につけることで下水道事業に貢献したいと考えています。

キャリアステップ

  • 学生時代

    水産学部

    魚類の稚魚や卵を使い、化学物質の影響や毒性を調査する研究を行っていました。

  • 2018.4

    入社

  • 2018.4

    本社技術戦略部
    技術開発企画課へ
    配属

  • 2019.4

    西日本設計センター
    計画支援課へ
    配属

  • 2021.4

    東北総合事務所
    施工管理課へ配属

  • 未来のわたし

    地方自治体とともに
    下水道事業の発展に貢献

入社後の成長

入社当初は下水処理の基礎知識や各機械の構造・役割など勉強する事が多く、苦労しましたが、豊富な研修や職場のサポートより、徐々に理解し、成長することができました。

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