事務職 近畿総合事務所
プロジェクト
マネジメント室
室長代理
(取材当時)

profile

PROFILE

  • 1990年入社
  • 社会学部社会学科

二人の小学生の父親であり、今は子どもとの暮らしを楽しんでいます。大阪で毎年開催されている「1万人の第九」に親子で参加したことも。家族旅行も恒例行事になっています。

事務職
CAREER PATH

これまでのキャリアパス

1997年~1999年

経理部契約課(東京都)

事務職として入社した私が最初に携わったのは、ゼネコンなどに工事を発注する際の契約事務です。入札の公告から竣工後の支払いまで一連の事務処理を執行ラインの一人として担当。執行ラインは私を含めて4名で、上司たちから指導を受けながらひとつひとつ仕事を覚えていきました。隣の席にひとつ上の先輩がいたので、なにかと心強かったですね。和気あいあいとした雰囲気の職場で、仕事後に飲みに行ったり、休日に遊びに行ったり。ゴルフを始めたのも先輩たちの影響です。

1999年~2002年

情報システム室(東京都)

初めての異動は情報システム室。今ほどインターネットが普及しておらず、パソコンも非常に高価でしたが、日本下水道事業団(JS)では職員一人につき1台のパソコンを提供しており非常に先進的でした。情報システム室と総務課が連携して社内ホームページを立ち上げることになり、私とひとつ下の後輩が担当することに。いろんな書籍を読み漁ってソフトウエアを選定し、試行錯誤しながらどうにかオープン。開発担当者として、運用開始の説明を役員会で行った時は緊張のあまりタジタジに。今となっては良き思い出です(笑)。

2002年~2005年

企画総務部人事課(東京都)

人事課に異動し、給与計算の事務を担当。私が配属された2002年4月は新しい給与システムを導入するタイミングでした。通勤手当や扶養手当、家族手当などをウェブ上で個人が申請するシステムを搭載していたのですが、誰もが使い慣れておらず大混乱。加えて、給与制度が複雑だったため、システム自体もうまく対応できておらず、結局、給与の支払日直前は職場に缶詰で作業。その後、システムを開発したベンダーとの窓口となってシステムの改良・保守業務にも携わりました。

2005年~2006年

企画総務部会計課(東京都)

同じ企画総務部の中で会計課に異動し、社内の契約、予算業務を担当。具体的には、事務所の賃貸契約やシステムの保守契約、公用車の購入契約などです。また、物品の購入や資産管理なども担当しました。

2006年~2008年

四国総合事務所 お客様サービス課(愛媛県)

入社して初めての地方勤務。事務所は愛媛県松山市にありましたが、四国全域が業務範囲だったので、車で四国中を回りました。思い出に残っているのは、国土交通省と共催した下水道普及促進イベント。当時、四国は下水道の普及率が低く、もっと市民の方々に下水道に関心をもってもらおうと、動物園を貸し切り、楽しく下水道トークや下水道を学ぶスタンプラリーのイベントを企画しました。初めての試みで準備に忙殺されましたが、イベント当日は家族連れで大賑わい。苦労が報われ、達成感もひとしおでした。

2008年~2010年

経営企画部人事課(東京都)

愛媛から東京に戻り、2005年以来2回目の人事課勤務。2002年に導入した給与システムが陳腐化したため刷新を提案し、新システム導入を任されました。前回のようにベンダーに委託するのではなく、パッケージを購入し、自らプログラミングしてシステムを開発。これにより、保守経費の大幅削減はもちろんのこと、万一変更が発生しても、自分たちですぐに修正できるので、すばやい対応が可能になりました。かつて情報システム室でホームページの立ち上げに奮闘した経験が生かされました。

2010年~2011年

関東・北陸総合事務所
お客様サービス課(東京都)

関東・北陸エリアを対象に、地方公共団体との協定締結に関する事務を担当。四国総合事務所にいた頃も同様の業務に携わっていましたが、四国では総合職の事務職が2名しかおらず、委託団体の数も少なかったため、協定事務以外の仕事も幅広く行っていました。しかし、ここでは扱う件数が四国の4、5倍もあるため、私の仕事は協定・資金請求事務に特化していました。

2011年~2013年

関東・北陸総合事務所 契約課(東京都)

同じ事務所内でお客様サービス課から契約課へ異動。契約課ではコンサルタント会社に対しての契約事務を担当。わずか1年で仕事内容が変わりましたが、中堅社員になって仕事の大きな流れはわかっているので、それほど苦にはなりませんでした。いろいろな人に出会い、新たな学びがあるので、私にとって異動は良い刺激ですね。

2013年~2017年

近畿・中国総合事務所
お客様サービス課(大阪府)

東京から大阪へ転勤。課長代理として総務、会計事務、協定事務の統括を担当。一番の思い出は、職員の家族を職場に招くイベントを開催したこと。お父さんやお母さんがどんなふうに働いているのか、子どもたちに職場見学をしてもらうのです。若手社員を巻き込み、アイデアを募ってあれこれ企画。子どもたちのために名刺を手作りして名刺交換を体験してもらったり、縁日のようなヨーヨー釣りを用意して遊んでもらったり。ノリが良くて、おおらかな雰囲気の職場だったからこそ実現したイベントでした。

2017年~2018年

近畿・中国総合事務所 契約課(大阪府)

同じ事務所でお客様サービス課から契約課へ異動。コンサルタント会社やゼネコンなどに仕事を発注する際の契約事務を行う部署の課長代理として、全体を統括することを担当。また、部下を取りまとめて指導することも先輩職員の大事な仕事。若い職員たちから質問されると、勉強し直したり、新たに気づかされたり。自分自身の成長にもつながりました。

2018年~2020年

経営企画部 人事課(東京都)

大阪から再び東京へ。新卒採用に関する仕事や社員研修の企画を担当。新卒採用については、事務職に応募する学生が増加する一方、技術職は少子化の影響や、民間企業に流れていく傾向があり、いかに技術職の応募者を増やすかが課題でした。会社説明会では、学生への知名度が低いので、JSはどのような雰囲気で、どのような仕事をするのかをわかりやすく伝えることを心がけました。

2020年~現在

近畿総合事務所
プロジェクトマネジメント室(大阪府)

東京から再び大阪へ。地方自治体との窓口であるプロジェクトマネジメント室で、室長代理として勤務。地方自治体の窓口として、自治体ごとの抱えている問題を共有して、ひとつでも多く問題が解決することを第一に考え、下水道建設プロジェクトを遂行しています。これまで20年余りJSで働いていますが、今が最もJSの本業に近いところにいると思います。こんなに知らないことがあったのかと驚くほど。まだまだ勉強すべきことは多いと実感しています。
事務職

学生へのメッセージ

事務職というと、オフィスで座って仕事をするイメージを持たれがちですが、JSでは地方公共団体に出向いて説明したり、イベントを企画・実施したりなど、外に出て行く仕事もたくさんあります。少数精鋭で事業を行っているからこそ、若手の意見もどんどん取り入れて、実際に動いてもらう。万一、壁にぶつかったら、必ず手を差し伸べてフォローする。それがJSです。だから失敗を恐れず、いろんな仕事にチャレンジして欲しい。そう願っています。

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