機械職 技術戦略部
技術基準課長
(取材当時)

profile

PROFILE

  • 1994年入社
  • 生産機械工学科専攻

2013年に鹿児島事務所に単身赴任したのをきっかけにバイクを購入。俗に言うリターンライダーです。以来、休日になるとツーリングに出掛け、オフタイムを楽しんでいます。

機械職
CAREER PATH

これまでのキャリアパス

1994年~1995年

東京支社 設計第4課(東京都)

1995年~1996年

工務部 機械課(東京都)

最初の配属先は、設計業務と工事発注業務を行う部署でした。設計業務では、設計事務所から提出された検討書が委託団体の要望が反映されていること、さまざまな基準に基づいた検討が適切に行われていることを監督します。一方、工事発注業務では、設計業務の検討結果に基づいた内容の工事を建設業者に発注して、機器製作までの監督を行います。入社当初はわからないことだらけでした。入社1年目の終わり頃、いろいろな方に教えを請いながら作成した初めての設計書に、上司が印鑑を押したことは今でも思い出します。

1996年~1999年

茨城工事事務所(茨城県)

初めての異動で、勤務地は東京から茨城に。茨城工事事務所では、初めて現場監督業務を行いました。水戸市内にある茨城工事事務所(現在は茨城事務所)から、茨城県内にある現場の現場監督業務を行いました。どのように機器を据え付け、安全管理をどう行うか。周りの方々に教わりながら、一から勉強していきました。

1999年~2001年

東海総合事務所(愛知県)

勤務地は茨城から愛知へ。当時の東海総合事務所は、一人の担当者が設計業務、工事発注業務と現場監督業務を担当していました。すなわち担当者は、委託団体の担当の方と検討した内容が設備として完成するまでの監督業務を一人で担当することになります。ここでの経験から、設計業務は機器の据え付けについても考慮する必要があることがわかりました。設計から現場監督業務までを一人で担当したことは、大変なこともありましたが達成感も非常に大きかったです。

2001年~2003年

福島工事事務所(福島県)

愛知から福島へ転勤。郡山市内にある工事事務所(現在は福島事務所)から、福島県内にある現場の工事監督業務を担当しました。設置されている設備を取り換える大規模な工事を担当しましたが、これからの下水道事業は管理維持の時代になると思ったことを覚えています。

2003年~2006年

東北総合事務所(宮城県)

福島から宮城へ転勤。東北総合事務所がある仙台市から、宮城県、秋田県、福島県、岩手県の工事監督業務を担当しました。東北地方は雪国のイメージがありましたが、降雪が多い地域がある一方で、降雪は少ないが最低気温が低い地域もあり、同じ雪国でも地域によって検討する内容が異なりました。工事監督業務は、地域の状況に合わせた検討を行うことが重要であることを改めて学ぶことができました。

2006年~2008年

東日本設計センター 機械設計課(東京都)

6年ぶりに設計業務と工事発注業務を行う部署に移り、勤務地も再び東京へ。新技術を採用する設計業務では、稼働している設備を含めた施設全体の検討を行いましたが、その際これまでの工事監督業務の経験が役に立ちました。設計業務は、知識と同じように経験が必要であることを実感するとともに、さまざまな経験ができる日本下水道事業団(JS)に入社したことを良かったと思いました。

2008年~2011年

事業統括部事業課(東京都)

機械設計課から事業課に異動。事業課では、設計や工事を発注するために定められた制度の改定作業などを担当しました。事業課に配属になってから2年目の2011年3月に東日本大震災が発生。被災した下水処理場の復旧業務の担当者として、4月から翌年1月まで仙台市内に設置された部署に赴任しました。

2011年~2013年

東日本設計センター 機械設計課(東京都)

仙台市内に設置された部署から再び東京の機械設計課へ。引き続き、下水処理場の復旧にかかる設計業務と工事発注業務を担当しました。

2013年~2015年

鹿児島事務所(鹿児島県)

東京から鹿児島へ転勤となり、初めての管理職として鹿児島事務所の所長に。それに伴い、初めての本格的な単身赴任がスタートしました。これまでは機械職という立場で設計業務や現場監督業務を行ってきましたが、所長の立場として土木、建築、電気職の業務内容を考えながら、総合的な判断を行う必要がありました。まだまだ、学ぶことがあると痛感しました。

2015年~2017年

西日本設計センター 機械設計課(大阪府)

鹿児島から大阪へ転勤。機械設計課長として、西日本設計センター管内の機械設備について設計業務と工事発注業務の管理を行いました。2016年4月に発生した熊本地震では、東日本大震災での経験を生かして被災した下水処理場の被害状況について現地調査を行い、復旧が速やかに行えるように設計業務と工事発注業務の管理に努めました。

2017年~2018年

東日本設計センター 機械設計課(東京都)

大阪の西日本設計センターから東京の東日本設計センターへ。機械設計課長として赴任しました。機械設計課長は設計業務、工事発注業務の審査を行うのですが、これまでに自分が携わった下水処理場の審査を行うことは感慨深いものがありました。「こうすればよかった」と思うこともありましたが…。

2018年~現在

技術戦略部 技術基準課(東京都)

機械設計課から技術基準課へ異動。技術基準課では、設計業務から工事監督業務までの技術的な基準を作成する業務を行っています。技術的な基準を作成することは、これまでの経験が生かせる業務であり、技術職の職員はいずれ携わりたいと思う部署だと思います。私たちの部署が作成する技術的な基準で下水処理場などが建設されることから、責任は重大ですが、だからこそやりがいがあります。
機械職

学生へのメッセージ

私は機械職として入社しましたが、その仕事内容は実に幅広いものです。専門職種としての仕事のほかに、さまざまな仕事に携われるチャンスがあります。現に私は、下水処理場を建設するための検討業務としてインドネシアに1週間ですが現地調査のため出張しました。入社20年を超えても新しい経験ができる職場は珍しいのではないでしょうか。いつまでもワクワクと好奇心を刺激させてくれる仕事がある。それがJSだと思います。

OTHER MEMBERS